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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第111回・2022/9/12) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第111回〔全125回〕第23週『にんじんしりしりーは突然に』の感想。

 
 

 本作は、2022年8月31日、NHK東京放送局で撮影が終了しました。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。


暢子(黒島結菜)は、自身の店『沖縄料理ちむどんどん』を立て直すための課題を見つけた。それは「沖縄料理に適した、美味(おい)しい豚肉を調達すること」。しかし、暢子の希望の豚肉は東京ではなかなか手に入らない。豚肉について矢作(井之脇海)と相談していると、そこへやってきたのはなんと清恵(佐津川愛美)だった。賢秀(竜星涼)が清恵を探していることを全く知らない暢子は、清恵に店の料理の試食をお願いする…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15,18,22
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12,17,19
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13,16,20,23
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11,21
   寺崎英貴(※)(過去作/オーディオドラマ 青春アドベンチャー「嘘か真か」) 第17,19
   内田貴史(過去作/「なつぞら」助監督) 第22
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※「崎」の漢字は本来「たつさき」
※敬称略



この投稿の趣旨について
この投稿は、私が今作を “今一つ” だと感じる原因を追究することで、今作だけでなく広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。

作品の粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくること、脚本家などの人格否定や俳優の個人攻撃が目的ではないことをご理解ください。


アバンタイトルは、時間軸を戻したの?

アバンタイトルは、時間軸を戻したの?
時間軸通りにだって、まともに描けないのに!
慣れないこと、やりなさんなって。
めっちゃ、わかりにくぅ~~~い。

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

もう、どこからツッコんで良いのか、そもそも論を書けば良いのか迷うほどの迷作っぷりで始まった第23週。

清恵の源氏名"リリィ"と『男はつらいよ』のマドンナ"リリー"

というわけで、まず先週に書いておきたかった個人的な恨みつらみを…

それは清恵(佐津川愛美)の源氏名 “リリィ” について。

字幕では “リリィ” となっているが、音で聞けば “リリー” になって、これは名作映画シリーズ『男はつらいよ』の準レギュラーで浅丘ルリ子さんが演じたマドンナ “リリー” と同じ。

私、個人的に寅さん(渥美清)の歴代マドンナで一番好きなのが “リリー” なのだ。

知らない人のために開設すると、気が強くて心優しい女性で、スナックやキャバレーを巡業する三流歌手だ。

世間でも当ブログでも時々「賢秀(竜星涼)は寅さんを模してるの?」と書いてきたが、流石に “リリィ” まで利用されると怒りが収まらないのだが…

というわけで、いろいろ面白おかしくツッコミまくろうと思ったのだが、アバンから馬鹿馬鹿しくなったから、いつも通りに本質に迫ろうと思う。

「豚肉入手の話」の異質性や異様性について

今作が時間軸を巻き戻してまで「豚肉入手の話」を強調したのだから、「豚肉入手の話」の異質性について時間軸を巻き戻して書いてみる。

先週を思い出してほしいのだが…

例の “暢子の正義を守る会” が集まって先週、試食会をやって、店の再開を決めたはず。

店の扉には「営業再開」の貼り紙をして、アリエンことに主人公自らビラ配りまでして再開を宣言したのだ。

しかし、「試食会」の後に暢子(黒島結菜)は≪沖縄そばの試食≫を矢作(井之脇海)と歌子(上白石萌歌)相手にしたのだ。

9月9日(金)放送の第110回を見ればわかるが、例の試食会のメニューに沖縄そばがない。

映像で見る限りではテーブル上に、店の看板メニューである「沖縄そば」がないのだ。

これ、誰がどう考えたって、目玉商品の試食をやらずに “店を閉店に追い込んだ味音痴の二人” で試食したって意味が無いはずなのに、今回はあろうことか…

歌子「もしかしたら…。豚肉… かも」


と、歌子が豚肉の違和感を指摘。

もう、何をどう描きたいのか全くわからない。

目玉料理の味が確定していないのに店の再開を決めた???

いや、もっと不可解なのは…

例の試食会で “百歩譲って” 沖縄そばも出していたとして、更に “二百歩譲って” その場で解決策が出なかったから、先週末と今回のシーンにあったように、暢子が矢作と歌子相手に試食をさせたとして…

だったら、目玉料理の味が確定していないのに、店の再開を決めたことになる。

だって、暢子自ら自信満々にビラまで配っていたのに???

これなら、暢子の沖縄料理のこだわりを見せるエピソードとして、「試食会では評判は良かったけど、うちは満足してない!」として、店の貼り紙をはがして、身重の体なのに頑張って沖縄そばの試作品を作ったことにすれば良かっただけでは?

結局、暢子が沖縄そばの皮つき豚肉に困惑しているところに清恵がやってきて、賢秀のサプライズ誕生日会をやるなんて、突拍子もない偶然と異様さ三昧の “結果” ありきで段取りを考えるから、一番肝心の “営業再開” の過程が崩壊するのだ。

今に始まったことではないが…

そもそも「最初の開店」に至る過程が、雑で異様!

いや、あれこれ今さら言ったところでないも始まらないが、無駄を承知で書いてみる。

そもそも、「最初の開店」に至る過程が、雑で異様だったのだ。

だって、まだ最初の開店前に暢子が矢作に沖縄料理を教えている頃、暢子は沖縄そばに合う豚肉が手に入らないと困っていたのだ。

だったら、「最適な豚肉入手不能」を “店の客足減少” の理由にすれば良かったのか?

それはダメだ。

なぜなら、「最適な豚肉入手不能」なのに、最初に店をオープンさせたことになって、今以上に暢子の料理人としての無責任さや、経営者としての誠実さがなくなるから。

それ以前に、近所の肉屋を調べていないことも、先日書いた通り「商店街との付き合いを描かない」ことの弊害)でもあるわけだが、このエピソードのために描かなかったとか… アリエン!

料理人としても経営者としても暢子は"終わって"いる…

まあ、本音を言えば、暢子が沖縄料理人、沖縄料理店として “拘る食材” が “豚肉だけ” なのも、他の食材は智(前田公輝)任せなのも、そもそも脚本として崩壊しているのだが。

そこを今度は “三百歩譲って” 智のおかげでほかの食材は完ぺきとしたところで、やはり目玉料理の味に納得できていないのに、「店の営業再開」を決意した段階で、料理人としても経営者としても暢子は “終わっている” のだ。

やはり、清江の偶然と唐突な誕生会をやるにしても、「最初の開店」の前の、試行錯誤中にやるべきだったと思う。

それこそ、暢子が灯台下暗しで近所の肉屋に「皮付きの豚肉ありませんか!」と尋ねたら、そこに清江がいて店主が「この女性の実家の豚肉がおいしいですよ」で見せに連れてきちゃうとか。

結局、繰り返すが “結末ありき” が目的になっているから、過程や経緯が雑になっても気にならないのだ。

そう、マークシート方式の問題集と同じ。

脚本も演出も、結果はもとより、そこにたどり着く過程が重要なのに…

あとがき

やはり、最初の試食会で「沖縄そば」を出していようが出していなかろうが
試食会のあとに矢作と歌子に「沖縄そば」の試食をさせた時点で、暢子は三郎(片岡鶴太郎)や二ツ橋(高嶋政伸)ら “暢子の正義を守る会=暢子の応援団” すら “信用していない” と映ってしまうわけですよ。

残り3週間、たったの15回しかないのに、まだ主人公を “人でなし” に描き続けるのはどうかと思います。

さあ、ラストスパート? ですよ。
秋晴れのように “すがすがしく晴れ渡った” 内容で、朝から気分よくして欲しいですね。


☆⌒★ちむどんどん さしみてぃくぃみそ~れ~★⌒☆
「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


しばらくの間、今作のコメント欄は閉鎖します
いつも読んでいただいた上に、コメントを投稿してくださり、ありがとうございます。
この度、今作への熱意のあるコメントへの返信は難しいことが多いため、通常のコメント欄では納得できるお返事ができないので閉鎖させていただきます。

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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 22 23 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 
第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63 64 65 
第14週『渚の、魚てんぷら』
66 67 68 69 70 
第15週『ウークイの夜』
71 72 73 74 75 
第16週『御三味(うさんみ)に愛をこめて』
76 77 78 79 80 
第17週『あのとき食べたラフテーの』
81 82 83 84 85 
第18週『しあわせのアンダンスー』
86 87 88 89 90 
第19週『愛と旅立ちのモーウイ』
91 92 93 94 95 
第20週『青いパパイアを探しに』
96 97 98 99 100 
第21週『君と僕のイナムドゥチ』
101 102 103 104 105
第22週『豚とニガナは海を越えて』
106 107 108 109 110 
第23週『にんじんしりしりーは突然に』

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連続テレビ小説『ちむどんどん』第111回

「にんじんしりしりーは突然に」内容暢子(黒島結菜)は、矢作(井之脇海)と歌子(上白石萌歌)と、“沖縄そば”について、話し合っていたところ。見知らぬ女性(佐津川愛美)が現れる。敬称略作、羽原大介さん脚本協力、新井静流さん演出、中野亮平さん話の流れが、異様、異常だよね。そもそも。応援団たちに試食してもらい、店の再開を決めたのだ。で、店の引き戸には、再開する紙も貼ったし。呼び込みもしていたのだ。そ...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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