魔法のリノベ (第3話・2022/8/1) 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・新 月10ドラマ『魔法のリノベ』
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第3話『事故物件を体当たり調査! 隠された真相』の感想。
なお、原作の漫画・星崎真紀「魔法のリノベ」は、未読。
小梅(波瑠)と玄之介(間宮祥太朗)は、依頼主の浩昌(迫田孝也)と妻のえみり(トリンドル玲奈)を訪ねる。夫婦の家は、海を臨む素晴らしい一軒家。だが、床の一部に修繕の跡があり、夫婦は‘事故物件’であることを購入後に知ったという。浩昌は住むことを拒むえみりをなだめ、事故物件であることを感じさせないようにリノベーションしてほしいと小梅らに泣きつくが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画・星崎真紀「魔法のリノベ」
脚本:上田誠(過去作/雨天中止ナイン、浦安鉄筋家族)
演出:瑠東東一郎(過去作/おっさんずラブ、浦安鉄筋家族、極主夫道、古見さんはコミュ症です。) 第1,2話
本田隆一(過去作/探偵が早すぎる、極主夫道) 第3話
音楽:瀬川英史(過去作/勇者ヨシヒコ、左江内氏、今日から俺は、エール、極主夫道、古見さんはコミュ症です。)
主題歌:ヨルシカ「チノカテ」
演出面から見れば、ほぼ違うドラマのようになるのだから…
きっと、脚本家は、この第3話は第2話までの今作のメイン監督が演出担当ではないこと知らなかったと好意的に解釈しておくが…
というのも、これまでも書いてきたように今作の脚本家とメイン監督は、テレ東で放送されたハチャメチャ名作ドラマ『浦安鉄筋家族』(2010年)のコンビ。
だから、第2話まで “浦鉄” っぽい演出が炸裂したおかげで、やや冗長的な脚本をカバーできていたというのが本当のところだろう。
しかし、今回の演出担当は瑠東東一郎氏から本田隆一氏に交代。本田氏も個性的なコミカルな演出を得意とするが、やはり路線は違うわけで…
だから、演出面から見れば、ほぼ違うドラマのようになるのは必然だし、しょうがいないこと。
元カレや元カレの枝葉まで盛り込む必要はなかったと思う
従って、出来ることなら演出家の交代が事前にわかっていたなら、もっと脚本は前2話を踏襲すべきだったと思う。
でも、あろうことか、元カレのネタを盛り込むだけでなく、元カレに関連する枝葉まで盛り込んでしまった。
そのために、全体の印象として無駄が多く感じて、薄まってしまったと思う。
折角、メインの事故物件のくだりは、それなりに悪くなかったのに… だ。
これ、せめて元カレ関連はアバンタイトルにでもまとめたら良かったと思う。
で、あとはメインのエピソードに集中するみたいな。
断っておくが、前述のような構成にするのは演出家の交代のためでなく、今作が描くべきことに集中していると感じさせる作戦でもあり、そうしないと、いつまでも出演者目当ての視聴者しか喜ばせられないと思うから…
あとがき
前回までは、主人公とライバルの対決構造が中途半端で面白味になっていませんでしたから、やたらとライバル対決を盛り込むよりは、今回のように主人公に集中した方が “ドラマ” としては良い方だと思います。
ただ、原作縛りがあるのは理解しますが、過程も結末も予定調和なのが気になりますね。
前回も書きましたが、内容が普通なら演出で個性を出さないと実写化した意味がないと思いますが。
それと、事故物件はリノベしても事故物件では? ユーザーの思い次第ではありますけど…(苦笑)
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