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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第61回・2022/7/4) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第61回〔全120回〕第13週『黒砂糖のキッス』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)は、房子(原田美枝子)と酒を交わすうちに、和彦(宮沢氷魚)への恋心を自覚する。生まれて初めて経験する感情に振り回される暢子は、二ツ橋(髙嶋政伸)から助言を受けるが…。一方、結婚に向けて順調に進んでいたはずの和彦(宮沢氷魚)と愛(飯豊まりえ)の関係にも変化が…。そんな中、フォンターナでは、大事件が勃発する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



アバンで「今週の演出はダメだわ…」と判断してしまった…

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

もう、約30秒間のアバンタイトルを見ただけで、「今週の演出はダメだわ…」と判断してしまった。

いや、先日の暢子(黒島結菜)が和彦(宮沢氷魚)と愛(飯豊まりえ)の “行為” を見てしまうシーンを撮影したのが、今年3月15日で…(情報源

先日放送された樋口社長(塙宣之)の登場シーンが撮影されたのも、本放送前だとのネット記事(情報源)があったのだ。

だから、今週分の撮影も、今のように「#ちむどんどん反省会」なんて世間が騒いでいない頃、春先に撮影・編集済みの可能性が大きい。

だから、だから、今回のような視聴者の “わじわじー” をぶり返すような編集をしれ~っと出来ちゃうのだと思う。

感想には度々書いている通り、「土曜日版」などでは必死に軌道修正しようとしている(修正できていない)が…

今週はお先真っ暗。希望は来週へ先送り!(無念)

ちなみに、今週の演出は、第8週『再会のマルゲリータ』を担当した中野亮平氏だ。

強調する必要のない台詞を大音量で言わせたり、意味不明な過剰な演技や描写が相次いで、一部の視聴者が “わじわじー” して、当ブログのことを巨大感想掲示板に無断登用した…、あの週だ。

というわけで、後半戦が始まった今週だが、今週はお先真っ暗。希望は来週へ先送りだ(決め付けちゃった…)

今週の演出は、本質から目を逸らし "曖昧" に描いている…

う~~~~~ん、先週から引き続いて、今週も和彦が悩んでいる “原因” が良くわからない。

映像的には、和彦は “暢子への引きずる思い” を断ち切れなくて悩んでいるように描いているように見える。

しかし、脚本的には、先日も書いたように一種のマリッジブルー的に “相手の両親から結婚をせっつかれて” 悩んでいるように描いているように見える。

で、先週の演出家以上に、今週の演出は、本質から目を逸らして、敢えて、どっちつかずに “曖昧” に描いていると、私は見ている。

要するに、脚本の本質を自身で責任を持って解釈し、映像化し、視聴者に提示しようとしていないのだ。

本来なら"画面から"和彦の苦悩と暢子の困惑が伝わるはず…

本来なら、今回の中盤での愛が和彦の本音を引き出すやり取りを見れば、和彦の悩みの原因が…が、

「暢子への引きずる気持ち」なのか
「愛から責められていること」なのか
「愛の実家の一方的な方針」なのか
それとも、あるかわからないが、沖縄関連の「和彦の仕事の夢」なのか

画面から浸透してきて、和彦の苦悩と、暢子の初恋に困惑する気持ちが対照的に描かれて、恋バナを扱った “ドラマ” らしくなるのだ。

本作の脚本は、"行間"がないから"補完"できない!

しかし、毎度のように書いている通り、今作には連ドラに必須の “連続性” がない。

普通なら、“連続性” がなくても、最低限は「箇条書き」になる。そして、その行と行の間 “行間” を視聴者が好意的な脳内補完で埋められる。

でも、今作は「箇条書き」ではなく、ほぼ「メモ書き」レベル。だから、“行” がないから “行間” がないのだ。

従って、視聴者が好意的に解釈することもできない。これが現状なのだ。

“行間” がないから、好意的な解釈もできない具体的な例を挙げてみる。

それは、愛が和彦が沖縄の戦没者の遺骨収集の記事を書いている時に、「まだ 諦めてなかったんだ」に次のように答えた場面だ。

和彦「諦めるわけないだろ」


そもそも、和彦が沖縄の戦没者に興味を抱いている理由がわからない。

第1週を見たから、沖縄の文化の記録を後世に残したいと思っていた東京の大学の民俗学者である和彦の父・青柳史彦(戸次重幸)の思いを受け続いているのかな? と “推測” はできるが。

しかし、史彦自身の描写、特に、暢子の父・賢三(大森南朋)との描写も雑で中途半端だから、本当の理由はわからない。

まあ、それを言い始めたら、愛が「ファッションの企画」に拘っている理由も、全く見えないが…

男社会で奮闘する暢子と愛をもっと重ねたら良かったのに!

これ、先週の第11週『ポークとたまごと男と女』で扱ったテーマ「男女差別と平等」を今週で “引き受け” る展開にして…

例えば、今週の演出家が担当した第8週『再会のマルゲリータ』で、宣伝広告だけでなく、新聞社内での “女性差別” を扱って、“女だてら” の男性社会で文字通り孤軍奮闘している仲間として、暢子と愛の立場を重ねて、描いたら良かったのだ。

それこそ、沖縄料理居酒屋「あまゆ」で、愛が「ポークたまご」を取り分ける時に、自分と暢子には「女だって、たくさん食べるのよね」と大盛りにしても良かったくらい。

で、智(前田公輝)が和彦に「時代は、変わったさー」とか言って。
そういうのが、今作ならではの面白さだと思うのだが…

この場に及んで、「また騒動か…」とも思うが

こんなに、穴だらけの「暢子の初恋エピソード」なのに、まだここで “騒動至上主義” の再燃だ。もう、呆れるしかない。

そもそも、この場に及んで騒動もどうかと思うが。

なんの努力も改善策も考えず、「キャンセルの電話」の選択をした二ツ橋(高嶋政伸)には呆れを超えて、腹が立つ。

まあ、以前も書いたように、私は「フォンターナ」の常連には絶対にならないから、どうでも良いのだが。

せめて、編集で"15分の構成"を変えたら印象が違ったのに…

とにかく、先日も書いたが、「今作は添削問題のつもりで見る方が良い」「間違い探し(粗探しではない)のつもりで見れば、少しは気が楽になる」とは、今でも思う。

しかし、ここまで添削箇所が多いと、疲れる。

これ、脚本に連続性がないのは、とっくに諦めているが、演出が輪を掛けて連続性を無視して映像化しているから、「何で?」が止まらないのだ。

今回だって、アバンで「賢秀(竜星涼)と養豚場」をサクッと “やっつけ” て、主題歌明けに「和彦と愛のやり取り」を “父と息子の回想” を挟みつつやって、…

中盤以降に、「心ここにあらずの暢子のドジ・エピソード」と「従業員逃亡」を同時並行にして、「フォンターナ」に最大のピンチ! みたいに持って行けば…

最低限、“連ドラ” らしさは担保できたと思う。まあ、それでも、赤点ギリギリセーフかどうかだが(笑)

あとがき(その1)

暢子って、25歳なんですよね。25歳で、社会人7年以上で、初恋だからって、仕事であのミス… ありえん!(失笑)

あとがき(その2)

和彦「僕は 愛の気持ちを尊重する」


これ、良子(川口春奈)の夫・博夫(山田裕貴)と、ほぼ同じ台詞で、思考回路の男性ってことですよね。1作品に類似キャラは2人も要らないのですが。

それも、どっちも、演者自身の評判を下げるような無責任キャラですし。脚本の初期設定で、もっと工夫して欲しかったです。

あとがき(その3)

通例ならば、オールクランクアップ(全撮影終了)が8月末なので、2か月前(6が月末)には脚本は完成済みのはずですから。

もう、脚本での軌道修正できないと思います。まあ、終盤の展開には若干、世間の評判は反映されている可能性は否定できませんが。

でも、今作は、コロナ禍の影響もあってか、通常よりも「同じセットのシーンをまとめて撮ることが多い」ようなので、一部だけ修正しても意味がないケースが多いような気がします。

そうなると、最後との砦となる撮影現場、その責任者である演出家頼みなのに、今週は…

あとがき(その4)

おっと、先週の演出家さんにはなかった、今週の中野亮平さんの演出で良いこと。

それは、和彦を含めて、ちゃんと「顔だけのアップ」を撮って、挿入していること。これで、感情表現はだいぶ補強されているとは思います。

でも… 来週に期待しましょう(苦笑)


ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 2223 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 
第13週『黒砂糖のキッス』

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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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