連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第52回・2022/6/21) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
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第52回〔全120回〕/第11週『ポークとたまごと男と女』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
暢子(黒島結菜)は房子(原田美枝子)からシェフ代行に指名される。矢作(井之脇海)をはじめ厨(ちゅう)房の仲間たちには衝撃が走り、「親戚びいきだ」という不穏な空気が広がる。その頃、やんばるでは育児が一段落した良子(川口春奈)が、「もう一度働きたい」と石川(山田裕貴)に訴えるが…。一方で和彦(宮沢氷魚)と愛(飯豊まりえ)が勤める新聞社でも、男女の役割をめぐる議論から、トラブルが起こる。役割を誰が代わりに担うのか。房子が二ツ橋と相談して選んだ「シェフ代行」は…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10週
松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7週
中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8週
大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9週
田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11週
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略
今回も、房子は店、客、従業員を放置して外出するのか…
ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!
昨日は、2つも今作関連の投稿をして疲れ切ったので、今回は簡単に済ませるつもりだ。
で、アバンタイトルから、意味不明だ。
房子「私は 外せない用事がありますから 夜までいません」
前回で、「私が指示を出すから」「力を合わせて乗り切るしかない」と、自分の役割を示して、従業員に一致団結を要求しておいて、店を放り出して病院へ見舞いに行ったのが、房子(原田美枝子)本人なのだ(困)
やはり、従業員たちは房子と暢子が親戚なのを知っていた…
その上、前回の感想で書いた『従業員たちは、房子と暢子が親戚であることを知っている?』の疑問が解き明かされた。
矢作「結局 親戚だもんな。世の中 コネには かなわねえや」
桃木「結局 身内か~」
玉島「何だ それ」
長山「バカバカしい…」
いやあ、矢作(井之脇海)たち従業員たちよ、よくぞ言った!
ホント、どれだけ多くの視聴者が、矢作たちに共感し、応援しようと心に誓っただろう。
なぜ、暢子(黒島結菜)でなく、矢作たちに共感するのか?
当然だ。最大の問題点は、暢子の料理の才能が、不明瞭だからだ。
もっと、視聴者にわかりやすく、更に納得できる描写で、才能を描くべきなのだ。
それがないから、「なぜ暢子を贔屓するの?」となる。
ドラマ的にいうなら、「ヒロインだからでしょ?」となって、馬鹿馬鹿しくなるのだ。
料理で一旗揚げる主人公を描くなら “才能” を納得させるのは、最重要優先課題だと思うが、それが全くできていないのが今作なのだ。
「暢子がシェフ代行を務めるくだり」は、ホント不可解
脇役のエピソードのついても書きたいが、面倒なのでスルー。
前回からの一連の「暢子がシェフ代行を務めるくだり」は、ホント不可解だ。
まず、不可解なのは、先輩が嫌がらせをするとか以前に、房子が先輩たちの所業を、注意もせず管理しないこと。
暢子が矢作に仕込みの確認を一緒にやって欲しいと言ったのに、矢作が「やる気出ねえなぁ」と帰ってしまったのを、少なくとも房子は聞いているはずなのだ。
いや、聞いているとかいないとか、どうでも良い。
問題は、店のオーナーとして、従業員たちが自分の暢子への態度を “親戚だから贔屓している” と思っていることを放置しているようにしか見えないことなのだ。
この従業員たちの気持ちが、厨房の仕事を混乱させることも、店の営業に影響できることも、房子なら予測できるはずだ。
今作では、新聞社の騒動を盛り込んで描写を誤魔化しているが。
騒動がなくても、アバンの厨房の状況を見ただけでも、来店客がクレームを言って帰ってしまう “可能性” は視聴者だって予測できる。
だから、常連客だけでなく、わざわざ噂を聞いてやって来る一見さんだっているであろう “銀座の名店” のオーナーが、予測できる厨房のトラブルを放置して、“外せない用事” を優先する意味がわからないのだ。
私が常連客なら、「暢子に店を任せて外出するのは、オーナーは無責任すぎる」と思ってしまうが…
なぜ暢子は、わからないことを周囲に聞かないの?
そして、もっと良くわからないのが…
なぜ、暢子はわからないことがあるなら、事前に房子に聞かないのか?
そして、房子がいないなら、先輩に尋ねるなり、頼ればいいと思うのだが、なぜ、それをしないのか?
更に、先輩に聞きにくいなら、なんとかして二ツ橋(高嶋政伸)に相談することをしないのか?
これらが、ホントにわからない。
これ、脚本家が、暢子に試練を与えて、それを乗り越える姿を描いて、感動させようとしている可能性がある。
しかし、従業員たちも、視聴者も “親戚だから贔屓している” とわかってしまった時点で、感動にはつながらないような…
普通に、房子は親戚の子だから “つい可愛くて” 贔屓しちゃうことを従業員たちが知っていて、贔屓すると「オーナー、また贔屓してますよ」「あら、また贔屓しちゃった? 気をつけないとね」で、良いのでは?
あとは、暢子が料理の才能を持っていることを、しっかり描けば、なんとか暢子の出世物語にはなると思うのだが…
あとがき
毎回、盛り込み過ぎなのは承知していますが、今回に和彦(宮沢氷魚)のエピソードって必要でしょうか?
なんか、和彦を含めて、応援できない登場人物が増えていくのは気のせいでしょうか?
房子は暢子に「最初から完璧にできる人なんていない」とはげましたつもりでしょうが、これって、ダメにする甘やかしに思えちゃうんですよね。
ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
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【これまでの感想】
第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 土
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 土
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 土
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 土
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 22> 23 24 25 土
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 土
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 土
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 土
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 土
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 土
第11週『ポークとたまごと男と女』
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