連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第86回・2022/8/8) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
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第86回〔全125回〕/第18週『しあわせのアンダンスー』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
※ また、本編最終回が 9/30(金)、全125回決定(情報源)です。
暢子(黒島結菜)が勤めるフォンターナに、三郎(片岡鶴太郎)のお陰で、平和が戻ってきた。ただ、房子(原田美枝子)と三郎の再会は果たせなかった。暢子は、大事な人を集めた披露宴をフォンターナで行おうと決意する。しかし、重子(鈴木保奈美)からはまだ和彦(宮沢氷魚)との結婚を認めてもらっていない。そんな中、良子(川口春奈)が、妹の結婚のために動き出すことに。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15,18週
松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12,17週
中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13,16週
大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9週
田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11週
寺崎英貴(※)(過去作/オーディオドラマ 青春アドベンチャー「嘘か真か」) 第17週
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※「崎」の漢字は本来「たつさき」
※敬称略
作品の粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくること、脚本家などの人格否定や俳優の個人攻撃が目的ではないことをご理解ください。
"ありえん" ことばかりの月曜日で始まった…
ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!
どこから感想を書いて良いのかわからないくらいに “ありえん” ことばかりの月曜日。
今回で最大級に意味不明で違和感ありありの部分は終盤の…
というわけで、今回で最大級に意味不明で違和感ありありの部分から書いていこう。
それは、終盤で暢子(黒島結菜)が房子(原田美枝子)に披露宴のメニューの相談をしたシーンだ。
そもそも…
●暢子は食べる人(=重子)の好みも一切聞かずに…
●更に自分と青柳家のお手伝いさんの波子が「おいしい」と申告しているだけで…
●万人が「おいしい」というのかわからない弁当を…
●ほぼ連日にわたって「要らない」という重子の下に嫌がらせのように持参していたのに…
今さら聞くって???
更に、もう弁当の押し付け配達をやめたのかも良くわからないし…
完全に、先週と今週で暢子のキャラクターが変わってる!?
とにかく、今作は “連ドラ” だから “連続” して~~~ 欲しいのよ。
だって、脚本家は最終回から逆算して脚本を書いてるんでしょ?
<ちむどんどん>制作統括語る「新しい挑戦」 最終回から逆算しての脚本作り「かなり早くから企画を煮詰めて」(MANTANWEB)
https://mantan-web.jp/article/20220409dog00m200068000c.html
約2年前から着手したという小林さんは「かなり早くから企画を煮詰めて、羽原さんと脚本を作っていきました」と話す。「脚本チームとしては、“最終回がこうなる”ということを初めに決めてから、第1週の本を作るという新しい挑戦をしました」と明かした。
だったら、弁当の押し付け配達もやるべきか否かを房子に相談すれば良かったじゃん! by 浜っ子風に
そして、房子に「あなたの料理ならお母さんの心を変えられるわよ」と太鼓判を押させれば、嫌がらせ騒動も暢子の単独犯ではなく、房子も共謀共同正犯になって「やはり血縁だねぇ」と納得できたのだ(困)
少なくとも、好感度が下がるのが暢子に集中させなくて済んだのに。
これ、完全に先週と今週で暢子のキャラクターが変わっているのだ。
そう「新生・暢子」の誕生だ。
といっても、ついこの前に略奪愛をした時にも「新生・暢子」だったから、何度目かわからなくなってはいるが(失笑)
一体いつまで "中原中也詩集の朗読シーン" は続けるの???
今度は、「いつまでやるつもり?」って案件。
そう、例の中原中也詩集の朗読シーンのこと。
「DAKARA」と清涼飲料水のようになってしまうが、「だ・か・ら」何度も書くが…
脚本家が書いた文章でないものを劇中で登場人物に読ませたって、上手くやらない限りは「ただの雰囲気作り」にしかならないのぉ!
まずハッキリ言っておくが、本来は脚本家が書いた重子の台詞と演者の演技で重子の心情を表現すべきなのに、それを脚本家が “やれない” から中原中也の詩で “誤魔化して” いるのだ。
もちろん、意図的にやらない選択をした可能性もあるが、これまで雰囲気重視でなく台詞を使って “トンでも展開” をやり続けてきたのだから整合性は取れないが…
別に “やれない” ことはだいぶ前にわかっているから驚かないが、困るのは “何度も” 繰り返して “誤魔化して” いること。
誤魔化すなら一度だけにして欲しい、もうそれだけ。
「詩の朗読」が大問題なのは雰囲気が他と違い過ぎている点
でも、この「詩の朗読」の問題は、脚本家のごまかしだけでは済まない。
大問題なのは、「詩の朗読」だけ他の場面と “雰囲気” が違い過ぎていることなのだ。
当然、重子のキャラがあるから「つい読んじゃう」のはわかる。
しかし、いくら親子だからって和彦(宮沢氷魚)まで「詩の朗読」をする必要なんて全くないと思う。
なのに、あろうことか二元中継でもやっちゃうから、本当にクドいとしか言いようがない。
「詩の朗読」の致命的な大問題は重子の何も描いていない点
いいや、この「詩の朗読」の致命的な大問題は、脚本家自身が台詞に書け(か)ない程の “重子が背負っている状況” が何であるかが全く良く見えて来ないこと。
何となく、重子が自分の過去を振り返って、息子には幸せな結婚をして欲しいのはわかるが、これって、わざわざ “雰囲気” を醸し出して描くようなことだろうか?
だって、“朝ドラ” では主人公の結婚が相手の家から毛嫌いされるなんてのは良くあることで、今作だって既に良子(川口春奈)で放送済みだ。
従って、その “良くあること” を今作の主人公ではどう描くかが見せ場なのに、そこを脚本家が台詞で書かずに、あの詩の読み方とテロップの出し方の演出に依存したのが間違いだと思う。
それこそ、第1週から登場している母・優子(仲間由紀恵)が誰かの詩集が好きで、何かあると詩を朗読するのが “お約束” になっているようなことでもあれば、それが作風になるが、急に出て来た重子が朗々と朗読したところで、何も伝わらないのだが…
あとがき(その1)
今週の演出担当は今作のメイン監督の木村隆文さんだから、どうしても「詩の朗読」を自分でもやりたかったんでしょうね。
「詩の朗読」が始まったのが第16週で、3週目でやっと自分に番が回ってきたので嬉しくてうれしくて… でしょう。
あとがき(その2)
もう、脚本は暢子を次々「新生・暢子」にしちゃうし、演出は自己満足でやっちゃうから、本当に大変なのは俳優さんたちだと思います。
先々の脚本を読んで演技プランを作るタイプだったら困惑の連続でしょうから、本当にお気の毒だと思います。
あとがき(その3)
今日の一言。。。
「“連ドラ” は “連続” して~~~ 欲しいのよ」でした.....〆(・ω・)メモメモ
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。
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【これまでの感想】
第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 土
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 土
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 土
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 土
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 22> 23 24 25 土
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 土
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 土
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 土
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 土
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 土
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 土
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 土
第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63 64 65 土
第14週『渚の、魚てんぷら』
66 67 68 69 70 土
第15週『ウークイの夜』
71 72 73 74 75 土
第16週『御三味(うさんみ)に愛をこめて』
76 77 78 79 80 土
第17週『あのとき食べたラフテーの』
81 82 83 84 85 土
第18週『しあわせのアンダンスー』
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