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石子と羽男-そんなコトで訴えます?- (第10話/最終回・2022/9/15) 感想

石子と羽男-そんなコトで訴えます?-

TBS系・金曜ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram

第10話/最終回『不動産投資詐欺』、ラテ欄『全ての黒幕は誰だ!?マチベン執念の告発』の感想。



石子(有村架純)と羽男(中村倫也)は2件の不動産投資詐欺に多くの共通点を発見。窓口は別の会社だが、両件が同一グループによる一体的な詐欺とにらみ、被害者達に共同で訴えることを提案する。抱えた案件の調査から戻った綿郎(さだまさし)も加わり、皆で2件のつながりや詐欺と立証する糸口を探る中、被害者の1人から連絡が入る。その女性は嫌がらせの電話に疲弊しており…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:西田征史(過去作/怪物くん、妖怪人間ベム、とと姉ちゃん、信長協奏曲)
演出:塚原あゆ子(過去作/アンナチュラル、グランメゾン東京、MIU404、最愛) 第1,2,4,7,9,最終
   山本剛義(過去作/凪のお暇、コウノドリ2、わたナギ、オー!マイ・ボス!、最愛) 第3,5,6,8
音楽:得田真裕(過去作/監察医 朝顔シリーズ、家売るオンナシリーズ、アンナチュラル、インハンド、MIU404、ゴシップ#、インジビジブル)
主題歌:RADWIMPS「人間ごっこ」



こういうのを『日曜劇場』で放送すればよいのに…

見終えた最初の感想は、「こういうのを『日曜劇場』で放送すればよいのに…」だった。

さて…

あくまでも “基本的に” が大前提だが…

巨悪を追い詰めるわけでなく身近な事件を扱って、大々的に裁判シーンを見せ場にしなくて、“庶民の味方” がコツコツと積み上げて “庶民の窮地” を救うという単純明快な “マチベン” ドラマ

決して小難しい内容ではなく、一話完結でスッキリするし、明るい明日につながるようなストーリー。

それに、昨今のドラマで “男女のバディ” が主軸なら “恋バナ” 必至なのに、今作はアクセント程度に抑えて “立場の違うバディ” を貫いた

更に、オジサンたちの顔芸は要らないし、こねくり回した展開も不要で、演出もシンプル

今作のような “ドラマ” こそ『日曜劇場』にふさわしいと思う。

TBSも、今作の世間の評判に耳を傾けて、“ドラマ” の方向性を見直してほしいものだ。

"キャラの成長""関係性の変化"を丁寧に盛り込んだのは秀逸

冒頭で褒めたから、ここからはお世辞抜きの感想を書こう。

これまでも数話あったが、特に最終章の前回と今回は、“マチベン” ドラマとして案件が肥大化している点は本質的な疑問ではある。

但し、ストーリーとしてはまさに “天秤” がゆらゆら傾くように、両者の巧みな手法で先が見えない展開になっているから、結末までグイグイと引っ張るためには、これくらいは大きな話にしないと厳しかったと思う。

また、最終回に限ってことではないが、それでも最終回は特に、案件は肥大化しても、作品として “ブレ” を感じにくかったのは、脇役やゲストキャラに至るまで全部の登場人物たちが “個性的” で “差別化” されて描かれた上に、その “特徴” や “役割” が絶妙に生かされてエピソードが構成されていたからだろう。

もちろん俳優陣の演技力もさることながら、“連ドラ” として “キャラの成長” や “関係性の変化” を、ラストシーンまで丁寧に盛り込んで進めたことも、今作が一本筋が通った “連ドラ” の1エピソードとして秀逸だったと思う。

俳優さんたちの"助け"が品質の向上に大きく貢献した!

その上、今作の特徴として、意外に “俳優さん” に作品の質の部分を負わせた点も功を奏したと思う。

詳しく書くと、単純に俳優さんの知名度や人気に頼り切った安易な企画ではなく、しっかりとした脚本と演出によって管理された中で、多くの部分が “期待に応えられる俳優さん” たちによる独特なキャラづくりやアドリブ演技を期待した企画だったように思うのだ。

まあ、簡単に言ってしまえば「脚本と演出と俳優の三位一体」ということだが、決して簡単なことではないから、そこを魅せてくれたのも満足度につながったと思う。

あとがき

石子(有村架純)と羽男(中村倫也)、石子と大庭(赤楚衛二)、石子と綿郎(さだまさし)、石子の司法試験の結果、更に羽男と父・泰助(イッセー尾形)、羽男と姉・優乃(MEGUMI) など、“描き残し” はたくさんあります。

評判次第では、「続編」や「スペシャル版」は十分アリだと思うので、丁寧に作りこんで『HERO』、『リーガル・ハイ』 、『99.9 -刑事専門弁護士-』のような “人気シリーズ” に育てて欲しいです。


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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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