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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第79回・2022/7/28) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第79回〔全125回〕第16週『御三味(うさんみ)に愛をこめて』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
 また、本編最終回が 9/30(金)、全125回決定(情報源)です。


暢子(黒島結菜)は和彦(宮沢氷魚)との結婚に反対する、和彦の母・重子を翻意させるために、あまゆに来てもらい美味(おい)しい料理でもてなそうとする。だが、当日、事情を知らない賢秀(竜星涼)がその場に現れて、重子と鉢合わせした上に、大混乱を招いてしまう…。それでもめげない暢子は、諦めそうになる和彦に、あることを提案する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13,16
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



いつも通り、以下↓らの粗探しは無視!

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

読者の皆さまも、あれこれと不満が噴出してはけ口を探しておられるかも知れないが、基本的に粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくることをやるつもりはない。

従って、今回も下記↓の粗探し的なものは基本的に無視する。

とは言え、アバンタイトルから「視聴者さん、なめんなよ」と言わんばかりにツッコミどころが満載だ。

一応、売られたケンカは最低価格で購入させていただくが(苦笑)

●そもそも、なぜ沖縄料理居酒屋「あまゆ」なのか?

●暢子が料理の腕前を発揮するのは「フォンターナ」ではないのか?

●重子のために貸し切りにしていたとしたら、なぜ賢秀は入って来られたのか?

●重子のための “会” に店の主人・順次とトミはともかく、なぜ暢子は三郎を呼んだのか?

●暢子をその気にさせたのは房子なのに、房子は来ないのか?

もう、皆さんもお察しの通り、これらの “不自然さ” のオンパレードこそ、今作が飽きることなくやり続ける愚策「騒動至上主義」を成立させるための仕掛けたちだ。

この現状を何とも思わずに脚本を書いて、俳優に演技をさせて、撮影して編集して、垂れ流しているのが今作なのだ。

それも、私たちが支払っている受信料を使って… だ。

だから、「モノ申す消費者」として、ちゃんと書かねばならない。

いい加減「波子を弁当で手なずける作戦」はやめて欲しい

その後も、今、描く必然性があるとは思えない “賢秀と暢子の兄妹愛” を描いたらしい、相変わらずのダメニーニーと金を渡す家族。

まあ、ここまでの5分間でも “意味不明” なことばかり続いたのに。

今度は、あんなことがあった翌日に青柳家を訪れた暢子(黒島結菜)。

普通の “ドラマ” なら主人公の言動の大して「結婚したいがために、健気だなぁ」と共感して応援したくなるのだが、今作の場合は「図々しいし、うっとうしいなぁ」と思うばかり。

その上、青柳家のお手伝いさん・岩内波子(円城寺あや)伝手(つて)に重子(鈴木保奈美)に伝言のお願い。

個人的には、まだ暢子と重子の関係、更に波子との関係からすると、伝言すら無礼に思うが…

暢子「今度 うちが働いているレストランに来てください」


おいおい、これこそが、結婚したいと思っている和彦(宮沢氷魚)との結婚に反対する和彦の母・重子の気持ちを「働く一人の女性」として認めさせる正攻法であり、まっとうなやり方ではないのか。

それと、今回もあった「波子を弁当で手なずける作戦」も、これっぽちも共感できないし、むしろあざとすぎていら立ちしかない。

今も支離滅裂だが、過去に書いたことも忘れてしまったの?

しかし、こんないら立ちをすっ飛ばす強風が吹いた。

風速で例えるなら “15メートルあたり” だ。
風に向かって歩けず、転倒する人も出てくる風力。ほら、今作にまともに向き合うことも難しく、離脱する人も出てくり “ちむどん風力” だ。

重子「ずっと仕事を続けたい女性と結婚して幸せになれる?」


え~~~と、重子は “ずっと仕事を続けたい女性” の大野愛(飯豊まりえ)との結婚は認めたし、愛と暢子とは違うと前回で熱弁したのは私の勘違いなのか???

結局、ただひたすらに「今の重子は暢子を読めとして認めない」だけを必死に描こうとするから、過去に書いたことも忘れてしまうのだ。

連ドラなのに(苦笑)

そして、そんなことにも気づかずに修正しないのが今週の演出家ってことでもある…

粗探しするつもりはなくてもヘンテコな展開だから気になる

さて、脚本家も脚本家だが、演出家も演出家だと思う場面があった。

母・茂子と言い合いになった和彦が暢子に電話を掛けるシーンだ。

編集上では、「和彦が働く東洋新聞社内」と「暢子がいるあまゆ」のカットバック(切り替えし)だ。

別に、重箱の隅を楊枝でほじくるつもりはないのだが…

●和彦の職場は、勤務中に会社の黒電話で堂々と私用電話を使えるの?

●日曜祝日が休みの和彦が勤務中なのに、電話相手の暢子は「あまゆ」?

粗探しをするつもりはないが、青柳家に弁当を届けた暢子と、和彦の電話を受けた暢子の衣装は同じで、喫茶店で母にあった和彦と、暢子に電話を掛けた和彦の衣装も同じで、話の内容から “4つのシーン” 連続した時間帯であると想像できる。

だとすると、更に…

●暢子は弁当を届けつつ、「フォンターナに来て!」と伝言するために鶴見から?

●いよいよ暢子の勤務表がわからん?

放送前(3/3)の公式サイトには、既に次のように書かれていた

ここからは、NHKの公式サイトに書かれていることで、私の捜索や妄想ではないが、「敢えて今さら先を知りたくない」という人は、下記の文字を反転してまで読まなくても良いと思う。

逆に、「すでに発表済みのことなら良い」と思う人は、私の今回のラストシーンへの思いを読んでいただきたい。

↓↓↓ここから反転↓↓↓

放送前の3月3日にNHK公式サイト(https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/preview.html?i=28120)には、「復帰前の沖縄『やんばる地域』で生まれ育ち、復帰とともに東京で働き始めるヒロイン。遠く離れても家族の絆に励まされながら、ふるさとの『食』に自分らしい生き方を見いだし、やがて沖縄料理の店を開くことに。」と書いてあった。

要するに、暢子は沖縄料理の店を出すことはデフォルト(初期設定)だから、終盤戦に向けて、暢子をイタリア料理から沖縄料理にシフト(変換・転換)させる必要があり、恐らくのそのための「騒動至上主義」の仕掛けが、今週のサブタイトルにある御三味(うさんみ)で、沖縄の旧盆や清明祭(シーミー)などに供される、重箱に入ったお供え料理だと思う。

そして、いきなりお供え料理にするわけにはいかないとは思ったのだろう。

強引に暢子と重子の確執の “騒動” をかませたために、あろうことか「金曜日で白紙状態にする」という自らの掟を破って、二週跨ぎになった。
従って、重子も良子(川口春奈)の使い方も “異様すぎる” は当然だといえる(失笑)

↑↑↑ここまで反転↑↑↑

終盤近くの重子と和彦の"詩の朗読の掛け合い"のお粗末さ!

さて、現状が、滅茶苦茶な脚本を、内容の精査や理解もせずに演出家が映像化しているのが良くわかったのが、終盤近くの重子と和彦の “朗読の掛け合い” のシーンだ。

もちろん、詩はご存知の人は知っている通り、重子が読んだのが中原中也の『修羅街輓歌』と『子守歌よ』で、和彦が読んだのは中原中也の『別離』の一節だ。

中也の作品の魅力は、説教臭くない言葉を使って、人々の心にそっと寄り添って来るところだと私は思っている。

だから、言い訳ばかりをして誤魔化して主義主張だけする主人公たちのドラマには、最も似合わないと思うが。

でも、私がここで言いたいのは、そんな文学論ではない。

“ドラマ” に於いて、他者の文章や台詞を引用することは、基本的に “物語” ではなく、ただの “雰囲気作り” であり、脚本家と演出家の “自己満足” と “手前味噌(みそ)” でしかないってことだ。

プロの作り手には申し訳ないが「いい感じに作っているつもり」なだけ。

そうそう、 今作お得意の歌子(上白石萌歌)の歌唱と同じこと。

何となく雰囲気はあるけど、大した意味もなければ、重要なシーンでもないってこと。

「土曜日版」では “ドラマ風” に見せるために残すだけの、ただの尺合わせの映像素材でしかないのだ。

今回描いたのは「あまゆ」じゃなくて「フォンターナ」ってだけ

そう思って、改めて今回の15分を見直すなり、考え直すと良くわかると思う。

一体、「この15分間に主人公自身に何か変化はあったのか?」って。

そう、「あまゆ」じゃなくて「フォンターナ」だけ… である(失笑)

流石に、内容と呼ぶにふさわしい描写が皆無に近い。

そして、騒動と押し付けと雰囲気作りと、脇役母子の問題だけ。
いくらなんでも、酷過ぎると思う。

あとがき(その1)

一部、ほんの一部でしょうけど、受信料を支払っている一部の視聴者を馬鹿にし過ぎてませんか?

登場人物には共感できないし、展開は支離滅裂で連続性がほぼない。
ただただ、「騒動至上主義」と「暢子の言動を正義とする展開」を続けるだけ。

脇役のキャラ設定は、脚本家と演出家たちの任務遂行のために異様になって、使い捨てられるばかり。

ホント、このまま、残りの2か月をどうするつもりなのか? 私が心配することではありませんが。
せめて、見た15分間を意味のない時間とも思わせないようにして欲しいですね。

あとがき(その2)

今作について苦言が多いので、沖縄に敬意を表してYouTubeで沖縄方言や文化を勉強していますが。
沖縄の人は「ちむどんどん」は使わないけど、「ちむわさわぁー」は使うそうです。


【お知らせ】昨日(7/27)のWeb拍手について一言

☆かえちゃんさん、初コメントありがとうございます。
今回投稿されたコメントですが私の独断で【非公開】とさせていただきました。
その理由をお話します。

私も先の展開の “妄想” を書いていましたが、多くの読者さんから「みっきーさんの妄想は当たり過ぎるから先がわかって困っちゃう」とのコメントを良く頂戴しましました。

私も「ネタバレサイト」や「番組表で」で先の展開を読んだわけではありませんが、やはり脚本家の意図を考えると “当たっちゃう” わけです。
ですから、「ネタバレしよう」なんて思いはこれっぽちもありませんが…

でも、「予告編も見ないで来週を楽しみにしている」という読者さんもおられて、その思いは同じ “ドラマ好き” としては良くわかります。
ちょっと身勝手かもしれませんが好きなドラマって「自分の大切なもの」みたいなとこがあるので。

そこで、朝ドラ『エール』(2022年前期)以降は、出来るだけ “妄想” を書くのは控えて、その分 “こうすれば良かったでしょ?” を書くようになりました。

というわけで。かえちゃんさんは “初コメント” ということで私がどんな返信をするか待っていてくださると思うと、単純に【非公開】では済ませたくなかったので書きました。
もちろん、頂戴したコメントはちゃんと読ませていただきました。

どうかこれに懲りずに、“ドラマ好き” 同士が楽しめるブログの運営にご協力いただけると嬉しいです。
また、コメントをお待ちしております! by みっきー


ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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