家庭教師のトラコ (第8話・2022/9/7) 感想

日本テレビ系・水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』
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第8話『トラコ先生が戻ってくる条件』、ラテ欄『授業料10億… 母親達に稼いでもらいます できなければ二度と先生と呼ぶな!』の感想。
トラコ(橋本愛)は3人の母親達にそれぞれ条件を出す。真希(美村里江)には夫の小遣いを倍にすること、智代(板谷由夏)には角煮定食を値上げすること、里美(鈴木保奈美)には離婚すること。皆がクリアしたことを確認したトラコは、さらなる条件を伝えるよう福多(中村蒼)に指示する。それは「3人合わせて10億円の授業料」だった。トラコは3人にしかできない方法があると言い…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:遊川和彦(過去作/〇〇妻、家政婦のミタ、女王の教室、同期のサクラ、35歳の少女)
演出:伊藤彰記(過去作/過保護のカホコ、ハケン占い師アタル、35歳の少女) 第1,2,5,7話
岩本仁志(過去作/ナースのお仕事シリーズ、野ブタ。をプロデュース) 第3,4,6,話
宮下直之(過去作/ももいろ あんずいろ さくらいろ) 第8話
音楽:平井真美子(過去作/ハケン占い師アタル、35歳の少女、となりのチカラ)
主題歌:森山直太朗「茜」
チーフプロデューサー:田中宏史(現担当バラエティー/ハ行列のできる法律相談所、月曜から夜ふかし、人生が変わる1分間の深イイ話、しゃべくり007、有吉反省会)
チーフプロデューサー:石尾純(過去演出作/怪物くん、家政婦のミタ、偽装の夫婦、ヒガンバナ)
トラコが "ねずみ小僧" なのを認めちゃうと…
里美「先生がやってるのって ねずみ小僧みたいなこと?」
真希「じゃあ 最初から私たちのことを利用するのが狙いだった…
ってことですか?」
智代「子供たちの成績は どうでもいいってこと?」
上記の3つをトラコ(橋本愛)が認めちゃうと、これまで描いて来たことが不要だったことを、作品自らが認めたようなものなのだが。
その上、今回で描いたことをやりたいのなら、最初から “ねずみ小僧” を描けば良かっただけのこと。
百歩譲って、表の顔はお金の使い方に厳しい “家庭の教師” で、裏の顔は社会を変えたい “社会の教師” でだけで良かったような。
最終的に終盤の子どもたちの "演説" をやりたいのなら…
更に、最終的に終盤の子どもたちの “演説” をやりたいのなら、最初から “ねずみ小僧” の話は要らないわけで。
どうやら、先日最終回を迎えた『ユニコーンに乗って』同様に盛り込みすぎ… というか、“お金” しか共通項がない “家庭の教師” と “社会の教師” を同時並行で描いているうちに、どちらも中途半端に陥った… というのが正直なところだと思う。
脚本家が、流石に少々自己満足に走り過ぎている…
それに、そもそも「10億円」程度で社会も、社会のお金の使い方なんて変わるはずないし。
だったら、自分が育った施設が資金難で崩壊寸前だから、“義賊” になって金集めするだけで良いような。
まあ、何を描きたいのか最終回になってもわかりづらいのが、[遊川和彦ワールド]だから驚かないし諦めてはいるが、今作については少々自己満足に走り過ぎていると思う…
あとがき
映像的にカット割りも劇伴のつけ方も違うドラマになったと思ったら、演出家が第8話で今作初担当に交代。
なぜ、いま???
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【これまでの感想】
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