連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第113回・2022/9/14) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
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第113回〔全125回〕/第23週『にんじんしりしりーは突然に』の感想。
※ 本作は、2022年8月31日、NHK東京放送局で撮影が終了しました。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。
賢秀(竜星涼)と清恵(佐津川愛美)はそれぞれに相手への思いを新たに噛みしめる。そして、すれ違いつづけたふたりは、とうとう清恵の勤める店の前でばったりめぐり会った。そして賢秀は思いのたけを、真心をこめて清恵にぶつける。そしてそんな賢秀に、清恵の答えは…。暢子(黒島結菜)は、店の苦境を救える猪野養豚の豚肉と出会うことができるのか…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15,18,22週
松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12,17,19週
中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13,16,20,23週
大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9週
田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11,21週
寺崎英貴(※)(過去作/オーディオドラマ 青春アドベンチャー「嘘か真か」) 第17,19週
内田貴史(過去作/「なつぞら」助監督) 第22週
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※「崎」の漢字は本来「たつさき」
※敬称略
作品の粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくること、脚本家などの人格否定や俳優の個人攻撃が目的ではないことをご理解ください。
ほぼ内容がないから、改めて書くような感想もないが(困)
ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!
ほぼ内容がないから、改めて書くような感想もないが(困)
敢えて言うなら…
●13分過ぎまで続いた “メロドラマ風” の長台詞はどうでも良いってこと。
●ご苦労なことに、9分過ぎの竜星涼さんの中原丈雄さんへの長台詞がオンリー(台詞別録り)になっていたこと。
●竜星涼さん、中原丈雄さん、佐津川愛美さんの完全な無駄遣い/span>であると同時に、この三人でないと見るに堪えなかったと感心したこと。
これくらいだ…
賢秀の唐突で大幅な "キャラ変" には違和感しかない
では、本題に入ろう。
今回で生じた “二つの違和感” だ。
一つ目は、賢秀(竜星涼)の唐突な “キャラ変” だ。
“キャラ変” は今作のお約束だから、今さら驚かないが、流石に唐突過ぎる上に、変わり様の幅が広過ぎて付いていけない。
もちろん、「賢秀だって生きているんだ、変化も成長もするさ!」と超好意的に解釈しておくが。
これ、この “顛末” を決めてから、賢秀を清恵(佐津川愛美)が一人娘の千葉の養豚場で働く設定を作ったのなら、もう少し賢秀が “まとも” になる “過程” を丁寧に描いて欲しかった。
お三人の名演技がさらに報われるためにも、“経過をしっかり描け!” に尽きる。
今さらの試食会シーンは、違和感だらけ!
もう、今回は賢秀と清恵のメロドラマと、千葉の養豚場のほのぼのエピで終わるかと思いきや、まだやるのかと思ってしまう “試食シーン” がおまけにくっついていた。
この “おまけ” のたちが悪いのは、これまたお約束のように “違和感” が駄々洩れしていること(苦笑)
毎回の感想で繰り返して申し訳ないが、店の再開を決めて、呼び込みをして、貼り紙までしたのに “まだ試食?” か… と言わざるを得ないが、とにかく “試食したい” らしいから、沢田研二さんの大ヒット曲になぞらえて「勝手にしやがれ」だ。
因みに、「♪勝手にしやがれ」は劇中の「1979年」の2年前の大ヒット曲。
問題の違和感は “まだ試食?” なんてもんじゃないのだ。
今回の試食会に埋め込まれていた違和感は大きく二つある。
なぜ、「麺」について言及しないのか?
一つは、前回の感想にも書いたが、看板メニュー「沖縄そば」について、これで言及してきたのは「豚肉の品質」と「つゆの濃さ」と「つゆの塩加減」だけ。
そう、「麺」について、ほぼ言及がないのだ。
沖縄生まれ育ちの知り合いに聞くと、「沖縄そば」の「麺」は、「そば」と言いつつ蕎麦粉ではなく小麦粉が原料で、製法は中華麺と変わらないそうだ。
本土の「うどん」や「そば」と違うのは、南国の高温多湿な気候で麺が痛まないように、「かん水」や「灰汁(アク)」で打った麺を一度茹で、茹で上がった麺に、油を回しかけてコーティングして冷まして、独特のコシを生み出すことだそう。
この “油通し” の技術が「沖縄そば」のうまさを左右するらしく、知人曰く「麺のことをスルっとスルーするのはダメじゃないの?」と言っていた(笑)
せっかく、父・賢三(大森南朋)に教わった手打ち麺のエピソードがあるのだから、麺については暢子が矢作(井之脇海)に徹底的に教え込むシーンがあっても良かったと思う。
いいや、それが無いと、麺のことをスルっとスルーするのはダメだと思う(笑×2)
やはり、客足が減って一時閉店まで追い込まれたのだから、看板メニューも全面見直しすることで、主人公を含めた沖縄料理店「ちむどんどん」の本気度が見えると思うが。
最終の試食会のメンバーが根本的に間違っているような…
もう一つの大きな違和感は、試食会のメンバーである。
ハッキリ言って、料理とは無縁の和彦(宮沢氷魚)と、“暢子の正義を守り隊” の智(前田公輝)を外して問題なし。
本当は矢作が試食しても意味ないが、ギリ暢子の代理の料理長ってことで許可。
もちろん、矢作がギリOKなら、豚肉の違いに気づいた歌子(上白石萌歌)は参加基準を満たしてる。
でも、本来ならこの一発逆転劇の立役者である清恵と賢秀、そして清恵と豚肉の父・寛大(中原丈雄)が試食して大団円の方が、メロドラマの結末としては納得感があったと思う。
あとがき
暢子の “身重” の設定が全部ハチャメチャにしていることに、脚本家たちは気づかなかったんでしょうかね。
強引に「独立も妊娠も両方やる!」なんて設定にせずに、妊娠は店の経営が安定してからにして、まずは「独立話だけ」をやっていれば、沖縄に無関係な矢作を参加させないで、沖縄県人会だけで暢子の「ちむどんどん」の開店に全員が協力するだけで良かったと思いますよ。
で、前回に書いたように、「あまゆ」の順次が “猪野養豚場の豚肉” を教えて、養豚場で暢子と賢秀が再会したら、賢秀は清恵を良い仲になっていて、めでたしめでたし… で。
これが、朝ドラの終盤じゃないのかなぁ。
良かったら、こんな投稿もしたので、読んでみてください。
朝ドラ「ちむどんどん」の読者様コメントにみる“木を見て森を見ず”のもったいなさ
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。
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【これまでの感想】
第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 土
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 土
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 土
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 土
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 22 23 24 25 土
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 土
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 土
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 土
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 土
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 土
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 土
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 土
第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63 64 65 土
第14週『渚の、魚てんぷら』
66 67 68 69 70 土
第15週『ウークイの夜』
71 72 73 74 75 土
第16週『御三味(うさんみ)に愛をこめて』
76 77 78 79 80 土
第17週『あのとき食べたラフテーの』
81 82 83 84 85 土
第18週『しあわせのアンダンスー』
86 87 88 89 90 土
第19週『愛と旅立ちのモーウイ』
91 92 93 94 95 土
第20週『青いパパイアを探しに』
96 97 98 99 100 土
第21週『君と僕のイナムドゥチ』
101 102 103 104 105
第22週『豚とニガナは海を越えて』
106 107 108 109 110 土
第23週『にんじんしりしりーは突然に』
111 112
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