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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第75回・2022/7/22) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第75回〔全125回〕第15週『ウークイの夜』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
 また、本編最終回が 9/30(金)、全125回決定(情報源)です。


暢子(黒島結菜)と賢秀(竜星涼)、良子(川口春奈)、歌子(上白石萌歌)の四きょうだいは、ウークイの夜に母・優子(仲間由紀恵)から過去の話を聞いた。母の話を受けて一夜があけて、四人は思いを新たにしてそれぞれの人生の課題に向き合おうとする。そんなとき暢子の前に現れたのは…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



褒められる時に褒めておかないと…(笑)

今回が最終回なら月曜から始まるはずの『舞いあがれ!』に “ちむどんどん” したのだが、終盤の数分間と予告編を見たら、俄然と “ちむわじわじー” してしまった…

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

褒められる時に褒めておかないと、次がいつ来るか予想ができないからやっておく。

戦争の悲惨さは『はだしのゲン』があるし、空襲で逃げ惑う描写は『この世界の片隅に』があるし、遺骨収集の名作は『ビルマの竪琴』がある。

従って、今作の今週のネタに、特段の新鮮さも斬新さも感動もない。

しかし、脚本は別にして、映像的な演出も工夫はないが “ベタ” だが酷評するほどではない。

また、俳優さんたちも、この滅茶苦茶な脚本をもとに、よくぞ、登場人物の感情の推移を表現したとは思う。

だから、「今作として見れば」と限定条件付きで、頑張ったし、丁寧に描かれた “ほう” だと思う。

もちろん、どれだけの人が、納得し、気が済んで、ホッとしたかは別件どれだけの人が、納得し、気が済んで、ホッとしたかは別件だが(苦笑)

「金曜日で一旦、白紙状態にする」が習慣化している

どうやら、この脚本家は「金曜日で一旦、白紙状態にする」が習慣化しているようだ。

今回の展開にも、それが見て取れた。

それは、房子(原田美枝子)が暢子(黒島結菜)に母・優子(仲間由紀恵)との関係について、父・賢三(大森南朋)の生前からの関係や関わりについて語った場面だ。

これを挿入したことで、木曜日まで描いてきたことを “ほぼ全否定” していることにお気づきだろうか?

そう、このシーンを盛り込むなら、木曜日までは必要ないのだ。

いや、正確に表現すれば、木曜日までの描写があるから、房子の台詞は全て “蛇足” なのだ。

もちろん、「実は、私とあなたのご両親は…」とやりたいのはわかる。

しかし、やりたいことを、思いつく順にやっていったら、夏休みはすぐに終わってしまうのだ。

計画的に宿題をこなして、プールに行って、家族旅行に行かないと、夏休みは満喫できないのだ(何の話?苦笑)

結局、小学生の夏休みの計画表以下ってことになってしまうが…

この度の一連のエピソードの "最大の敗因" は?

半分以上が終わった朝ドラに、今さら「結局…」なんて話をしたって、8月31日に山ほど残った宿題を全部片づける以上に無意味なことだが(何の話?苦笑)

結局のところ、この度の一連のエピソードの “最大の敗因” は、「母親の再婚話がなかったら、お盆に帰省しない賢秀(竜星涼)と暢子の設定」だとおわかりだろうか?

お盆をネタにして、親、先祖、戦没者への慰霊を描くのなら、普通に「お盆だから久し振りに帰省する」だけで良かったと思う。

もちろん、「なぜ、今年だけ?」と思うかも知れない。

でも、そんなのどうにでもなる。「オーナーがたまには実家に帰りなさい」って言ったから… で十分だし、「千葉の養豚場の社長が今年のお盆は実家に帰れ」と促されたから… で良いのだ。

重要なのは、「お盆だから帰省する」こと。

全員が集合する目的を “お盆” にすることで、この度のネタがピシッと締まるはず。

だから、本来は集合するべきなのは、和彦(宮沢氷魚)ではなく、智(前田公輝)であるべきなのだが…(失笑)

まあ、とにかく、賢秀と暢子を「母親の再婚話があるから」を理由にしたのは、2人の好感度を下げる効果と、この度のネタをぶち壊した相乗効果しかなかったということだ。

父の死の直後にこの度のエピソードを持ってくる作戦

さて、もう残り約2か月で軌道修正は無理だと思う。

だから、敢えて今作を全否定する案を提示しようと思う。

今作が、「四兄妹のリスタート地点(分岐点)」として、両親の出会いや遺骨収集などの「父の沖縄戦体験者としての無念の声」を利用するなら…

最初に考えられるのは、父の死の直後にこの度のエピソードを持ってくる作戦だ。

それこそ、もう1、2週増やしても良いから、比嘉家6人を徹底的に描いて、特に賢秀と暢子については “将来やりたいこと” まで丁寧に描いて準備して、そして賢三の死をきっかけに、優子がすべてを話して、四兄妹それぞれが自分の生きる道に進んで行けば良いのだ。

それは別に「子ども時代」でなくてもイケる。それこそ、あの高校の料理部対決の日に、父が倒れても良いのだ。

このように、描きたいことのために、自由に設定をつくれるのが “フィクション” なのだから、上手く時間軸を設定すれば良かっただけのことなのだ。

暢子と賢秀を "追善供養" に合わせて帰省させる作戦

もう一つ考えられるのは、少し大博打になるが、それなりに説得力があると思う作戦だ。

それは、賢三が亡くなったのが昭和39年(1964年)で今が昭和53年(1978年)だから、ちょっとだけ時間軸をいじって、昭和51年(1976年)なら “十三回忌”、昭和55年(1980年)なら “十七回忌” に合わせて、法要(追善供養)に合わせて帰省させる作戦だ。

これなら、「母の再婚話」よりも自然な展開になるし、そもそも法要だから、いっそ房子や三郎(片岡鶴太郎)夫婦も参列させて、一気に語らせるのもアリというわけだ。

追善供養まで四兄妹を沖縄で過ごさせて、再出発させる作戦

そして、最大の大博打の作戦が、 “十三回忌” か “十七回忌” まで、賢秀と暢子は地元の沖縄で働く設定にして、良子(川口春奈)と歌子(上白石萌歌)も生きる目標を掴めずに悩んでいることにする作戦だ。

そして、法要の日に母や暢子たちの大叔父・比嘉賢吉(石丸謙二郎)、善一(山路和弘)や新垣カメ(きゃんひとみ)たちからの話を聞いて、“父や戦没者の人たちの分まで頑張ろう” と、リスタートを切っても良かったと思う。

いや、ここまで優子と賢三の活動が本気ならば、思い切って嘉手刈(津嘉山正種)も法要に呼ばれて来て、そこで一気にこの度のネタをやっても良かったくらいではないだろうか?

そうすれば、優子は最初から「東京に行ってコックになりたい」という暢子を久し振りに連絡を取った房子を経由して、当然のように三郎に世話になり、沖縄料理居酒屋「あまゆ」で暮らし、房子の「フォンターナ」で働けば良い。

房子と田良島(山中崇)の縁で、房子と和彦が再会しても良かったと思うし。

それこそ、和彦と父・青柳史彦(戸次重幸)が「フォンターナ」の常連客でも何の不自然さもないと思う。

いや、むしろ「沖縄と料理」、「暢子と房子」を結びつける “キューピッド的な役割” として、史彦を生かしておくのも手だったと思う。

全ての登場人物の設定と、それぞれの関係性、全体の年表をちゃんと精査していない

プロにこんなことを言って申し訳ないが、全ての登場人物の設定と、それぞれの関係性、全体の年表をちゃんと精査していないと思う。

全体をくまなく見て、将棋の駒を動かすかのように先々の手を読んで、目的を果たすための最良&最短ルートを模索して、初期設定からくみ上げるだけで良いのだ。

フィクションである “ドラマ” の初期設定は、将棋の初期配置のように決まりはない。自由なのだ。

だから、もっと不自然さがなく、説得力があり、自然に流れるような初期設定にすれば良かっただけのこと。

ホント、今さら言ってもどうしようもないが…

初期設定の失敗は、意外と早い時点で気が付いていた?

もしかすると、初期設定の失敗については、意外と早い時点で気が付いていた可能性もある。

だって、急に父が亡くなるとか、高校時代にすっ飛んで「東京に行きたい!」と演説したり、そう考えても、自然でないし、説得力もない序盤戦で、その後に “物語” を積み上げることなんて、相当難しい。

だから、「毎週末に白紙状態にする作戦」で、敢えて、“物語” を積み上げないようにして、ごまかしたのかも?

まあ、この妄想が真実なら、今回が最終回でも良かったように見えたのは当然のことだが(苦笑)

あとがき(その1)

今朝の『あさイチ』の朝ドラ受けで、花丸大吉さんが「何かもう、あれっ今日最終回かな?と。そんなエンディングを見せられた感じがした…(この後は予告編の内容を含むので自粛)」とおっしゃっていましたね。

まあ、普通の感覚の人は「今日が最終回」と思うし、思いたくなるかも(失笑)

あとがき(その2)

また、来週も「騒動至上主義」の復活ですね。

ただ、“《暢子が正しい》を基準とする展開” については、新キャラの登場で変化する可能性はゼロでは無いですが…


ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
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第2週『別れの沖縄そば』
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第3週『悩めるサーターアンダギー』
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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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