夜ドラ「あなたのブツが、ここに」〔全24回〕 (第8回・2022/9/1) 感想

NHK総合・夜ドラ『あなたのブツが、ここに シングルマザーのキャバ嬢、宅配ドライバーになる』
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第8回〔全24回〕の感想。
亜子(仁村紗和)は宅配の仕事にも慣れてきたが、昼の宅配の仕事だけでは給料も少しだけ。葛西(岡部たかし)からフルタイムで働かないかと誘われるが、キャバクラにも未練があり決めきれずにいた。峯田(佐野晶哉)はそんな悩む亜子を元気づけようとバク宙を練習していた。ある日、亜子は割れ物のシールが貼られた荷物を運ぶ。壊さないように慎重に配達した亜子だったが、次の宅配先へ向かおうとした矢先、スマホが鳴る。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!、4分間のマリーゴールド)
演出:盆子原誠(過去作/カーネーション、とと姉ちゃん、おちょやん) 第1週
梛川義郎(過去作/純と愛、べっぴんさん、おちょやん) 第2週
佐原裕貴(過去作/おちょやん)
音楽:森優太(過去作/ホリミヤ)
制作統括:櫻井壮一(過去作/西郷どん、おちょやん、阿佐ヶ谷姉妹の~)
※敬称略
意外と早めにテーマの核心に近いところを突いて来た
実は、ず~っと気になっていたのだ。
別に、設定が “コロナ禍” でなくても “お仕事ドラマ” として、それなりに成立するのでは? と。
例えば、スーパーのレジ打ち係をやっている主人公がセルフレジの導入によって人員削減されて、宅配業に転職したって成り立つ… と。
だから、主人公が宅配ドライバーに “転職する理由” 意外に、“コロナ禍” であることをもっと活かすべきだし、活かしてくると期待していた。
そして、ようやくその時がやって来た。
武田「みんな生き残こんのに必死なんや!
数の問題ちゃうぞ。一個一個が切実なんや!
(中略)
無事に届けるんんが 俺らプロの責任や。
コロナのせいとかいう話ちゃう。
やり過ごせる相手ちゃう。
腹くくられへんのやったら辞めてくれ。迷惑や」
上↑の武田(津田健次郎)の台詞の中に “コロナ禍” が設定でなければ描けない世界があったのだ。
<コロナは簡単にやる過ごせる相手じゃないから、みんな腹くくって必死に生き残ろうしている…>
この思いが、着荷主の荷物 “ブツ” そのものにも、更に配達員が届ける “ブツ” で稼ぐことそのことにも、込められているってことのようだ。
これで、2週目終了だが、意外と早めにテーマの核心に近いところを突いて来たのは良かったと思う。
大阪のおばちゃんが飴ちゃんを渡すコミュニケーション
また、劇中で描かれた「大阪のおばちゃんが飴ちゃんを渡すコミュニケーション」。
ドラマや映画で時々見かけるシーンではある。
まあ、大阪に限らず、いやおばちゃんにも限らず、飴を渡し合うコミュニケーションは日本中にあると思う。
でも、江戸っ子の私だから特別に感じるのかも知れないが、大阪弁の会話の中で繰り広げられる “飴ちゃんコミュ” は、「大阪は商いの町」のイメージがあるから、今回の着荷主と配達員のやり取りにはピッタリだ。
そして、その飴ちゃん一個一個にも “切実” が注入されているってこと。
いよいよ、主人公が “プロ” を目指す… 目が離せなくなりそうだ。
あとがき
トラブル処理はサクッと済ませて、次の仕事に取り掛かる。
そこにプロのプライドを突き立てて、お客さんとやり合ったところで、時間と労力の無駄。
だから、絶対にトラブルだけは起こさないように最善を尽くすのがプロの仕事。
簡単にその領域に到達するのは難しいですが…
コロナ禍で、未だ仕事が激減中です。
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【これまでの感想】
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