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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第66回・2022/7/11) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第66回〔全120回〕第14週『渚の、魚てんぷら』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)は、和彦(宮沢氷魚)、智(前田公輝)、愛(飯豊まりえ)らと濃密な1日を過ごしてから、何か吹っ切れたように元気に働いていた。だが暢子の思いをよそに、智は暢子に思いを告げようとして、それぞれの恋愛模様は大きく動き出していく…。そんな中、沖縄やんばるの比嘉家では、優子(仲間由紀恵)にとある騒動が巻き起こる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



月曜日から、脚本家や演出家の意図が全くわからない

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

月曜日から、脚本家や演出家の意図が全くわからない。

恐らく、今回(今週)分を撮影・編集したのは、様々な情報を加味すると、4月の本放送前か、本放送直前のはず。

だとしたら、今のような世間の悪評は溢れていなかった頃のはず。

だから、当然に “仕切り直し” なんて発想も意図も無かったと想像するのだ。

だとすると、この15分間の全編に漂いまくっていた “唐突感” は、どこからやってきたのか?

"状況説明"のアバンタイトル、今作的に合理的だとすると…

そう最初に思わせたのが、暢子(黒島結菜)が歌子(上白石萌歌)に当てて書いた近況報告の手紙の朗読から始まった “状況説明” の約2分25秒のアバンタイトルだ。

基本的に週単位で前週にあったことを “白紙状態” にする今作だから、そんなに驚くことではないし、多少の説明臭さは我慢もできる。

しかし、注目したのは、今回のアバンタイトルで描いたこと、いや、アバンでの視聴者への “提示のやり方” を、脚本家と演出家が今作の表現方法として “合理的” だとの判断のもとに行われたとしたら 、大問題が発生するのだ。

先々週と先週に描いたことが、全く不要になってしまう…

その大問題とは、先々週(第12週『古酒(くーす)交差点』)で描いた和彦(宮沢氷魚)と愛(飯豊まりえ)の結婚話も、先週(第13週『黒砂糖のキッス』)で描いた暢子の初恋話も、まるっとスリっとゴリっとエブリシングご不要なのだ!

それこそ、更に前の週(第11週『ポークとたまごと男と女』)で描いた暢子(黒島結菜)が家族からのアドバイスを受けて、新たな気持ちでシェフ代行の仕事に挑んで、矢作(井之脇海)たち男性スタッフに認められた金曜日の直後に、今回を直結しても、恐らく気にならないからだ。

ちなみに、全話の録画を残してあるので、実際に第55回と今回(第66回)を直結して見てみたが、ほぼ違和感はなかった。

いやいや、むしろ、前2週間分の記憶を消去すれば、第55回と第66回を直結した方が、「シェフ代行を認められた暢子は、その後も奮闘していました…」と納得できるのだ。

なぜなら、そもそも違和感ありまくりだった、娘の結婚をせっつく愛の両親で始まった “愛の結婚話” のはずが、いつの間にか “愛の仕事話” にすり替えられ、更に “和彦の浮気心話” から “智のしつこいアタック話” を経由して、“暢子の初恋話” と二転三転、いや、四転五転と切り替えた展開を見なくて済むわけだから(困)

まあ、良く考えればわかることだ。

2週間も尺を割いて、“愛の結婚話” から “暢子の初恋話” へと、あたかも「一連の出来事」のように描いたつもりでも、視聴者には “一連” には見えていなかったのだから、先々週と先週が異常だった。

ただ、それだけのことなのだ。

先々週と先週の痕跡は、少しでも残すべきだった

しかし、今作としては直結していないのだから、今回のアバンを私は “合理的” だとは思わない。

やはり、2週間も使って描いたのなら、その欠片(かけら)くらいは盛り込むべきなのだ。

更に主題歌明けにも、欠片(かけら)すら描かないのは、全く合理性がない。

2週間もかけて視聴者を洗脳したつもりのはずなのに、そこをすっ飛ばして新展開にするのは、もはや洗脳を放棄したようなものなのだ。

だったら、最初から中途半端な洗脳もどきな “すり替え” はやるなと言いたい。

今回で最も驚いたと、最も違和感を覚えたこと

今回で最も驚いたのは、愛と和彦の結婚が何もなかったように決まっている設定として脚本が描かれたことだ。

そして今回で最も違和感を覚えたのは、暢子はまだ和彦を諦め切れておらず、和彦も暢子への思いを完全に引きずっているように見える演技を、演出家が俳優に要求していることだ。

この二つは、明らかに “矛盾” する。

矛盾しないように進行するには、最終的に和彦が暢子へ本心を告げて、“愛との離別” か “暢子との交際開始”、もしくは “和彦の逃避行” しかないと思う。 まあ、どれになっても困らないが(笑)

前2週間の内容を完全に無視されると流石に付いて行けない

とにかく、全120回の半分以上を過ぎた段階で、前2週間の内容を完全に無視して、まるで新ドラマのようにリスタートされると、流石に付いて行けない。

脚本家も脚本家だが、今週の演出担当は今作のメイン監督・木村隆文氏だから、脚本に一種の見切りをつけて、ある程度の独自の演出を始めた可能性もある。

だって、既に半分以上の撮影は終わっているし、編集も済んでいるわけだから、流石にプロなら放送前でも仕上がり商品の評判は予想できるはず。

だとすると、今週の脚本は今まで以上に、あれこれ盛り込んで来るかもしれない。

要するに、舞台が東京や沖縄など多種多様になると予想できる。

で、それに統一性を持たせなければいけないから、演出が主導的に動いている可能性もある。

ほぼ新しいドラマのようなムードから感じる違和感…

それにしても、曲がりなりにも “ストーブ前” を担当している暢子に、年一度の大切なお客さま専用メニューを上司が教えていないこと自体が、如何にも「騒動至上主義」である今作らしい展開で始まった第14週だ(失笑)

キャラ変、すり替え、騒動至上主義もどうかと思うが。

面白みのない劇伴の選曲、登場人物が醸し出す雰囲気の差異など、今週担当の演出家ならではの方が断然気になってしまうのは、連ドラとしていかがなものか?

あとがき(その1)

重箱の隅を楊枝でほじくるようなことを書けば、いくらでもありますね。

流石に、全部を挙げていたら、本文より長くなるので省略しますけど。

あとがき(その2)

ただの料理好きの素人ですが…

1978年当時のボルチーニって、そして「フォンターナ」で提供しているボルチーニって、生? 冷凍? 乾燥?

それが気になってしまいました。

最近では秋に生ボルチーニを使うレストランは増えましたが、それでもそれなりの高級店でなければ冷凍ボルチーニだと思います。

そして、更に一般的なのは乾燥ボルチーニ。乾燥だと戻すのに30~60分間は掛かるので、料理はタイミングが命だと考えると、二ツ橋シェフが伝えていないのも変ですし、戻しているのを気づかない暢子も変。

逆に高級食材の生なら入荷の時点でストーブ前の暢子が気づかないのも変で、冷凍なら解凍する時間もあるはずで(笑)

まっ、ドラマだから… ってことで。


ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 2223 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 
第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63 64 65 
第14週『渚の、魚てんぷら』

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連続テレビ小説『ちむどんどん』第66回

「渚の、魚てんぷら」内容1978年。8月。鶴見で開かれる角力大会へ出ることを決めた和彦(宮沢氷魚)つい、暢子(黒島結菜)は。。。。そんななか、フォンターナに、西郷(高木渉)親子がやってくる。房子(原田美枝子)二ツ橋(高嶋政伸)によると、特別な客のようで。。。敬称略作、羽原大介さん脚本協力、新井静流さん演出、木村隆文さん相変わらず、唐突感がある今作。まぁ、原因は、“連続性”が担保されていないこ...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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