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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第64回・2022/7/7) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第64回〔全120回〕第13週『黒砂糖のキッス』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)は、和彦(宮沢氷魚)への想いを諦め、仕事にまい進しようと決意した。しかし、その思いとは裏腹に、和彦との距離はどんどん縮まっていく。一方、沖縄やんばるでは、智(前田公輝)が暢子との結婚に向けて本格的に動き出す。その頃、亡き父・賢三(大森南朋)の過去を知る人物が比嘉家を訪ねていた。これまで明かされなかった賢三の過去を聞いた歌子(上白石萌歌)が、まさかの決断をする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



今回は、アバンで、ちょっとだけ笑ってしまった…

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

「ぴっぴっピーヨコちゃんじゃ、アヒルじゃがぁがぁ」

いやあ、混沌続きの『ちむどんどん』と、その感想で、「まるっとスリっとゴリっとエブリシングお見通しだ!」に続いて、久し振りにギャグを思い出してしまった。

もちろん、大人気お笑い番組『おれたちひょうきん族』で片岡鶴太郎さんが、ひよこの着ぐるみを着て、大流行したギャグだ。40歳以上の読者さまならご存知だと思う。

アバンタイトルで… いや、本編で一番良かったのが、三郎(片岡鶴太郎)が暢子(黒島結菜)を和彦(宮沢氷魚)に要らぬお節介を焼いた場面だ。

こういうのが、たまにあるから継続視聴してしまうのだ。
ということで、感想は以上…

なぜ主人公と脇役の気味の悪い恋バナを見せつけられるの?

これで終わるわけにもいかないから、続きを書こう。

脚本家や演出家が、コメディアンとしての片岡鶴太郎さんに見せ場を提供したいという思いから、アバンタイトルをつくった… と信じたい。そんな心境だ。

なぜ、受信料を支払っているのに、朝からヒロインと脇役の気味の悪い恋バナを見たくもないのに見せつけられるのだろう?

あそこ、二度目に扉が開いたら、「三郎さん、勘違いしないで。あれは…」と、アタフタした方が得策では?

あれだと、2人が後ろめたいことを認識した上で、見つめ合っていたことになってしまう。

別に、どうでも良いのだが、朝から、朝ドラで、『スカーレット』(2019年度後期)に続いて、黒島結菜さんの “略奪愛もどき” は見せないで欲しいのだ。気の毒で、気の毒で…

賢三の民謡の師匠を演じた唄者の大工哲弘さんについて

そして、今回の見どころであり、聴きどころは、父・賢三(大森南朋)に民謡を教えていた師匠・上原照賢(大工哲弘)の登場と歌唱シーンだ。

ご存知の方もいらっしゃると思うが。私は、この春に偶然に買った下記のCDで知っていた。


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そう、上原を演じた大工哲弘さんは、沖縄県石垣市新川出身、那覇在住の八重山民謡の唄者で有名な人なのだ。

そして、上原が歌子(上白石萌歌)に歌って聞かせた歌が『月ぬ美しゃ』。

「♪月が美しいのは十三夜 娘が美しいのは一七歳」と歌うこの民謡は八重山地方の「夜の子守唄」と呼ばれる名曲だ。

上↑で紹介したCDの最後にも収録されているので、興味があったら聴いて欲しい。本当に、今朝は良いものを見せてもらった…

流石に、"連ドラ" として "連続性" が無さすぎる!

さて、ここからは、いつものテンションで行こう。

とにかく、暢子パートは “意味不明” の連続だ。

前回の感想のように道路に例えるなら、「意味不明の第一いろは坂(下り専用)」を飲んブレーキで急降下しているようなものだ。

そもそも、昭和47年(1972年)に暢子が上京して来た時に、和彦と愛(飯豊まりえ)は恋人同士だった。

そして、昭和48年(1973年)の「新聞社修行」の際に、昭和39年(1964年)以来、約9年ぶりに暢子が和彦と再会した時は、ほぼ婚約者同士だったのだ。

だから、この度の「和彦と愛の結婚話」になっている… と、理解している。

そして、演出が雑なのと、脚本が毎週 “白紙状態” にしているのでわかりにくいが、「新聞社修行」から劇中の今、昭和53年(1978年)まで “約5年間” が経過している(驚)

その、描かれなかった、改め、故意にすっ飛ばした “約5年間”では、暢子と和彦の関係は描かれず。

「シェフ代行」と「智の過労」あたりの先週からうっすらと描かれ始めて…

今週で、お得意の “意味不明” で “唐突” に、暢子は和彦が初恋の人で今も思っていて、ほぼ婚約者の愛がいるのに子ども時代の恋心が再燃した和彦の、“略奪愛” と “心の浮気” が始まる展開になってしまったのだ。

流石に、“連ドラ” として “連続性” が無さすぎると思う。

普通のドラマなら、特段に気にはならないはずのことも…

人によっては、“略奪愛” と “心の浮気” に対して嫌悪感を抱く人はいるだろう。

しかし、そこを無視すれば、結婚間際になってドタバタ&ザワザワ&ソワソワする男女の話は、“ドラマ” では良くあるエピソードだ。

また、幼馴染への恋心が冷えることなく一途な男のエピソードも珍しくはない。

だから、普通のドラマなら、特段に気にはならないはずなのだ。

しかし、今作では “連続性” が確保されていないから、時期的に唐突な上に、人間関係的に違和感が漂いまくってしまうのだ。

これは、連ドラとして明らかに間違っていると思うが…

暢子パート程でないが、歌子パートも "すり替え" てない?

さて、連続性が無いとか、違和感があり過ぎるとか、いろいろ今作のダメなところはあるが。

その他に、連続性に繋がることとして、“積み重ね” が無いことが挙げられる。

今回の、「歌子の夢」に関してなんて、まさに「積み重ねが無い」の権化のような展開だ。

確かに、好意的な脳内補完をすれば、父の賢三が民謡好きで、歌子は歌手志望で… は、間違っていない。

しかし、今から2年前の設定の昭和51年(1976年)に歌子が検査のために上京した時から「歌子の夢」は、ほぼ封印されていたのだ。

そして、今回で、賢三の民謡の師匠を唐突に登場させて、「歌手の夢」を「民謡歌手になる」に “すり替え” た。

だったら、最初から、父に民謡を教わって、ピアノではなく、三線を弾いて歌う民謡歌手を目指すエピソードで良かったのでは?

まあ、暢子パートに比べれば、脳内補完して修正できるだけ、相当マシなのは間違いない…

なぜ今回、一度もナレーションを使ってごまかさなかった?

今作が… と言ってしまっても良いのだが、可哀そうだから、今回は… と言っておくが。

今回で最もダメなのは、ナレーションを一度も使わなかったこと。

先日も書いた通り、第1週と第1週の「総集編」でも、毎週の「土曜日版」でも、ナレーションを利用して、言い訳ではあるが、なんとか解釈の変更や修正をして来ているのが、6月に入ってからの今作なのだ。

だったら、ナレーションだけでも編集済みの素材に追加して、ネットに溢れる視聴者の声を反映させるべきだと思う。

大袈裟な言いたくないが、無料の民放なら見なけりゃいいし、サブスクなら解約すればいい。でも、NHKは受信料を徴収しているのだ。

だったら、真摯に視聴者の声に耳を傾けて、最善を尽くすのが仕事であり、矜持では?

今回だって、ヒロインの “略奪愛” と、ヒロイン相手の “心の浮気” と思われないように、「いけないのはわかっていても、どうにもできない暢子」とか、「幼い頃の思い出を忘れらない和彦」とか、土曜日版のように、ジョン・カビラさんの心の声で「あ~、へんなー、あふぁー(気まずい雰囲気)」だとか、「おいおい、しった(大変)最悪~」とか。

せめて、ナレーションで、印象だけでも良いから、やんわりと着地させた方が良いと思う。

今からでも、ナレーション原稿をつくって、カビラさんに追加発注した方が良い。ナレーションを加えれば、まだまだ印象は変えられるから!

なんなら、格安でナレーション原稿を書いても良いが(苦笑)

あとがき(その1)

ホント、すべての出演者さんの黒歴史にならないか? 心配ですよ。

あとがき(その2)

それと、今作の感想とは違いますが。

先日、『「ブギの女王」笠置シヅ子がモデル 来年秋の朝ドラ「ブギウギ」 には“ちむどんどん”を超えて“心ズキズキワクワク”する!』を投稿しまして。

私は、朝ドラ『エール』(2020年度前期)でヒロイン・関内音の妹・梅を演じた森七菜さんを推しました。

すると、時期を合わせたように、7月5日(火)放送のNHK『うたコン』のゲストで、森七菜さんが出演されていました。やはり、ちょっと健気な感じが良いんですよね。

見逃し配信のリンク


ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 2223 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 
第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63

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連続テレビ小説『ちむどんどん』第64回

内容和彦(宮沢氷魚)への思いを諦めた暢子(黒島結菜)しかし。。。。そのころ、沖縄に帰ってきた智(前田公輝)は、売店の優子(仲間由紀恵)を訪ね。。。。そんななか亡き賢三を知る男性が比嘉家を訪ねてくる。対応した歌子(上白石萌歌)は。。。。敬称略暢子が上京したときには、すでに和彦と愛は恋人だったわけで。だからこそ、結婚話だよね?そのあと、暢子と和彦の“そういう”描写は皆無に近く。先週は、かなり曖昧...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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