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家庭教師のトラコ (第4話・2022/8/10) 感想

家庭教師のトラコ

日本テレビ系・水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』
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第4話『1万円。拾うのとあげるの、どっちが幸せ?』、ラテ欄『1万円拾うのとあげるの、どっちが幸せ? 失業ママが選んだ究極の答』の感想。



真希(美村里江)が図らずも仕事に関する問題を抱えることに。トラコ(橋本愛)は、夫の朔太郎(細田善彦)に相談してはと提案するが、真希は自身で解決できると言い切る。そんな真希にトラコは、1万円を拾うのとあげるのとどちらが幸せだと思うか、じっくり考えるよう促す。その後も真希の予想に反し状況は好転せず、ひょんなことから朔太郎に秘密がばれてしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:遊川和彦(過去作/〇〇妻、家政婦のミタ、女王の教室、同期のサクラ、35歳の少女)
演出:伊藤彰記(過去作/過保護のカホコ、ハケン占い師アタル、35歳の少女) 第1,2
   岩本仁志(過去作/ナースのお仕事シリーズ、野ブタ。をプロデュース) 第3,4
音楽:平井真美子(過去作/ハケン占い師アタル、35歳の少女、となりのチカラ)
主題歌:森山直太朗「茜」
チーフプロデューサー:田中宏史(現担当バラエティー/ハ行列のできる法律相談所、月曜から夜ふかし、人生が変わる1分間の深イイ話、しゃべくり007、有吉反省会)
チーフプロデューサー:石尾純(過去演出作/怪物くん、家政婦のミタ、偽装の夫婦、ヒガンバナ)



ようやく"作者の意図"が見えて来たかも?

前回の感想のあとがきに捨て台詞のように「もう少し見れば作家の意図はより見えてきそうなので、ボケーっと見てみます」と書いて、文字通り “ボケーっと見てみた” のが第4話。

結局、私の出した結論は…

トラコ(橋本愛)の過去はどうであれ、子どもを有名私立校に絶対に合格させる家庭教師として三つの家庭に入り込んだトラコが…

子どもへの教育をそっちのけで<感情的で短絡的な母親>に対して “金の価値” や “家族の価値” を教えて、自分と家族の関係を見つめ直させる “親子関係再構築促進ドラマ” かな? と。

そう思った理由は…

 ●トラコが子どもたちに特筆するようなことを一切教えていないこと。
 ●トラコの影響を受けるのは、厳しく指導を受ける母親ばかりであること。
 ●状況や条件は違えど、三人の母親に “感情的で短絡的” の共通点があること。

この3つから、今作は子どもの進学事情を描いた、そう同日テレのドラマ『二月の勝者-絶対合格の教室-』(2021年)のような “お受験ドラマ” では無いなって。

まあ、今作が私が考えるような “親子関係再構築促進ドラマ” だとすると、以下の疑問もわいてくる。

 ●あまりにも子どものお受験の描写が少な過ぎる。
 ●家庭に入り込んで家族を変えるのは『家政婦のミタ』を酷似しちゃう。
 ●いっそ『家政婦のトラコ』の方がしっくり来ちゃいそう(苦笑)

45分頃のあるシーンの"ある演出"が作家の意図の決め手に!

でも、私が “親子関係再構築促進ドラマ” だと決定づけちゃった本当の理由は、45分頃のあるシーンの演出を見たからだ。

それは、中村真希(美村里江)が隠し録りした娘・知恵(加藤柚凪)と夫・朔太郎(細田善彦)の会話を ICレコーダーで聞きながら数時間が経過したというシーンで…

数分間にわたって娘と夫は音声のみで、一度も映像で登場しなかった演出だ。 普通なら、恐らく回想シーンをインサートするはずだ。その方が圧倒的にわかりやすいから。

でも、真希の心情の変化を中心に描写したいと思ったら、真希だけにして帰宅後に合体させた方が効果的なわけで、演出家は真希役の美村里江さんの演技力に賭けたのだと思う。

演出意図は見事に成功して、帰宅後の “家族関係再構築” から「1万円をどうするか? 問題」への流れも、しっかりと繋がったのではないだろうか?

これまで意味不明だったことが、いろいろ解決し始めた…

まだ、先のことは良くわからないが、今回でわかったのは…

「子どものお受験」を取り払うと、明らかに “大人たちのドラマ” になって、これまで不可解だった “三つの家庭を同時並行に描く意味” が出てきたこと。

この状態なら、価値観の違う母親たちが関わり合って、自分の家族のことを真剣に考え出す物語になりつつあるのも納得できる。

あとがき

これまでで一番 “本作らしく” て良かったです。

ただ、もうそろそろトラコの素性的なものを覗かせて欲しいなと。

“謎” を引っ張ったところで、「なるほどね」程度にしかならないので、むしろ小出しに見せた方が家族の物語に集中できそう…


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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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