「おげんさんといっしょ」の人気コーナー特番「おげんさんのサブスク堂」 (Part1・2022/08/06 感想)

©NHK
『おげんさんといっしょ』の名物コーナー『おげんさんのサブスク堂』が特番化
歌手で俳優の星野源さん(41)が出演するNHKの音楽番組『おげんさんといっしょ』(不定期放送)の名物コーナー『おげんさんのサブスク堂』が特番化され、8月6、13日(午後11時~)2週連続で放送されることが決定し、昨夜が「Part1」の放送だった。
『おげんさんのサブスク堂』とは?
知らない人のためにプチ解説すると…
『サブスク堂』は、星野源さん扮する「おげんさん」と俳優の松重豊さん(59)扮する「豊豊(ホウホウ)さん」が “大好きな音楽” をひたすら語り続ける番組。
今回は「おげんさんが育った部屋」を舞台に2人が青春時代を振り返って、“人生を変えた音楽” を中心に、最近気になる音楽を、お互いの私物のスマートフォンを持ち寄って再生したり、レアなレコードや VHS テープを再生して貴重な音源や映像も見聞きできる内容だ。
30分番組だから、是非とも見逃し配信で見て欲しいのだが…
星野源さんの音楽のルーツになっているジャズの名曲
ちょっとだけ私も共感した内容を紹介すると…
星野源さんの音楽のルーツになっていると紹介していたのが、クリフォード・ブラウン(トランペット)&マックス・ローチ(ドラム)のジャズの名盤『スタディ・イン・ブラウン』(1955年)の1曲目に収録されている「チェロキー」だ。
星野さんにとって、物心つく前からお父さんがかけたレコード音源を聞いて育ったというこの楽曲。
星野さんは、早いビートのドラムに、民謡のようにゆったりとしたメロディーが乗ったところが、今の自分の音楽に影響を与えているとおっしゃっていた。
実は私もこの曲、いやこのアルバムが大好きで良く聴く。
毎月の満月の投稿を読んで下さっている読者さまなら私が “ネイティブ・アメリカン” の思想などに興味関心がある事を気づいておられると思うが。
この楽曲は、ネイティブ・アメリカンの酋長のダンスのようなリズミカルなイントロで始まり、マックス・ローチ(ドラム)は特急列車が走るような高速テンポを刻む中…
クリフォード・ブラウン(トランペット)は素早いドラムがグイグイと前進していく間を、譜面を急速に上下運動をするかのように民謡的なメロディーで重ねて、更に楽曲をけん引していく。
ちょっと聞くとただの技巧派のジャズに聞こえるが、良く聴くとドラムが高速で横糸を紡いでいく中を、トランペットのメロディーが更に高速な縦糸となって、全体に流れるようなメロディ・ラインを構築しているのがわかると思う。
そんなことを知って、下記の動画と見逃し配信を見て欲しい。
松重豊さんがイントロを聞いて洋楽の世界にのめり込んだ曲
次に紹介するのは、ほぼ私と同い年の松重豊さんがこの楽曲のイントロを聞いて、洋楽の世界にのめり込んだという…
元ビートルズのボーカル&ベーシストのポール・マッカートニー率いるウイングスの5枚目のアルバム『スピード・オブ・サウンド』(1976年)の “B面 1曲目” に収録されている「Silly Love Songs(邦題:心のラヴ・ソング)」。
私、この楽曲も大好きで。いや、実はビートルズで一番好きなのはポールだから、もうこの楽曲のウンチクも言い始めたら出るわ出るわ(笑)
松重さんが衝撃を受けたイントロは、ポールが1973年に発表されたプログレッシブ・ロックの大御所、ピンク・フロイドの「マネー」のイントロのレジスターと小銭の効果音が繰り返し鳴り響くテープループに触発されたもの。
番組中では紹介されなかったから、下記の動画で確認すると良くわかるはず。
私が洋楽に強く影響を受けたのは…
知っても何の得にもならないが…
私が洋楽に強く影響を受けたのは、松重さんの1976年の翌年の1977年に発表されたチープ・トリックの「今夜は帰さない(原題:Clock Strikes Ten)」のイントロ。
こちらはエレキギターのハーモニックス奏法で学校の始業終業のチャイムのような「キ~ン・コ~ン・カ~ン・コ~ン」のイントロが超印象的。
そして、その翌年の1979年には、下記の大量の名曲でどっぷり洋楽にハマったのだった…
●ザ・ナック「マイ・シャローナ」
●シック「おしゃれフリーク」
●ロッド・スチュワート 「アイム・セクシー」
●ドナ・サマー 「ホット・スタッフ」
●ヴィレッジ・ピープル 「Y.M.C.A.」
●ビージーズ「失われた愛の世界」
など…
見逃し配信情報
番組名:おげんさんのサブスク堂 Part1(公式サイト)
本放送日:8/6(土) 午後11:00-午後11:30
NHKプラス:https://www.nhk.jp/p/ogensan/ts/7WLG954JQZ/
配信期限 :8/13(土) 午後11:30 まで
あとがき
本当は、昨夜から始まった深夜ドラマ『個人差あります』の感想を投稿しようと思ったのですが、原作の漫画(全6巻)は読了していますし、ドラマも感想を書くほどの内容ではなかったので(汗)、音楽番組を紹介することにしました。
やはり、ドラマの感想と違って、音楽番組の感想は書くのが本当に楽しいです。
『Part2』では、忌野清志郎 with 矢野顕子の「ひとつだけ」が放送されそうな。ちょっと泣けてきます…
でも、「友達の家でただ好きな音楽の話をしている」ような新しい音楽番組『Part2』も楽しみです。
コロナ禍で、未だ仕事が激減中です。
Amazonと楽天市場からお買い物する際は、当ブログ内のバナーなどのリンク経由で買ってくださると、私にポイントが貯まります。
また、ブログを書き続けるモチベーションアップにもなります。
引き続き、皆様のご協力をお願い申しあげます。
「楽天市場」からのおすすめ商品
「Amazon」からの最新のお知らせ
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17122/
- 関連記事
-
- 3月28日NHK新作アニメ「ハートカクテル カラフル」亀梨和也や満島ひかりで (2023/03/22)
- テレビは終わる?いずれの目論見も逆効果…“テレビだから”の強みを見直せ! (2022/12/18)
- 「おげんさんといっしょ」の人気コーナー特番「おげんさんのサブスク堂」 (Part1・2022/08/06 感想) (2022/08/07)
- 仲間由紀恵・黒島結菜、沖縄戦の“記憶”巡るNHK特番(8月1日)「ちむどんどん」収録前に旅へ (2022/07/29)
- 【おすすめ番組】島唄を通して沖縄を感じる番組!NHK総合「沖縄 島唄を見つめて~2022年春~」の見逃し配信と再放送情報 (2022/05/11)