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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第89回・2022/8/11) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第89回〔全125回〕第18週『しあわせのアンダンスー』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)は、フォンターナで重子(鈴木保奈美)になつかしい料理を振舞い、やっと和彦(宮沢氷魚)との結婚に賛成してもらうことができた。それから半年後、フォンターナで暢子と和彦の披露宴が行われることになる。重子に加え、房子(原田美枝子)などフォンターナのスタッフ、優子(仲間由紀恵)ほかやんばるの面々、そして鶴見の三郎(片岡鶴太郎)たちがいよいよ一堂に会することに…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15,18
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12,17
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13,16
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11
   寺崎英貴(※)(過去作/オーディオドラマ 青春アドベンチャー「嘘か真か」) 第17
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※「崎」の漢字は本来「たつさき」
※敬称略



この投稿の趣旨について
この投稿は、私が今作を “今一つ” だと感じる原因を追究することで、今作だけでなく広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。

作品の粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくること、脚本家などの人格否定や俳優の個人攻撃が目的ではないことをご理解ください。

『時間よ止まれ』が大ヒットしたのは1978年の3月で…

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

今日は国民の祝日「山の日」だからなのか、今作と来たら「非(欠点)、山の如し」か…

予想通りに半年間もしれ~っと時間経過して、劇中は 1979年(昭和54年)3月になった。

重箱の隅を楊枝でほじくることはしたくないが、ファンだから敢えて書くが、“永ちゃん” こと矢沢永吉さんの『時間よ止まれ』が大ヒットしたのは1978年(昭和53年)の3月にCMソングで大ヒットしたわけで。

音楽好きとしては、1978年の大ヒット曲で… 賢秀(竜星涼)の素っ頓狂(すっとんきょう)な感じを出すならサザンオールスターズの『勝手にシンドバッド』…

真剣さを出すなら堀内孝雄の『君のひとみは10000ボルト』、自虐的なら世良公則&ツイスト『宿無し』あたりがピッタリだと思うが別にいいや…

なぜ、このタイミングで宿題の話を???

房子「それより 宿題は どうなってる?」
暢子「あっ… 自分のやりたいお店のイメージですよね…」


う~~~~ん、なぜこのタイミングで???

脚本家は暢子(黒島結菜)が沖縄料理の店を出すことを前提に “そこまでの道筋” を書いているから、<結婚の次は独立>が当然のことだと疑うはずもなく書いているのだ。

しかし、前回の感想でも書いた通り、普通に考えれば、暢子が<結婚の次は独立>と決めているなら、そのことを家族になる予定の重子(鈴木保奈美)と和彦(宮沢氷魚)、更に大変世話になった三郎(片岡鶴太郎)夫婦や沖縄料理居酒屋「あまゆ」の順次(志ぃさー)たち、そして自分の家族には話してあるのかが、本当に気になる。

なぜ、告知したのか気になるか? というと…

結婚もそうだが、独立には【比嘉家の鬼門】である “お金” が必要だからだ。

結婚については、新郎家である青柳家が全額負担のケースは考えられる。
また、「自分のやりたいお店」についても房子(原田美枝子)から受け継ぐのもありだが…

今の時点では房子から暢子にバトンタッチするなんて微塵も描かれていないのだから、ショップイメージの構築以前に、金策や取引先開拓が先のような。

これ、台詞が良くないのだ。
いいや、前述の通りで脚本家は暢子がどんな店を出すか知っているから、こんな適当な台詞を平気で書けるのだ。

普通なら、「自分のやりたいお店の構想(コンセプト)ですよね」のはず。

だって、一般的に “イメージ” と言ったら “店舗デザイン” のことだから。 まあ、これも今となっては粗探しになってしまうか…

重隅突きになるが、結婚披露宴の雑さは黙っていられない!

平常心で見ようと努力はしたのだが、申し訳ないがホテルで30年以上、2,000組以上の結婚披露宴の演出の仕事をして現場を見て来た私は、どうしても気になってしまったことがある。

重隅突きになってしまうが、今回だけは許して欲しい。

まず違和感を覚えたのは、迎客時(新郎新婦が入場する前のこと)に、「超」がつくほどの濃~~~い血縁のある身内の良子(川口春奈)と博夫(山田裕貴)と娘がしれ~っと座っていること。

フォンターナでの披露宴の前に “別の場所” で結婚式があって、その時に暢子と “挨拶済み” と好意的に解釈しておくが。

そして、脚本と演出が “ウエディングドレス姿の暢子” をラストシーンまで引っ張りたかったのも理解するが。

でも、敢えて言わせていただく。

既に暢子と “挨拶済み” としてもだ…

不自然極まりないが、暢子が母・優子(仲間由紀恵)に結婚式前でなく披露宴直前に “感謝の挨拶” をするから気を遣ったとしてもだ…

家族なら、披露宴直前の新婦の控室に “フォンターナにいる” のだから良子は優子と暢子と一緒にいるべき!

暢子の挨拶が始まったら、そっと退席するのが結婚した良子だからこその気遣いだし。

結局、普通の結婚式や披露宴でやることもやれないことが、今作で第1回から脈々と繋がっている “情、温かみ、慈愛の描き方の超下手さ” なのだ。

一般的なレストラン・ウエディングのことを少しだけ…

結婚式や披露宴に出席した経験がない人や忘れてしまった人のために、一般的なレストラン・ウエディングのことを書いておく。

私は1990年に結婚して、同時期に結婚披露宴の仕事を始めた。

その時、結婚式は雪深い冬に軽井沢の教会で挙げて身内の食事会をやり、秋に東京の料亭で盛大に結婚披露宴を開いた。
当時は海外挙式で挙式と披露宴を分ける人はいたが、国内挙式で別々にやる人は少なかった。

だから、劇中の1979年は結構珍しいケースだったと思う。
おっと、話を戻そう。

人前式(披露宴の参列者が新郎新婦の結婚の見届け人になる挙式)の場合は、レストラン(披露宴会場)で「結婚式 → 披露宴」の順に執り行うのが一般的だ。

プロの司会者さんの台詞なら「これまでは荘厳な式でしたが、乾杯が整いましたのでこれ以降は華やかな宴(うたげ)とさせていただきます」となる。

劇中では、二ツ橋(高嶋政伸)と房子のやり取りで、房子は挙式には出席しないで披露宴の準備があるとあったから、大前提は挙式会場と披露宴会場は別と考えるのが普通だ。

で、一般的なのは挙式会場が小さくて大人数が入れない場合、挙式で着たウエディングドレスのまま披露宴会場に移動して、挙式不参加組にも純白のウエディングドレス姿を披露するというカタチだ。

だから、百歩譲って挙式会場の控室が狭くて、母への挨拶ができなかったからフォンターナで… と解釈したのだ。

でも、そう解釈すると、しれ~っと良子が座っているのがおかしいってことになって(苦笑)
ああ無駄、やめよう…

思わせぶりだった房子と三郎夫妻の再会も、どっちらけ…

また前回まで、やたらと思わせぶりに描いていた房子と三郎夫妻の再会劇だが、予想以上(以下か…)に白けた。

これも以前に書いた通り、この程度の再会劇しか書けないとわかっているなら、三郎に房子への後ろめたさや詫びる気持ちがある設定なのだから、房子とフォンターナを夫婦で見守って助けてきたことにしたら良かっただけなのだ。

なぜ迎客時に"青柳家と比嘉家の家柄の違い"に触れないの!?

お昼の 12時には投稿を済ませたいと思ったが、これだけ「非、山の如し」だと簡単に終わることがでない(謝)
だって、この時点で下書きと校正で3時間近く掛かっているから…

もっと、おかしいのは披露宴に出かける前の描写はあったのに、フォンターナに到着した途端に存在感がゼロになった重子(鈴木保奈美)だ。

確かに、歌子(上白石萌歌)と智(前田公輝)、賢秀の牧場、房子と三郎夫妻など、脚本家と演出家の大好物 “騒動” のてんこ盛りだから、歌子の歌をフィーチャーする位しか思いつかなかったに違いない。

しかし、本来「迎客のシーン」で描くべきは、散々描いて来た “青柳家と比嘉家の家柄の違い” のほうを、重子と青柳家のお手伝いさん・波子(円城寺あや)を使って面白おかしく描くことでは?

重子は数少ない沖縄に無縁な人で、"視聴者側に近いキャラ"

なぜ、重子を利用して、面白おかしく描くべきなのか?

それは、重子が、和彦、田良島(山中崇)を含めた同僚、鶴見の沖縄県人会などの披露宴出席者がほぼ≪沖縄オールスターズ≫の中で、数少ない沖縄に無縁な人で、ある意味 “視聴者側に近いキャラ” だからだ。

要するに、重子が≪沖縄オールスターズ≫の騒動を面白おかしく感じていることを描かなければ、視聴者も面白おかしく思えないってこと。

だから、騒動を楽しんでいる重子を描けば、視聴者も「沖縄の人たちだから…」と許容できたと思う。

まあ、失敗したわけだが…(失笑)

あとがき(その1)

あ~~~あ、長くなって、遅くなってしまって申し訳ないです。

あとがき(その2)

これ、いっそのこと “リゾート・ウエディング” の先駆けとして、先日の県人会の遠足で行った海辺で…

海外リゾートさながらの開放感がただよう “シーサイド・ウェディング” にして、また≪沖縄オールスターズ≫で大宴会でもした方が、沖縄気分が醸し出せたかも???

あとがき(その3)

とにかく、今作って目の前の “騒動” だけを描くばかりで、騒動の前の “静けさ” や “気配と予感”、騒動の後の “安堵感” との時間の流れを使ってメリハリを魅せることが出来ないから、こうなっちゃう。

まあ、明日もヤング大会の再来で「うち、沖縄料理の店をやります!」と宣言しちゃうんでしょうけど

あとがき(その4)

今日の一言。。。
「“騒動” は “前後” を正しく描いてこそ意味と価値がある」でした.....〆(・ω・)メモメモ


☆⌒★ちむどんどん さしみてぃくぃみそ~れ~★⌒☆
「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


しばらくの間、今作のコメント欄は閉鎖します
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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
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第2週『別れの沖縄そば』
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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