ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは本家のブログへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第50回・2022/6/17) 感想 ※追記あり

2022/06/17 14:35 記事更新
不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第50回〔全120回〕第10週『あの日、イカスミジューシー』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)が心配する中、歌子(上白石萌歌)の検査の結果が出た。結果を受け止めて心乱れる歌子を、優子(仲間由紀恵)が受け止める。暢子は歌子のための料理をする中でヒントを得て、勤務先のフォンターナでオーナーの房子(原田美枝子)に、課題として与えられていた新たなメニューを提案することに。そのメニューが、退店を決意した二ツ橋(髙嶋政伸)の心に響いて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



歌子に、"病弱"でなく、ちゃんと"病状"をつけるべきだった

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

人それぞれ、感じ方は違うと思う。

特に、病気や痛みについては、閾値(しきいち=感覚や反応が起こるのに必要な最小限の刺激や強度のこと)が違うから、自分にとっては “大きな病気” だと思っても、別の人には “気にならない症状” というケースがある。

だから、世界中の老若男女問わず見る「朝ドラ」こそ、歌子(上白石萌歌)の病状を、曖昧に “病弱” とはせずに…

「段々、歌うと声がかすれる…」とか
「ふと、突然に咳が止まらなくなる…」とか
「月に何度も体温が40度近くになる…」とか

具体的な “病状” をくっつけるべきだったと思う。

それがなくて、ただ “幼い頃から病弱” と言われても、ドラマ上で都合の良い時だけ “病弱” と描き続けて。

更に今回のアバンタイトルでは、歌子自身にとっては「命に係わる不治の病」みたいに描かれたところで、正直、歌子に感情移入できない人が多いのでは?

その上、前回で暢子(黒島結菜)が「検査で病名がつかないのは、安心な証拠」みたいに、変な “茶化し” と “励まし” をやったから、余計に歌子の病状も心情も理解できなくなってしまった。

なぜ、今作は端折るべきでない描写や、描いて当然の描写が “無い” のか、今回も不思議でならない。

娘の歌子を励ます母・優子の言葉にピンと来なかった…

あと、ちょっと良くわからないこと。

歌子の心情を肯定的解釈してみると…

歌子は命に係わるかも知れない病に侵されていて
もう不安いっぱいで
その上歌手になる夢が叶うことも
片思いの智(前田公輝)とも結ばれる可能性も低く
更に実家の家計も苦しいから
一度は来てみたかった東京に来て
あとは沖縄でひっそり暮らそうと決心して涙した…

と、私は受け取った。

これについては、許容範囲だ。悲劇のヒロインのドラマなら、ありがちな設定だから。

しかし、母・優子(仲間由紀恵)は、偉い人にならなくて、お金を稼がなくても、夢を叶えなくてもいいけど…

優子「ただ 幸せになることを諦めないで 生きてくれれば」

こう、歌子を励ました。私には、歌子を励ます言葉として “的外れ” だと感じてしまった。

これ、単純に “優子の願望” でしょ? 「お母ちゃんは 幸せだから」って、私の娘の歌子には、こう生きて欲しい… っていう。

母親って、自分の幸せのために、娘に幸せになって欲しいのかな?
それこそ、自分が身代わりで死んでも、娘には幸せになって欲しいじゃないのかな?

娘が、母親のために、頑張って生きて、幸せになろうと決心するのはわかるが、そっちがわかるから、逆説的な論理も成り立つとは限らないと思うが…

なぜ、優子を自分勝手な子育てしかしない母親に描くのか?

それに、この時点での歌子の不安は、偉い人になれないとか、お金が稼げないとか、夢が叶わないではなくて、病名のハッキリしない病気で人生が狂わされていく恐怖のような不安なのでは?

だったら、四の五の言わずに、「歌子は歌子のままで上等。まくとぅーそーけー なんくるないさ」じゃないの?

以前も書いた通り、「まくとぅーそーけー なんくるないさ」とは、「人事を尽くして天命を待つ」の沖縄方言。

神の国(天国)にいる父・賢三の言葉を引用して、「歌子はまだ神の国に来るのは早い…」と励ますべきでは?

お母ちゃんは、ずっとついていると言ったって、自然の摂理からすれば、先に旅立つわけで、何とも無責任にも見えちゃうし…

なぜ、いつも、母・優子を自分勝手な子育てしかしない母親に描くのか。ドラマとして、何の得もないと思うが…

劇中の新作料理イカスミパスタの設定が、私の認識と違う…

まあ、あとは、どうでもいいや… って感じ。

歌子にイカスミジューシーをつくって、そこから看板メニュー課題を解決しちゃうくだりも、まるっとスリっとゴリっとエブリシングお見通しの展開だから。

その上、予想通り、イカスミジューシーからイカスミパスタに至る過程は、バッサリ削除。ほんと、もう、どうでもいいや… って感じだ。

まあ、どうでもいいや… で済ませるのも、何だから~と。

劇中のイカスミパスタの認識。これ、私が知り合いのイタリアン・シェフから聞いた話とだいぶ違う。

で、ちょっとネット検索してみたら、やはり私の記憶の方が正しいようだ。怪しいと思う人は各自で調べて欲しい。

イカスミスパスタ「ネーロ(=イカスミのこと)」はイタリアの伝統料理では?

そもそも(また、出た!)、イカスミスパスタはイタリアの水の都ヴェネツィアが新鮮な魚介が手に入る地域のため、昔から海鮮料理がたくさんあて、その中の伝統料理「ネーロ」のこと。

トマトソースがベースで、アサリのブロード(出汁)と、トッピングのミニトマトとイタリアンパセリが特徴なのだ。

更に加えれば、初期の頃は、パスタではなく、リゾットだった!

だから、暢子がやった「ヨモギ → パセリ」、「出汁は アサリ」は、全くイカスミジューシーとは関係ない。

むしろ、イタリアン料理伝統のイカスミスパスタ「ネーロ」から、トマトソースを抜いただけ。

これを知っちゃうと、暢子が智と食べ歩きした際の、どこぞのイカスミパスタを沖縄料理風にパクっただけに思えてしまう。

ただ、日本でイカスミが流行したのは、90年代に入ってから。だから、その意味では、先進性あると言えなくもないが。でも、そもそも伝統料理だし…

本場イタリアで修業をした房子が知らないのも解せないし、知っていて採用したなら、やはり親戚で贔屓したって見てしまうのだが…


追記
制作陣はイタリア料理のことをまったく知らなかったと!?
驚くべきネットニュースを見つけました。
興味のある方は、読んでみてください。

【ちむどんどん】暢子がイカスミパスタを発明?制作陣はイタリア料理のことをまったく知らなかった! | asageiMUSE

この推測が正しかったら、脚本家が事前調査をやっていないってこと。
流石に困りますよね。さあ、みんなで心の中で叫びましょう!
「ありえん! まさかや~」って(笑)

優子は最初から少し経ってから手ぶらで挨拶するつもりで?

それにしても、今さら、優子が房子に挨拶に行った(失笑)

まあ、思ってみれば、優子たちが上京して来た時の荷物の大きさから考えると、荷物は自分の着替えと、6月15日放送の第48回で、沖縄料理居酒屋「あまゆ」でみんなに配った「サーターアンダギー」だけだったような。

だとしたら、上京して1週間以上も風呂敷に入れっ放しの「サーターアンダギー」を、散々世話になっている房子に持って行くのは、流石に不自然。

ってことは、最初から、房子に会うのは “だいぶあと” で、しかも “手ぶら” で行くと決めてたの???

う~ん、いくらなんでも、優子の子育てもどうかと思うが、大人としての人付き合いも???

あとがき(その1)

もう、手が腱鞘炎になるかと思っちゃう。

これ位、一度気になると、書くことが多い。だって、全部が映像を見ただけでは説明がつかないから、全部、解釈して咀嚼しないといけないから。

こんな朝ドラは、迷作『まれ』でもなかったことです。

あとがき(その2)

それにしても、なぜ、“普通のこと” を “普通” に描かないのでしょう?

今回だって、歌子は沖縄で倒れて、姉の良子がイカスミジューシーの作り方を教わろうと暢子に電話して、そこからイカスミパスタで良かったと思います。

で、新鮮なイカじゃないとつくれないからと二ツ橋に相談して、漁協を紹介してもらって、「あまゆ」で毎晩試作と試食の毎日。

で、もう満腹で食べられないってことで、智や和彦たちにも試食係を頼んで、「アッラ・フォンターナ」のファンと、暢子を応援するキャラたち全員でつくった看板メニューで良かったと思いますが…

あとがき(その3)

で、で、予告編。今週の暢子は大声も喜怒哀楽も抑え気味だったのに、また復活ですね。脚本も演出も、もう少し統一感を意識して制作して欲しいです…

あとがき(その4)

最後に。数名の読者さんから、前回の感想に書いた、「当ブログにコメントを下さったプロの脚本家さんや演出家さんは、どなたですか?」のご質問を頂戴しました。

非公開希望コメントが大半ですが、少し前の投稿になりますが、公開OKのものを今回紹介します。

「匿名探偵」の演出担当・秋山純氏からコメントを頂戴しました。

「世界一難しい恋」演出担当の中島悟氏から、Web拍手とコメントを頂戴しました!

今度は「世界一難しい恋」演出の中島悟氏から「本物宣言」コメントを頂戴しました!

ドラマをつくっている人に、視聴者の声は届くのですよ。

だから、これまでもこれからも記事で嘘は書きたくないし、自分がもっと多くの人に観て欲しいドラマがあれば全力で、他のブログとは少し違った切り口で面白さ紹介したいのです。

そして、「良い作品は良い」「ダメな作品には、こうしたらどう?」と言うべきだと思うのです。


ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


管理人・みっきーが お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!

★Amazonのなか見!検索で立ち読みできます!

管理人・みっきーが お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!


管理人・みっきーが お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!

★沖縄限定!ちぢれ麺にかつおとソーキのダシが絡む本格沖縄そば

管理人・みっきーが お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!

★楽天市場は名入れ可能です!

 

〔お願い〕
勝手なお願いで恐縮でございますが…
コロナ禍で、未だ仕事が激減中です。
Amazon楽天市場からお買い物する際は、当ブログ内のバナーなどのリンク経由で買ってくださると、私にポイントが貯まります。
また、ブログを書き続けるモチベーションアップにもなります。
引き続き、皆様のご協力をお願い申しあげます。


「楽天市場」からのおすすめ商品や企画


「Amazon」からの最新のお知らせ

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


★本家の記事のURL →  https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16967/


【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 2223 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

連続テレビ小説『ちむどんどん』第50回

「あの日、イカスミジューシー」内容検査結果が出たが、歌子(上白石萌歌)の心は晴れず。心配する母・優子(仲間由紀恵)暢子(黒島結菜)は。。。。暢子は、歌子のため、歌子が大好きなイカスミジューシーを作り、それをきっかけに、房子(原田美枝子)から課題への回答を思いつく。敬称略まぁ、、、、ね。。。。少なくとも、主人公が上京してから、4年以上経っているわけで。今作には、良子が比嘉家に金を入れていたとい...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: