競争の番人 (第8話・2022/8/29) 感想

フジテレビ系・月9『競争の番人』
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第8話『最終章! 最大の敵と激突! ついに明かされる小勝負の過去』の感想。
本庄(寺島しのぶ)は15年前、公正取引委員会四国支所で、密告を受けて愛媛における道路改良工事の談合疑惑の調査を担当した。当時15歳だった小勝負(市原匠悟)の父親で、地元建設会社社長の誠(高橋努)は、ゼネコン大手の木下(石井正則)に半ば強制的に加担を促され、談合に手を染めてしまう。しかし、息子に堂々と胸を張っていたいという思いから、意を決して本庄にその実態を明かすが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:小説・新川帆立「競争の番人」
脚本:丑尾健太郎(過去作/下町ロケット、ノーサイド・ゲーム、半沢直樹2020) 第1,2,3,6,8話
神田優(過去作/アライブがん専門医のカルテ、ラジエーションハウス2)(過去作/下町ロケット、ノーサイド・ゲーム、半沢直樹2020) 第1,2,3,4,5,7話
穴吹一朗(過去作/信濃のコロンボ1~5、Dr.DMAT、親バカ青春日記)(過去作/下町ロケット、ノーサイド・ゲーム、半沢直樹2020) 第1,2,3話
蓼内健太(過去作/アンサングシンデレラ_スピンオスドラマ) 第7,8話
演出:相沢秀幸(過去作/アンサング・シンデレラ、トレース~科捜研の男、ミステリと言う勿れ 第1,2,3,6話
森脇智延(過去作/SUITS/スーツ1,2、黄昏流星群、イチケイのカラス) 第4,5,7話
野田悠介(過去作/シャーロック、ラジエーションハウス、アンサング・シンデレラ、今作のプロデューサー) 第8話
音楽:やまだ豊(過去作(単独作品のみ)/ボーダーライン、わたしを離さないで、プロミス・シンデレラ)
主題歌:idom「GLOW」
評価したいのは、無駄が “ほぼ” ないこと
評価したいのは、無駄が “ほぼ” ないこと。
それは、「入札談合」の説明を含めた描写について… と限定だが。
これまでの感想でも書いた通り、一定の経験や知識がある人にとっては、「なるほどね」的な内容だが、『月9ドラマ』の性質を考えれば、若い視聴者もいるわけで、その点では今回くらい丁寧に描く必要があると、ずっと思っていた。
ただ、今作はどうしても “公取委” の “仕事” よりも “内内の人間関係” を描くことを重視しがちだったから、中途半端だったのだ。
だから、“公取委ドラマ” としてはやっとカタチになったとは思う。
ただ、いろいろ気になった点もある。
いろいろ気になったこと、3つ。
一つ目は、“公取委ドラマ” のドラマなのに “復讐劇” になって来たこと。
まあ、小勝負(坂口健太郎)側の “縦軸” のつもりで盛り込んだのだろうが、やはり視聴者は公取委が公平平等な取引を守る “お仕事ドラマ” を期待している人が多いはずだから、こうなってしまうと「結局、このドラマもか…」と落胆する人は多いし、私もその一人だ。
二つ目は、ダブル主演のはずの白熊(杏)の存在意義がほぼ無いこと。
恐らく、白熊が警視庁捜査一課から公取委に異動になった事件(=シロクマ側の “縦軸”)と次回以降に絡めて、強引にダブル主人公にするのだろうが、やはり、1話丸々存在感がないのはどうかと思う…
三つ目は、なぜか最終章の第8話になって、今作初担当の演出家・野田悠介が起用されたこと。
もう、映像的にも前回までと雰囲気が違って少々焦ったが、それ以上に驚いたのは野田氏が今作の “プロデューサー” だということ。
元々演出家でもあったから能力的には問題ないが、でも、当初のアナウンスでは演出陣に名がなかったわけで。
恐らく大人の事情があるとは思うが、だったら、当初からもっと今回くらいに公取委の仕事部分をしっかり描くように演出部に指示を出すべきだったと思うが…
あとがき
気になる点は多いが、流石プロデューサーだけあって「こういうのが作りたかった」ということだと思います。
従って、私も、「こういうのが見たかった」ということです。
本庄(寺島しのぶ)の後輩・三島を演じていたのが今井悠貴さんでした。
今井さんと言えば、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(シーズン1)』の最終章で黒田(柳葉敏郎)と元妻・有里子(奥貫薫)の息子・健一を好演したのが記憶に鮮明ですね。
最近の月9では『ミステリと言う勿れ』にも出演されていました。
それと、本庄が使っていたコンデジが「ソニー サイバーショット DSC-W1」で2004年発売モデルで、劇中の2005年と符合しており、とても懐かしかったです。
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