夜ドラ「あなたのブツが、ここに」〔全24回〕 (第14回・2022/9/13) 感想

NHK総合・夜ドラ『あなたのブツが、ここに シングルマザーのキャバ嬢、宅配ドライバーになる』
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第14回〔全24回〕の感想。
亜子(仁村紗和)にキャバクラ「バベル」の店長(大津広次)から久しぶりに電話が来る。かつてのNo.1キャバ嬢のノア(柳美稀)が自殺したという。また、しずく(ゆうちゃみ)からも、ノアのことで会って話をしたいと連絡が入る。亜子はしずくと会い、ノアがおちいっていた状況を聞かされる。かつての自分が置かれていた状況とノアのことを重ねてしまい、亜子はひどく落ち込み、悩んでしまうのだった。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!、4分間のマリーゴールド)
演出:盆子原誠(過去作/カーネーション、とと姉ちゃん、おちょやん) 第1週
梛川義郎(過去作/純と愛、べっぴんさん、おちょやん) 第2,4週
佐原裕貴(過去作/おちょやん) 第3週
音楽:森優太(過去作/ホリミヤ)
制作統括:櫻井壮一(過去作/西郷どん、おちょやん、阿佐ヶ谷姉妹の~)
※敬称略
キャバクラ「バベル」…
キャバクラ「バベル」…
「バベル」とは、ギリシャ語表記のバビロンで知られる古代メソポタミア都市の旧約聖書における “バビロン” で、本来は「神の門」を意味すると共に「混乱」も意味する言葉。
そして、皆さんがご存じの「バベルの塔」は、旧約聖書の神話に登場する建築物で、天の神の領域にも届く高い塔を建設しようとして、神に破壊されたことから「実現不可能な計画」の意味にも使われる。
キャバ嬢の「ノア」…
さて、一方のキャバ嬢の「ノア」…
「ノア」と言えば「ノアの方舟」。
神様から「大洪水から難を逃れるために、家族と一対の動物たちを乗せる方舟を作れ」と言われ、家族と動物たちを救った善人ノア。
ノアの “善人” というのは、人に対して良いことをする人ではなく、神に対して熱心な信者という意味。
だから、ノアはたくさんの動物の命を救うが、七つがいを神に差し出したとされている(諸説ある)。
要するに、祭壇に命の犠牲をささげて他の動物たちを救ったのがノア。
一対ずつしか連れてこられなかった尊い動物の一種を絶滅させたわけ。
ちょっと神話的に考えてみる…
こうやって、ちょっと神話的に考えると…
・コロナ前の良かったころに戻ること
・コロナ禍を必死に生きようとしたこと
・コロナ後のために頑張ったノア(柳美稀)
キャバクラ「バベル」の “実現が困難な再開” の下(もと)で、自らの命をささげて “大洪水” の果てしない怖さを周囲に教えたのかも? と考えることもできる。
「山口七海」に込められた「七つの海」の意味も…
そして、源氏名「ノア」の本名が「山口七海(ななみ)」と “七つの海” の漢字が入る。
「ウラーノス」というギリシャ神話に登場する天空神は、体を七つに切り刻まれて、七つの海に投げ込まれたとされ、一説ではそのウラーノスの体の一部の周囲にできた泡から生まれたのが “愛と美と性を司る” アプロディーテー女神である。
これ、「ギリシャ神話」と無関係だろうか?
もしも、この当てずっぽうな推理が当たっているなら、脚本家の深い思い入れを設定名称の中に強く感じるエピソードだ。
あとがき
もしも、コロナウィルスが神様が与えた大洪水のような “試練” だとしたら、多くの犠牲の上に生きている私たちが、何とかこれ以上の犠牲を出さないような世界にしなければ… と考えさせられました。
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