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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第104回・2022/9/1) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第104回〔全125回〕第21週『君と僕のイナムドゥチ』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)のもとに、三郎(片岡鶴太郎)から「智(前田公輝)が事故で瀕死だ」と連絡が来た。和彦(宮沢氷魚)、歌子(上白石萌歌)らと病院にかけつけるが、実際には誤解の連鎖が招いた連絡だったことが分かる。そんな事件から歌子と智の距離は縮まっていき…。賢秀(竜星涼)は清恵(佐津川愛美)と東京に出張中、意外な人物に遭遇する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15,18
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12,17,19
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13,16,20
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11,21
   寺崎英貴(※)(過去作/オーディオドラマ 青春アドベンチャー「嘘か真か」) 第17,19
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※「崎」の漢字は本来「たつさき」
※敬称略



この投稿の趣旨について
この投稿は、私が今作を “今一つ” だと感じる原因を追究することで、今作だけでなく広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。

作品の粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくること、脚本家などの人格否定や俳優の個人攻撃が目的ではないことをご理解ください。


先日同様に "ほぼ全編がツッコミどころ" だから…

昨晩から台風が近づいているためか “気象痛=低気圧不調” ってやつで、頭痛と気分が落ち込んで、更に体の節々が痛いから、いつものようにテンション高めで書けませんが…

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

とにかく、先日同様に “ほぼ全編がツッコミどころ” だから、どうしても感想も粗を探すつもりなはくても、粗探しになってしまうことを断っておくとして…

まず、アバンタイトルだ。

前回の感想で、ちらっと「瀕死の重体」をツッコんだら、あれからネット上では大騒ぎで。

まあ、それだけ粗探しをやって楽しんでいる人が多いということだ。

そもそも、今作で粗探しを楽しみにやること自体が…

なら聞いてみたい… 「今作に、何を望んでるの?」って。

今回でわかったのは、作り手たちが撮影段階はおろか、編集時点でも「瀕死の重体」が誤用であることに気づいていないこと。

わかっていれば、「えっ? 智が」でバッサリ切れば良いだけなのだから…

暢子が、見舞いの場に "長居" をする意味がわからない…

さて、前回では「姉のお古」、「お下がりの智」を含めた全く必要のない台詞とやり取りを盛り込んで、違和感と不快感を増大させたばかりなのに、今回でも同じようなことがあった。

智(前田公輝)の病室での見舞いのシーンだ。

ツッコミどころが多過ぎるから、厳選するが…

まず、沖縄料理居酒屋「あまゆ」の店主・順次(志ぃさー)と娘・トミ(しるさ)は「開店準備」と言って帰って行ったのに、それこそ本当の “開店準備” をしなくちゃいけない暢子(黒島結菜)が残っている意味がわからん!

まあ、ちょこっと腰をさすっているから、食事もとらず走ってきたと推測はできる。

だったら、「トラックに ひかれて…」でダラダラと描く暇があるなら、智は大したケガではなかったのだから(敢えて書くが)“お下がりの智” のプライドを懸けて、智は食事もとらず走って来てくれた身重の暢子に気遣うくらいの度量が欲しかった

仕事の有難みを痛感している智が和彦の仕事を心配しない?

まだ、お見舞いシーンの粗はある。

前回の歓迎会のシーンで、智は和彦(宮沢氷魚)が今仕事が忙しい大切な時だと知っているはず。

だったら、真っ昼間に見舞いに来てくれた和彦に(敢えて書くが)“お下がりの智” のプライドを懸けて、仕事を心配しても良かったと思う。

更に、智は三郎(片岡鶴太郎)の妻・多江(長野里美)を “騒動を大きくした人” 的な扱いで終わったが、あんなの全削除で「ご迷惑をおかけしました」を感謝を口にすれば、智が県人会の一員として大切にされていることも描けたのだ。

結局、脚本家も演出家も8月25日放送の第99回の感想に書いた通り、智と歌子(上白石萌歌)の恋バナは、「偶発的な身体的接触をきっかけに親密になって行く」と決めつけて描くから、それ以外が雑になるのだ。

今に始まったことではないが…

暢子が和彦が料理を作っていることを知らないってアリ?

さあて、本題に入ろう。

今回で最も意味不明だったのは、サブタイトルである『君と僕のイナムドゥチ』だ。

まあ、想像以上にサラリ&しら~っと通り過ぎたのも解せないが。

最も意味不明なのは、料理を作る印象がない和彦が作ったことに驚いたのだろうが、私としては「作ってることに気づかなかったの!?」に尽きる

だって、今の主人公の設定は、“身重” で “迫る開店の準備に奔走している” はずなのだ。

だから、店の厨房だろうと、自室の台所だろうと、基本的に家にいる暢子が気づかないはずがないと思うのだ。

なぜなら、和彦は次のように言っているのだから…


和彦「歌子ちゃんに教えてもらいながら作ってみた」


まあ、百歩譲って、身重の妻が寝静まった夜中に、義妹と階下の厨房に行って、義妹は無言でメモを渡して「沖縄そば」だけに、和彦の “そば” で黙って作るのを教えてたってこと???

こんなの、「暢子が妊婦検診に行っている間に、歌子ちゃんと一緒に作ったんだ」で良いんじゃないの?

先日も似たようなことがあったが、劇中の誰かが誰かにサプライズするのをやる時に、この脚本家と演出家は、視聴者もサプライズで喜ぶと本気で思い込んでいる節がある。

しかし、現実の視聴者は全体を見渡しているから、そう簡単にサプライズしないのだ。

オープンの様子が "超しらけた雰囲気" になった理由は…

長くなったから、ぼちぼち締めくくろう。

終盤で、田良島(山中崇)が同僚たちを誘って開店の日にやって来た。

和彦は仕事が忙しい設定だとしても、それこそフリーランスになったのだから、こういう場面こそ和彦がエプロンして「お待ちしておりました」と田良島たちを出迎えて、田良島にツッコまれて笑いを取っても良いくらいだ。

まあ、それ以前に、こういう時こそ県人会が一番乗りすべきだと思うが。 で…

順次「アキサミヨ~、うちの店より、イッペーマーサン!(とても おいしい)じゃないの!」
三郎「“あまゆ” と比べちゃいけねえよな、なあみんな!」
順次「会長、そりゃないよ~」じゃないの!」

じゃあないの???

いくら看板メニューで原価率が低いからって「沖縄そば」?

まあ、これを言ったら元も子もないが。

田良島がワイシャツ姿だとすると、平日に「ちむどんどん」がオープンしたことになる。

平日の商店街? の割に人通りがほぼ無くて…
他の客もご近所さんというより、わざわざ来た感じで…

沖縄料理の定番食材 “豚肉” を使った料理とか、沖縄の方言で新鮮な魚 “イマイユ” の料理とか、それこそメニューにあった「ニガウリの肉炒め」、「ソーメン炒め」、「麩とたまごの炒め物」じゃないの?

確かに、メニューの筆頭に「沖縄そば」とあるから看板メニューだし、原価率が低いので儲かるから… ってのもあるだろうが。

個人的には、必ず食事の締めに食べるのが「沖縄そば」ってイメージがあるから、最初のおすすめ… って、違和感が更に増大してしまった…

お寒い限りのオープン初日である(苦笑)

とにかく、沖縄料理がテーマで、ヒロインが夢をかなえて沖縄料理店を開くというドラマなのだから、今作において相当のメインイベントのはずなのに、お寒い限りのオープン初日である(苦笑)

まあ、次回ではモリモリに盛って “入れ替わり立ち代わりの大賑わい” を偽装するとは思うが。

この “お寒い感じ” だが、何かを思い出さないか?

そう、先日のヒロインの一大イベントである結婚披露宴だ。

言っちゃ悪いが、結婚披露宴とか店オープンとか、それこそ入学、進学、結婚、妊娠、出産なんて、余程下手にやっても盛り上がるものだ(笑)

しかし、今回も例に漏れずトンと盛り上がらない

当然である。
だって、本来描くべきことを、まるっとスリっとゴリっとエブリシングやっていないからに他ならない。

智もさっさと仕事を切り上げて、青果卸売会社「スナガワフード」の前掛けをして店先で客寄せしたり、前述のように頭巾とエプロン姿でビラ配りしたり…

いいや何より、仕込みは矢作(井之脇海)に任せて、“身重” なのに店先で大きな声で「ちむどんどん もうすぐ開店で~す!」と “ちむどんどん” しながら叫び続ける “ウザい” のが暢子じゃないの!

それこそ、“ドラマ” なのだから、智や田良島ももっと友達を連れて来て、もちろん、県人会も押し寄せて、更に和彦の母・重子(鈴木保奈美)が金持ちの奥様連中を連れて来て、開店前なのに店先が大賑わい… のような。

で、その知り合いでの大賑わいがあるからこそ、視聴者は「知らないお客様だけでお店が満席になったら、私はあなたの店に行く」と言い残した房子(原田美枝子)を “連ドラ” として思い返すのだと思うが…

あとがき(その1)

何となく気になったこと…

 ●三郎の妻・多江が唐突に薄情な人間になったような。
 ●お腹が空いたからって、病院の売店で買って帰るって?
 ●賢秀とはいえ客が「特上ランチ」と注文したら、二ツ橋はもう少し配慮しても良さそうな。
 ●東京風のメニューの書き方を、歌子と考えたって意味が無いような。

あとがき(その2)

最後に、前回の感想に Web拍手コメントくださった “ルールー” さんと “通りすがり子” さん、前回のことをもう考えたくなかったので勝手ながら返信はしませんでした。ごめんなさい。
イラっとするお気持ち、同感です。

あとがき(その3)

まだ視聴継続中の皆さま、遂に9月に突入です (^・ェ・^ノノ゙☆パチパチ
もう右上がりは期待薄ですが、「終わり良ければ総て良し」にちょこっとだけ期待しようと思います。
それにしても、クランクアップの情報が入りませんね(恐)


☆⌒★ちむどんどん さしみてぃくぃみそ~れ~★⌒☆
「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


しばらくの間、今作のコメント欄は閉鎖します
いつも読んでいただいた上に、コメントを投稿してくださり、ありがとうございます。
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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 22 23 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 
第10週『あの日、イカスミジューシー』
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第11週『ポークとたまごと男と女』
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第12週『古酒(くーす)交差点』
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第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63 64 65 
第14週『渚の、魚てんぷら』
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第15週『ウークイの夜』
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第16週『御三味(うさんみ)に愛をこめて』
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第17週『あのとき食べたラフテーの』
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第18週『しあわせのアンダンスー』
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第19週『愛と旅立ちのモーウイ』
91 92 93 94 95 
第20週『青いパパイアを探しに』
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第21週『君と僕のイナムドゥチ』
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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