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競争の番人 (第3話・2022/7/25) 感想

元彼の遺言状

フジテレビ系・月9『競争の番人』
公式リンクWebsitetwitterInstagram

第3話『ついに決着! ダイロクは不正を暴けるのか!?』の感想。



小勝負(坂口健太郎)と白熊(杏)は、雲海(山本耕史)のホテルの書庫に監禁され、そこで宿泊台帳と顧客カードを発見。ウエディングカルテルばかりか、他の談合にもホテルの同じ部屋が利用されていた事実をつかむ。だが、この証拠品を持ち出せば窃盗になると小勝負に言われ、白熊は意気消沈。そんな中、‘ダイロク’に雲海と政岡(春海四方)の次の密会情報がもたらされる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:小説・新川帆立「競争の番人」
脚本:丑尾健太郎(過去作/下町ロケット、ノーサイド・ゲーム、半沢直樹2020) 第1,2,3
   神田優(過去作/アライブがん専門医のカルテ、ラジエーションハウス2)(過去作/下町ロケット、ノーサイド・ゲーム、半沢直樹2020) 第1,2,3
   穴吹一朗(過去作/信濃のコロンボ1~5、Dr.DMAT、親バカ青春日記)(過去作/下町ロケット、ノーサイド・ゲーム、半沢直樹2020) 第1,2,3
   蓼内健太(過去作/アンサングシンデレラ_スピンオスドラマ)
演出:相沢秀幸(過去作/アンサング・シンデレラ、トレース~科捜研の男、ミステリと言う勿れ 第1,2,3
   森脇智延(過去作/SUITS/スーツ1,2、黄昏流星群、イチケイのカラス)
音楽:やまだ豊やまだ豊(過去作(単独作品のみ)/ボーダーライン、わたしを離さないで、プロミス・シンデレラ)
主題歌:idom「GLOW」



3話も話が進んでいるのに、いまさら"カルテル"の説明?

この程度の内容なら、せめて2話で完結して欲しかったのが本音だが…

それにしても、3話も話が進んでいるのに、いまさら “カルテル” の説明か。

もちろん、無いよりはマシだが、説明なのだから第1話の冒頭でやらないと意味がないような。

だって、漢字で何となく想像できる専門用語ならともかく、カタカナ4文字では… ってこと。

説明をやるなら、視聴者の立場になってやって欲しい。

視聴者が「面白い」と感じて欲しいと思って作っているのは、それなりに伝わって来る

では、本編の感想。

3話も離脱せずに見て感想を投稿しているわけだから、作り手たちが “ドラマ” として視聴者が「面白い」と感じて欲しいと思って作っているのは、それなりに伝わって来る。

とにかく、難解で淡々としているネタを、メリハリあり&感動ありで作ろうとしているのはわかる。

ただ、その思い入れが、視聴者、私に伝わっても、内容が面白いと思えるかどうは別の話だが。

"違法行為"が結構描かれて放置されていることが違和感…

ただ、公正取引委員会を舞台にした “お仕事ドラマ” として、第1話から感じている違和感であり、不思議な点がある。

例えば、今回の序盤にあった “壁を破壊して侵入” のような “違法行為” が結構描かれて放置されていることだ(終盤で “言い訳” していたが)。

中盤にあった傷害事件にしても、最初にやるべきは “警察に通報する” ではないのかとか…

でも、「法を守らせる」ことを描くには、自分たちも「法を守っている」を明確に描かないと意味がないような。

いや、刑事ドラマや警察ドラマで、多少の “違法捜査” は描かれる。

“フィクション” で “ドラマ” だからこそ、現実では許されない “違法捜査” を描くことで、ドラマチックに描こうというのは間違っていないし、手法としても納得できる。

でも、物事には “限度” があって、今作は “フィクション” で “ドラマ” だとしてもやり過ぎのような。

まあ、細かいことをツッコむと “ドラマ” なんて成立しない部分もあるから、スルーしておくが。

あとで言い訳を描くにしても、公取委のドラマで違法調査に見えることは避けるべきでは?

ただ、細かいことは大目に見るとしても、どうにも解せないのは。

公正取引委員会を舞台にした “お仕事ドラマ” なのだから、独占禁止法を順守させる “お仕事” を描くべきで。

要するに、法を守らせるための人たちが、違法行為をやって違法を摘発するのは本末転倒ではないのかと。

繰り返すが、“フィクション” で “ドラマ” だから、多少のことは許容できる。

しかし、今作にはちょっと多過ぎると思うのだ。
その上、劇中で敢えて「違法でない」と弁明している行為以外が多すぎるということ。

やはり、違法調査に見える描写は、“ドラマ” としての許容範囲内に留めて欲しい。

この違和感と不信感がある限り、今作を本気で楽しめない。これが正直に気持ちである。

"新鮮さ"以上の"斬新さ"や"型破りさ"は要らない

また、今作は「原作あり」だから、ドラマ用に改変するには大人の事情があるのは理解しているつもりだ。

しかし、公取委が違法調査で手柄を上げているように見えちゃうのは避けた方が良いと思う。

だって、今回の描写では公取委が不真面目に仕事をしているかのように見えてしまうから。

わかりやすく、丁寧に描けば、ネタ自体には新鮮味があるから、普通に描けば良いと思う。

公取委を描いた新しいドラマだからと言って、“新鮮味” 以上の “斬新さ” や “型破りさ” が要らないと思う。

あとがき

W主演なので “各自の見せ場” を盛り込んだら、3話になってしまったのでしょうかね。

でも、この内容なら、むしろ前後編の2話構成にした方が、スッキリしたし、何よりわかりやすかったと思います。

とにかく、違法行為を減らして、わかりやすさを “担保” しつつ、“テンポ” はもっと良くしてほしいです。

その3つを上手くやれば、まだまだ化ける可能性はあると思います。


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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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