連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第96回・2022/8/22) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第96回〔全125回〕/第20週『青いパパイアを探しに』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
暢子(黒島結菜)の開店準備が進む中、和彦(宮沢氷魚)が東洋新聞を退職することに。そしてその直後、暢子の妊娠が判明。不安もあるが、二人は大きな喜びの中にいた。だが事態を知った房子(原田美枝子)が暢子に告げたことは…一方、沖縄では、良子(川口春奈)が学校給食を改革しようと奮闘していた。だがこれまでのやり方を変えるのは、相当難しいようで…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15,18週
松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12,17,19週
中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13,16,20週
大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9週
田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11週
寺崎英貴(※)(過去作/オーディオドラマ 青春アドベンチャー「嘘か真か」) 第17,19週
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※「崎」の漢字は本来「たつさき」
※敬称略
作品の粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくること、脚本家などの人格否定や俳優の個人攻撃が目的ではないことをご理解ください。
地元以外から調達した野菜はおいしくないってこと?
先週の8月18日(木)放送のNHK音楽バラエティ番組『おげんさんといっしょ』で三浦大知さんが『燦燦~おげんさんといっしょver.~』を生歌披露した際…
なんと冒頭の歌詞「白い花」が音響ミスで音が出なかったのを見て(謝罪コメントも無し)、NHKって本気で今作を作っているのか、益々疑問が湧いてしまった…
ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!
地元の野菜はおいしいから “野菜嫌い” の子どもが食べるのは良いとして、これって地元以外から調達した野菜はおいしくないってこと?
また、劇中に登場する沖縄出身の八百屋問屋さんは、わざわざ沖縄に野菜を買い付けに来ている。
これって、食べ慣れている味が好き以前に、ただの沖縄の野菜を買いましょう、食べましょうの押し付けにしか見えないのだが…
暢子が「両立させたい」なら、やれば良いと思う…
とにかく、暢子(黒島結菜)は “店の開店” と “妊娠出産” の両方をやりたいと。
まあ、これまでの暢子は何かを同時にやるのが超下手で、どちらか一方しか見えない、考えられない人だった暢子(黒島結菜)は “店の開店” と “妊娠出産” の両方をやりたいたのに。
だって、略奪愛の時なんて、和彦(宮沢氷魚)以外の愛(飯豊まりえ)と智(前田公輝)にはサイテーのことを平気でやった実績があるわけで。
いや、両方やれるならやれば良いと思う。
それが、「暢子は、暢子のままで上等」なら…
「200万円」では足りないと描いたのに、その後がない…
そんなことよりも “連ドラ” として気になってしょうがないのは、“お金” のことはどうなったのか?
久し振りに無駄だとわかりつつも、「そもそもの話」をしてみると…
ちょっと先週までのおさらいをしてみよう。
暢子と和彦は、信用金庫などと資金繰りについて相談していた。
要するに、開業資金が足りなかったのだ。
そして、のちにわかったのが、暢子に「200万円」の貯金があったこと。
ここで、よく考えて欲しい。
そもそもの話、開業資金として「200万円」では不足だったのだ。
そう、開業資金には店舗兼住宅の賃貸契約に関する保証金や礼金や前家賃に仲介手数料、引っ越し費用、店の内装デザインに始まる改装施工費、厨房設備購入費、各種備品費、仕入れ費、当面の運転資金などが必要で、いくら “フィクション” でも到底200万円で足りるはずがない。
いや、今作でも「200万円では足りない」と描いているのだから、足りないのだ(笑)
開業資金問題は、しれーっとスルーしてしまうのか
ここで今作が、またしれ~っとスルーしようとしているのが、開業資金問題だ。
あれだけ先週で騒動を作って、良子(川口春奈)と博夫(山田裕貴)からの援助のお陰だぁ! と盛り上げたのに “その後” が無い!!!
今回では、母・優子(仲間由紀恵)、三郎(片岡鶴太郎)と妻・多江(長野里美)、沖縄料理居酒屋「あまゆ」の順次(志ぃさー)たちが「応援する」と口では言っていたが、≪そもそも≫前述の資金繰りで困っている時ですら信用金庫を紹介した位で、具体的には “応援のおの字” も しなかったのは、三郎たちなのだ。
だから、先日書いたのだ… 送別会でなく結婚披露宴二次会を三郎が発起人になって開催して、県人会でお金を援助するような展開でも良かったのではないかと…
こういう↑描写が全くないから、三郎にしたって “無責任” に見えるし、どうせ “他人事” だと思っているようにしか映らないのだ。
こう書くと「容易に、知り合いにお金を貸すのを “ドラマ” で描くのは如何なものか?」なんて声が飛んで来そうだが…
もしもそういうなら今一度思い返して欲しい… 今作は、当初から窃盗などの犯罪行為を描いて、お金を騙し取ったり、返さなかったり ばかりを描いて来たことを。
だから、今さら “性善説” に従って描いたところで、「泥棒を見て縄を綯(な)う」 ってことなのだ。
妊娠の報告はお金を援助してくれた良子夫婦へ最初に…
視点を変えよう。
私はコロナ禍になって早3年近く、ホテルの大きな仕事が激減中だから、正直いうと “朝” から “お金の話” なんて見たくもない。
しかし、今作は料理と恋バナと歌以外は、ほぼ “お金にまつわるエトセトラ” しか描いていない。
そう、あれこれ下ネタ的に勘ぐるのは止めておくが、「あまゆ」の2階で “妊娠2か月” なのだ(驚)
日々 “ちむどんどん” しようが、夜に “ちむむらむら” しようが、昼間の暢子と和彦が第一に考えるべきは “お金” のことだったはず。
だから、先週の披露宴での「暢子の独立宣言」のあとに…
「賢秀取り戻し作戦」をやって200万円が無くなり…
その後に「良子夫婦からの資金援助」を描いて…
週明けから暢子はお金を貯めるためにフォンターナに戻って働き(ここまで金曜日)…
その間で “妊娠2か月” にしたら…
房子(原田美枝子)が反対するように展開したら良かったと思う。
最低限、暢子がお金のことを第一に心配していることを描いた上で、妊娠しないと、開業も妊娠も無計画ってことになる。
もちろん、フリーランスになったとはいえ現実に稼いでいる描写が全くない和彦も問題山積だが(苦笑)
おっと、妊娠の報告は、優子にするのは悪くないが、200万円を出してくれた姉夫婦に最初に伝えるべきでは?
だって、開業は半年以上先になる可能性があるわけだから、一度返すのが筋だと…
暢子の雰囲気が先週から "また" 変わった
さて、演出担当が、第16週『御三味(うさんみ)に愛をこめて』を担当した中野亮平氏に交代した。
恐らく演出家のつけた演技のせいだと思うが、暢子の雰囲気が先週から “また” 変わった。
先週の暢子は、若々しくて、やる気に満ちていた感じが漂っていたが、今週の暢子は問題山積だからかも知れないが、一気に老け込んだ感じ。
助産師歴 30年以上の妻に聞いてみたところ、好意的に見れば、怠(だり)くなったり疲れやすくなったり、胸が張ったりして微妙な身体の変化が起こり始めるのが妊娠初期(2か月:4~7週)の特徴で、微熱や倦怠感などあり、じわじわと身体に変化が出て来て、妊娠の自覚が芽生える頃だから、演技も変えたんじゃないの? と。
更に、味覚に変化が出る人が「3/4」はいるのが妊娠初期だから、この味覚の変化を感じて、「両方は無理」って考えるのが自然かもね… と。
妻は熱心な今作の視聴者では無いから知らないが、熱心な視聴者である私は、このまま「両方やりたい」の “暢子の正義” を主張して、あの人が料理の腕前を見込まれて再参加すると思うが…(苦笑)
あとがき
この場に及んで、まだ和彦の母・重子(鈴木保奈美)で「騒動至上主義」を断行ですか?
その上、良子の給食騒動に、歌子(上白石萌歌)と智の恋バナ…
もう、ホント、何をやりたいのかわかりません。
劇中で「ちむどんどん」が連呼されればされるほど、「このドラマ、しけるー(「テンションが下がる」、「しらける」の意味の沖縄方言)」と叫びたいのは私だけ???
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。
この度、今作への熱意のあるコメントへの返信は難しいことが多いため、通常のコメント欄では納得できるお返事ができないので閉鎖させていただきます。
また、頂戴したコメントによってはお返事できない場合がありますが、貴重なものとして読ませていただきます。
状況が変わりましたらコメント欄を復活させるつもりですので、しばしご協力お願いいたします。
コロナ禍で、未だ仕事が激減中です。
Amazonと楽天市場からお買い物する際は、当ブログ内のバナーなどのリンク経由で買ってくださると、私にポイントが貯まります。
また、ブログを書き続けるモチベーションアップにもなります。
引き続き、皆様のご協力をお願い申しあげます。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17163/
【これまでの感想】
第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 土
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 土
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 土
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 土
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 22> 23 24 25 土
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 土
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 土
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 土
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 土
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 土
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 土
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 土
第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63 64 65 土
第14週『渚の、魚てんぷら』
66 67 68 69 70 土
第15週『ウークイの夜』
71 72 73 74 75 土
第16週『御三味(うさんみ)に愛をこめて』
76 77 78 79 80 土
第17週『あのとき食べたラフテーの』
81 82 83 84 85 土
第18週『しあわせのアンダンスー』
86 87 88 89 90 土
第19週『愛と旅立ちのモーウイ』
91 92 93 94 95 土
第20週『青いパパイアを探しに』
- 関連記事
-
- 魔法のリノベ (第6話・2022/8/22) 感想 (2022/08/23)
- 競争の番人 (第7話・2022/8/22) 感想 (2022/08/23)
- 連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第96回・2022/8/22) 感想 (2022/08/22)
- 新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~ (第5話・2022/8/21) 感想 (2022/08/22)
- オールドルーキー (第8話・2022/8/21) 感想 (2022/08/22)