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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第15週/土曜日版・2022/7/23) 感想

連続テレビ小説「ちむどんどん」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第15週『ウークイの夜』の「土曜日版」の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
 また、本編最終回が 9/30(金)、全125回決定(情報源)です。


1978年8月。沖縄のお盆は本土と同じように三日間あり、その最終日が「ウークイ」だ。ご先祖さまをあの世へお見送りする最も重要な日に、暢子(黒島結菜)たち四兄妹が久々にやんばるに集合した。目的は、優子(仲間由紀恵)の話を聞くことだったが、それをきっかけに四人はこれまで知らなかった優子の過去を知ることに。一方、和彦(宮沢氷魚)に大きな仕事のチャンスが舞い込み、急きょ沖縄に向かう。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



どんな展開で、今週のネタを迎えたら最善だったのか?

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

私が、拘り過ぎなのか、暇なのか、馬鹿なのか、自分では当然結論は出ないが…

昨日から「どんな展開で、今週のネタを迎えたら最善だったのか?」を無意味に考えていた。

例えば、金曜日(7/22)の感想の延長線上で、第1話の冒頭が、父・賢三(大森南朋)の遺影の写真から始まって、○回忌法要の当日で、関係者全員が集まった頃で、母・優子(仲間由紀恵)が子どもたちに語り聞かせる… とかね。

でも、第1週で “全員集合” させるとなると、撮影スケジュールが難しいし、話の構成も当初の計画から大変更しないといけないな… とかね。

そこで今朝、早起きして朝散歩している時に「今朝はウグイス鳴いてないかなぁ?」って思って歩いていたら、石段につまずいて転びそうになって、思いついちゃったのだ。

思い出して欲しい。4月15日(金)放送の第5回で、賢三が倒れたシーンのことを。
あれは、子どもたちが学校に行っている間に、サトウキビ畑で優子と働いている時、賢三が倒れた。

だったら、「サトウキビ畑」を「遺骨収集」に “すり替え” るだけで良かったのではないかって?

遺骨収集に行って、子どもたちが学校から帰って来る前に帰宅しようと、暑い空の下、過労で賢三が倒れれば、あとは自然に「遺骨収集をしていたこと」を発端に、過去をいろいろと子供たちに話せば良かった… と。

全てを賢三と優子が話し終わった時点で、賢三が亡くなっても、言いたいことは十分伝わると思う。

まあ、そんな捕らぬ狸の皮算用をやっても、何の意味もないが…

今回の"すり替え"は"修正"のレベルを超えて、ただの無茶!

さて、「土曜日版」の感想だ。

先日も書いたように、ここ最近の「土曜日版」は「本編」での不具合を修正することがある。

だから、今回も…。いや、今週こそは、全編で不具合の修正を期待したのが。

あろうことか、序盤から修正というより “すり替え” が始まった。

それは、約9年間、賢秀(竜星涼)と暢子(黒島結菜)が実家に帰省しなかったことが、相当薄まっている。

その上、久し振りに帰省した本当の理由が、母の再婚話だったことも薄められている。

いや、本編を見ていない人は、ほぼ間違いなく、「今年も」東京にいる賢秀と暢子は「ウークイ」だから「帰省」して、お盆の行事は夜だから、昼間の時間でちょっと耳に入った「母の再婚話」に首を突っ込んだと思うのではないだろうか?

流石に、この “すり替え” は “修正” のレベルを超えて、ただの無茶である(困)

視聴者への裏切り行為は許せない

本音を言えば、暢子たちが帰省する理由なんて、何でも良いのだ。

でも、先々週末に興味関心のない「暢子の恋バナ」をわざわざ「タイム!」と言って中断し、「優子の再婚話へ突入!」と言わんばかりに私たち視聴者を掻き立てたのは、つくり手たちの方なのだ。

その自分たちが視聴者を煽った “事実” を “なかったこと” にしたのだ。 まず、この視聴者への裏切り行為は許せない。

「母の再婚話」でコミカル路線になるように騙したのも…

そして、恐らく今週のネタが、今作では最大級に真面目でシリアスな展開になることを重々承知してたのに、前の週で「母の再婚話」でコミカル路線になるように騙したことも、どうかと思う。

もしかして、今週のネタをやることは最初から決まっていたが、どの辺に入れるか迷っている内に時期を失って、なんとかして賢秀と暢子を帰省させなきゃいけないことになって、苦肉の策として「母の再婚話」をでっちあげただけの可能性はある。

しかし、本編を第1回からず~っと見ている読者さまならわかると思うが、賢秀はともかく、暢子が「母の再婚話」ごときで帰省するはずないってことに気づいているはずだ。

だって、上京してから約9年近く、母を心配している節なんて、これっぽちも描かれていないのだから。

だとすると、唯一、暢子が、賢秀も、帰省せざるを得ない理由をつくらざるを得ない。

でも、こんなの簡単なのだ。

そうそう、お察しの通りに、遺骨収集中に優子が過労だか熱中症で倒れれば良いだけ。

そして、良子(川口春奈)と歌子(上白石萌歌)が「すぐに帰って来て!」と騒げば良いのだ。

更に、金曜のラストのために、和彦(宮沢氷魚)も沖縄にいなけりゃいけないなら、それ以前に和彦は父の仕事を受け継いで、毎年夏季休暇に遺骨収集の取材に行っていることにすれば良いし、“大きな仕事のチャンスが舞い込み、急きょ沖縄に向かう” をやりたいなら、なおさら、「毎年夏に沖縄に取材」の設定にすれば良かっただけのこと。

こんなの田良島(山中崇)と和彦の会話に後付けで盛り込めばどうにでもなっただろうに…

まあ、「土曜日版」を見ても変わらなかったのは、今週のネタが、連ドラとして重要な “積み重ね” を無視して、突発的な出来事にしか見えなかったことだ。

"自己弁護"のナレが作品づくりの"中途半端さ"を語ったか…

戦後沖縄の実体験について、ナレーションのジョン・カビラさんは次のように言っていた。

N「私の 平和を尊び 望んでやまない 心の芯を作ってくれました」


これが、ナレーション原稿だとしたら、つくり手たちは、今週のネタが “心の芯” であることを知っていたことになる。

だったら、もっと序盤から、この沖縄の人たちの “心の芯” を “今作の芯” にすれば良かったのだ。

沖縄の戦争を体験した人たちの体験を “芯” にして、「だから、その人たちの分まで幸せに生きる」的な展開に持って行けば良かったと思う。

結局、自分たちの “自己弁護” のナレーション原稿が、更に自分たちの作品づくりの “中途半端さ” を語ってしまったのだ(哀)

主人公たちが夢を語る前に"芯"をきっちりと描いておくべき

それと… これは、あくまでも私の感覚的なものだから、誰にも当てはまるとは思わないが。

私の感覚では、第二次世界大戦のことを、身近な戦争体験者から聞くことが出来るのは、暢子たちの世代、昭和28年前後に生まれた人たちは、まだ身近に戦争体験者がいた世代の印象がある。

それこそ、暢子の5歳下の昭和33年生まれのジョン・カビラさん世代は、だいぶ身近に減ってきた世代だから、今回のナレーションに重なるとは思うが。

何が言いたいのかというと、主人公たちが、ジョン・カビラさんと同い年かそれ以降の生まれなら、戦争が身近でないという描写に説得力があるが、昭和28年前後生まれだと、ちょっと暢子たちが幼すぎるというか、“今風過ぎる” ように見えるのだ。

結局、親や親の関係者たちは戦争体験者で、子どもは戦争を知らない、戦争に無関心という関係そのものが、特に沖縄を舞台にしたドラマとしては、ちょっと無理があるのではないかと思う。

いや、ドラマなんて、現実と一字一句合っていなければならないなんて、これっぽちも思わない。

でも、今作の “芯” の一つが戦争体験なら、その “芯” を受け止め、受け入れた状態で「コックさんになる」とか「ビックビジネスで大儲け」とか「男女同権」とか「歌手になりたい」じゃないのかなぁって思うだけ…

あとがき

敢えて書かないで終わろうと思ったのですが。

母と父の馴れ初めから遺骨収集への思いを知った暢子が、翌日に海辺で「うちも 幸せになりたい。幸せになりたくて なりたくて ちむどんどんしてる」と思った結果が “あれ” ですか?

これっぽちも “ちむわじわじー” しかしませんが(呆)

さあ、この感想を読んで下さっている読者さまたち。
来週から、どこに焦点を当てて見れば毎朝 “ちむどんどん” できるのか、また新たな “お宝さがしの旅” を始めましょう!
お宝が必ずあるとは限りませんけど(汗)


ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 2223 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 
第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63 64 65 
第14週『渚の、魚てんぷら』
66 67 68 69 70 
第15週『ウークイの夜』
71 72 73 74 75

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連続テレビ小説『ちむどんどん』土曜版第15週

先週、今週の“アリエン”展開からか、今作を擁護する“プロ”の記事が氾濫しまくるという。。。。。“アリエン”状態になっているね。こんな内容で、褒めまくるってのは。。。。さすがプロフェッショナル!!まぁ、お仕事だからね。生活がかかっているだろうから。。。。。。そこはともかく。ほんと、今作。もう、どうしようもないなぁ。。。。いきなり、母の再婚話の真相を知るために、10年弱。。。帰らなかった実家・沖...

「ちむちむどんどん」が、惜しすぎる!

せっかく、木曜は、母・陽子を好演してる、仲間由紀恵の、沖縄の歴史にまつわる、きわめて感動的、というか、涙を誘うエピソードだったし、キャスティングは、類をみないような、豪華な配役ぶりんなのに、特に、ヒロイン。暢子(黒島結菜)… ものすごく可愛いし、好演してるのに、これは絶対、演出のミスだと想うけれど、コック帽ぁらはみでた髪が気になりまくるし、結果的に、幼馴染・和彦(宮沢氷魚)と、運命の恋・設定...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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