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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第112回・2022/9/13) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第112回〔全125回〕第23週『にんじんしりしりーは突然に』の感想。

 
 

 本作は、2022年8月31日、NHK東京放送局で撮影が終了しました。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。


暢子(黒島結菜)も矢作(井之脇海)も、清恵(佐津川愛美)が残していった豚肉に感動。だがどこに行けば手に入れられるか分からず頭を抱える。そしてなぜだか賢秀(竜星涼)の誕生日会を開くことに。会の準備が行われている店の外では、なんと、賢秀と清恵が鉢合わせになっていた。賢秀は清恵に「話がしたい」と訴えるが、清恵はそれを頑(かたく)なに拒んで。ふたりの思いはすれ違ったまま…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15,18,22
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12,17,19
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13,16,20,23
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11,21
   寺崎英貴(※)(過去作/オーディオドラマ 青春アドベンチャー「嘘か真か」) 第17,19
   内田貴史(過去作/「なつぞら」助監督) 第22
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※「崎」の漢字は本来「たつさき」
※敬称略



この投稿の趣旨について
この投稿は、私が今作を “今一つ” だと感じる原因を追究することで、今作だけでなく広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。

作品の粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくること、脚本家などの人格否定や俳優の個人攻撃が目的ではないことをご理解ください。


朝から "警察沙汰"、ホントうんざり気味…

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

朝から “警察沙汰”、ホントうんざり気味である。

しかし、愚痴ばかりを書くのは嫌だから、今回も本質に迫ろうと思う。

今作は "取り返しのつかない失敗" をしている

先週末から描き始めた “清恵の豚肉” が “暢子が求めている豚肉” が “遭遇” するエピソードについて掘り下げてみる。。

賢秀(竜星涼)の恋バナが盛り込まれているためわかりにくいが、超×3くらいの上手い言い方をすれば「千載一遇=滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態」を描いている。

ただ、残念なことに、賢秀の恋バナについても、豚肉についても、ご想像通り “ご都合主義” で運ぶだけだから、なるようにしかならないため、いくら言及したって無駄も無駄だ。

ただ、前回も今回の冒頭の話とも重複してしまうが、暢子が客足が減って一時閉店し、再開寸前で目玉料理の沖縄そばの豚肉で迷走している時点で、今作は “取り返しのつかない失敗” をしている。

その大失敗に比べれば、暢子の料理人や経営者としての矜持云々なんてのは微々たることだ。

"取り返しのつかない失敗" を考えるには"豚肉"だけに注目

では、冷静に紐解いていく…
まず、ここから先は「豚肉」に注目して考えることにする。

まず、9月5日放送の第106回で、清恵の実家「猪野養豚場」の豚肉が品川のホテルと契約するくらいに品質が高いことが描かれた。

そして前回の清恵の言動から、“猪野養豚場の豚肉” はそこそこ東京都内に出荷されている(=それなりに評判が良い)こともわかった。

更に、横浜・鶴見にある沖縄料理居酒屋「あまゆ」だって沖縄県人会の人が来るくらいだから、そこそこの料理を出しているわけで、「あまゆ」だって、沖縄県人が認める “豚肉” をいずれの肉屋から仕入れていることも容易に推測できる。

そして、前回で “清恵の豚肉” を使った料理を食べた暢子たちは、“清恵の豚肉” が “暢子が求めている豚肉” であると確信して、売っている肉屋を探すことになったのはご存じの通り。

"単純だが巨大な疑問" が生まれてきているはず

ここまでの筋書きは、おわかりいただけただろうか?

わかったら、今、読者さんの頭の中にも “単純だが巨大な疑問” が生まれてきているはずだ。

そもそもの話、近所の肉屋でも売っている評判の良い “猪野養豚場の豚肉” のことが耳に入らなかったのか? という “単純だが巨大な疑問” だ。

いや、もしかして、豚肉に拘る沖縄の人にも評判の良い豚肉なら、「あまゆ」も “猪野養豚場の豚肉” を仕入れている可能性が高いってこと。

最初の開店前に"猪野養豚場の豚肉"にたどり着いていないのが破綻の元凶

更に冷静に分析しよう。

振り返れば、開店前から最大の課題は “暢子が求めている豚肉” が安く入手できないことだった。

それなのに、近所で売っていようが売っていまいが、おいしい料理を追求するのが主人公の特徴や特性なら、 “猪野養豚場の豚肉” が最初の候補に挙がっていないこと自体が不自然極まりない… のだ。

この不自然極まりない設定が、どうしてこれが “取り返しのつかない失敗” なのか?

だって、暢子や智(前田公輝)が近所の肉屋で普通に売っている “猪野養豚場の豚肉” を知らなかったとしたら、暢子や智は一体何なの? ってことになる。

一方で、最初から暢子と智の選択肢に入っていなかったのなら、“猪野養豚場の豚肉” は “暢子が求めている豚肉” でないことになり、辻褄が合わない。

そう、“後出し” で “猪野養豚場の豚肉” が “暢子が求めている豚肉” だとしてしまったために、開店前のエピソードから “清恵の豚肉” が登場するまでが完全に破綻してしまったのだ。

最初の開店前に三郎か順次に"猪野養豚場の豚肉"を教えてもらうだけで良かった

これだって、破綻させない方法は超簡単なこと。

最初の開店の前に、試食会で「不完全な沖縄そば」を出して、三郎(片岡鶴太郎)に協力を仰いで、「あまゆ」の店主・順次(志ぃさー)に “猪野養豚場の豚肉” のことを教えてもらうだけで良いのだ。

それで、中間マージンを抑えるために暢子が “猪野養豚場” に直談判に行って、そこで賢秀と再会して、とんとん拍子に納入が決まる… で良かったと思う。

えっ? 流石にご都合主義過ぎのでは?って…

早合点しないで、よ~く考えて欲しい。

一度も暢子自身がまともに “暢子が求めている豚肉” を探していないところに、降ってわいたように “清恵の豚肉” が “猪野養豚場の豚肉” の方が、よっぽど “ご都合主義” ではないか?

むしろ、私の提案は “ドラマ” によくあるご都合主義を利用した “伏線の回収” なのだ。

このような展開にしておけば、賢秀が風来坊で東京と横浜に近い “千葉県の養豚場で働くことと、そこの娘を好きになること” のが伏線になって、それらを “おいしい豚肉” で簡単に回収できる のだ。

なぜ、プロの脚本家がこんな簡単なことをやらないのか、よくわからない。

あとがき

今回、暢子が自分には「分かるわけ。やんばるの野生児の勘さ。」があるって言ってましたよね。

その “やんばるの野生児の勘” があるのに、人生最大級のピンチなのに、近所で評判の豚肉には勘が働かなかったんですね。
ご都合主義で(失笑)

昨日に Web拍手くコメントを頂いた “はにわ” さんと “ひろし” さん、ありがとうございました。


☆⌒★ちむどんどん さしみてぃくぃみそ~れ~★⌒☆
「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


しばらくの間、今作のコメント欄は閉鎖します
いつも読んでいただいた上に、コメントを投稿してくださり、ありがとうございます。
この度、今作への熱意のあるコメントへの返信は難しいことが多いため、通常のコメント欄では納得できるお返事ができないので閉鎖させていただきます。

また、頂戴したコメントによってはお返事できない場合がありますが、貴重なものとして読ませていただきます。
状況が変わりましたらコメント欄を復活させるつもりですので、しばしご協力お願いいたします。



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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 22 23 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 
第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63 64 65 
第14週『渚の、魚てんぷら』
66 67 68 69 70 
第15週『ウークイの夜』
71 72 73 74 75 
第16週『御三味(うさんみ)に愛をこめて』
76 77 78 79 80 
第17週『あのとき食べたラフテーの』
81 82 83 84 85 
第18週『しあわせのアンダンスー』
86 87 88 89 90 
第19週『愛と旅立ちのモーウイ』
91 92 93 94 95 
第20週『青いパパイアを探しに』
96 97 98 99 100 
第21週『君と僕のイナムドゥチ』
101 102 103 104 105
第22週『豚とニガナは海を越えて』
106 107 108 109 110 
第23週『にんじんしりしりーは突然に』
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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