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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第99回・2022/8/25) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第99回〔全125回〕第20週『青いパパイアを探しに』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)は、かつてフォンターナでともに勤めていた矢作(井之脇海)の腕を見込んで「うちの沖縄料理の店を手伝ってもらえないか」と提案するが、自分の店を持ったものの失敗に終わった矢作は暢子の提案を断り、姿を消した。だが暢子はあきらめず、矢作を探し続けて…その頃、沖縄やんばるでは歌子(上白石萌歌)が智(前田公輝)の協力を得て、初めてのライブを行おうとしていた。だが、緊張した歌子は…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15,18
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12,17,19
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13,16,20
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11
   寺崎英貴(※)(過去作/オーディオドラマ 青春アドベンチャー「嘘か真か」) 第17,19
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※「崎」の漢字は本来「たつさき」
※敬称略



この投稿の趣旨について
この投稿は、私が今作を “今一つ” だと感じる原因を追究することで、今作だけでなく広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。

作品の粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくること、脚本家などの人格否定や俳優の個人攻撃が目的ではないことをご理解ください。


ようやくアバンタイトルで "開店準備" が描かれた

今回も、あまりにツッコミどころが多いので、やや “揚げ足取り” 気味になるかも知れませんが、あくまでも “連ドラ” しての “繋がり” への違和感の説明だと思って読んでいただきたいです…(願)

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

冒頭から、信用金庫がトイレを借りるだけで走るのに、主人公の夫はやっと仕事が決まったのにのんびり歩いてご帰還とは、何とも優雅なニュー青柳家だなぁ… と。

まあ、そんなことはどうでも良い。

今週に入って、ず~っと「なぜ開店準備を描かない!?」と疑問を投げかけていたら、ようやくアバンタイトルで開店準備が描かれた。

そして、主人公は店担当で、姉からの「200万円」以外に信用金庫から “それなりの額” の融資を受けていること、主人公の夫が仕事を探していて見つかったことが描かれた。

作り手たちは素知らぬ様子で後出し情報として描いているが、主人公は房子(原田美枝子)の助言に「両方やりたい」と啖呵を切って “退職” したのだから…

“連ドラ” として主人公がいつも通りの “負けず嫌い” と “自己承認欲求の強さ” を発揮して、夫の制止する声も耳に入らないくらいに開店準備に奔走している姿を描くべきだったと思う。

それこそ、自分の代わりに厨房に立つ料理人を捜すのを描くのは当然だが、それと並行して今回のような準備を描けば良かっただけけのこと。

まあ、その「だけ」が全くできていないのが今作なのだが…

歌子「なんで だましたの?」

揚げ足取りはしたくないが、どうしても気になったから書いてしまうが。

次の歌子(上白石萌歌)の台詞を聞いて唖然としてしまった。

歌子「なんで だましたの?」


おいおい、披露宴に出席させようと、比嘉家総出で歌子の病気に対する智(前田公輝)の気持ちを利用したのは誰? と思ってしまった。

これ、復讐、報復、リベンジとしても良いくらいだが。

こういう展開を用意しているなら、智を騙して披露宴に連れて行って恥をかかせるのではなく、歌子が「私のお願い…」として渋々出席する展開の方が良かったのでは?

まあ、披露宴の時にチラッと歌子は智に謝ってはいたのを記憶しているが…

スキンシップしようが、レコードを出そうが、構わないが…

それと、ちょっと気になるのは、歌子と智の恋バナだけが、偶然的な身体的接触をきっかけにして親密になっていくのが、ちょっと解せないというか、今作としては少々 “生々しい” なと。

更に、「レコードを出したい」と「歌手になりたい」が同義語のように扱われているが、なんか違うような。

「歌手になりたい」なら、沖縄本土で三線片手に歌うプロになれば良いし、東京でレコード歌手としてデビューしたいなら大きな話だし。

まあ、スキンシップしようが、レコードを出そうが、どっちでも構わないが…

また、主要登場人物たちの学習能力が乏しく見えてしまった

書いたついでに、 “連ドラ” しての “繋がり” への違和感として書いちゃうが。

それは、歌子が居酒屋で歌っている途中で止めるという展開についての違和感だ。

もう、忘れた人も多いかもしれないが、5月12日放送の第24回で、歌子の高校の音楽教師・下地響子(片桐はいり)が歌子に贈った名台詞があったことを…

響子「一つだけ私も勝手なことを言います。
   あなたはいつでも どこでも どうなっても
   歌うことをやめてはいけません!」


このように下地先生は歌子にエールを送ったのだから、歌子は下地の言葉を思い出して歌い続ける設定こそ “連ドラ” なのでは? と思うのだ。

それを、無理やりに偶然的な身体的接触の展開をやりたいがために、歌子の高校時代を封印したのだ。

結局、結末ありきでストーリー展開を考えるから、毎度のようにご都合主義になるのは今に始まったことではないし…

こんなことを続けるから、主要登場人物たちの学習能力が乏しく見えてしまうのだが。

歌子、智、そして母・優子の寸劇は悪くなかった

ただ、終盤にあった歌子、智、そして母・優子(仲間由紀恵)の寸劇は悪くなかった。

コメディエンヌとしての仲間由紀恵さんが本領を発揮した感じだ。

まあ、脚本と演出のセンスがイマイチだから、無駄なやり取りによってテンポが失われたが、先日の「孫の名前と新店舗名ちむどんどん」の “笑えぬコント” よりず~っとマシだった。

だから、ここは優子に「歌子は、歌子のままで上等!」でカチッと締め括って欲しかった

今作名物の "蛇足" の押し付けが、また仇になった

優子の決め台詞で終わっておけば良いものの、やはり今作名物の “蛇足” の押し付けが仇になった。

それが、主人公と三郎(片岡鶴太郎)が矢作(井之脇海)を見つけるだけのワンシーンだ。

瞬間移動は、これまた今作名物の一つだから驚きはしないが、ここまで直近でワープしちゃうと話が全然繋がらない

せめて、前回で「給食改革」にあんなに尺を割くなら、数カットで良いから、ラストシーンで和彦が「あとは 矢作さん自身が引き受けてくれるかどうか」の台詞の前後に、三郎が県人会の人たちと矢作を捜し歩いている様子をインサートカット(挿入)するだけで良かったのに。

別に、粗探しや揚げ足取りのつもりでなく、登場人物たちの行動を描くのが雑だから気になるのだ。

何度も書くが、「暢子と三郎が矢作を見つけた」という “結果” だけを描けば良いと思っているから、そこに至る “過程” が雑になる。

普通に考えれば、捜し歩いたから見つかるわけで、せめて主人公が三郎から「見つかったぞ」の電話を受けるワンカットがあるだけでも、違和感はだいぶ払拭できると思うが…

うん、今作はやらない、やれない… か(苦笑)

あとがき

皆さん、お気づきですか?
今週に入って、めっきり “ナレーション” が少なくなっていることに。

今回の違和感だって、ナレーションで「内装工事が始まって1週間がたちました…」とか、「信用金庫から更に300百万の融資を受けた暢子は、ちむどんどんしているんです」と入れれば良いし…

「県人会の仲間から〔鶴見のお隣の川崎で矢作を見つけた〕と連絡を受けた暢子と三郎が急いで向かいました…」で済んだと思いますよ。

これ位は、最初の脚本を書く時点で思いついて欲しかったです。
「土曜日版」のナレーションに期待しましょう。

それにしても、結局は矢作も “罪を償う” のはスルーして、房子が許して暢子に合流しちゃうんでしょうね…


☆⌒★ちむどんどん さしみてぃくぃみそ~れ~★⌒☆
「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


しばらくの間、今作のコメント欄は閉鎖します
いつも読んでいただいた上に、コメントを投稿してくださり、ありがとうございます。
この度、今作への熱意のあるコメントへの返信は難しいことが多いため、通常のコメント欄では納得できるお返事ができないので閉鎖させていただきます。

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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 22 23 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 
第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63 64 65 
第14週『渚の、魚てんぷら』
66 67 68 69 70 
第15週『ウークイの夜』
71 72 73 74 75 
第16週『御三味(うさんみ)に愛をこめて』
76 77 78 79 80 
第17週『あのとき食べたラフテーの』
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第18週『しあわせのアンダンスー』
86 87 88 89 90 
第19週『愛と旅立ちのモーウイ』
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第20週『青いパパイアを探しに』
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連続テレビ小説『ちむどんどん』第99回

内容房子(原田美枝子)から事情を聞いた暢子(黒島結菜)は、矢作(井之脇海)に店の手伝いを頼むのだが、断られてしまう。その後も、房子、二ツ橋(高嶋政伸)にも協力してもらい、矢作を探し。。。。そのころ歌子(上白石萌歌)は、智(前田公輝)の協力で。。。。敬称略いきなり、アバンで、開店準備。そして信用金庫。どうやら主人公は、融資をしてもらっているようだ。その一方で、“無職”の和彦は、一応。。。仕事を...
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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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