受付のジョー (第8話・2022/6/13) 感想

日本テレビ系・シンドラ『受付のジョー』
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第8話『三角関係に急展開!恋の嵐がジョーに吹き荒れる!』の感想。
シェアオフィスの運営が始まった受付フロア。城(神宮寺勇太)は今後も受付を有人にすることを藤堂(橋本じゅん)に許可をもらうための中間報告をすることになる。そんな中、仁子(田辺桃子)の城への想いはつのるばかり。一方、仁子の気持ちに気がついていない城は春口(松井愛莉)にデートに誘われ浮かれモード。デート当日、二人は楽しい時間を過ごすが…そして迎えた藤堂への中間報告当日。受付の人員の必要性を訴える城だが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:いとう菜のは(過去作/メンズ校、きよしこ、ユーテューバーに娘はやらん!)
演出:中茎強(過去作/SHARK1,2、HiGH&LOWシリーズ) 第1,2,5,8話
保母海里風(過去作/危篤スルー、文豪少年!) 第3,4,7話
伊野部陽平(過去作/いつかティファニーで朝食を1,2) 第6話
音楽:宗形勇輝(過去作/映画「地獄の花園」)
主題歌:King & Prince「踊るように人生を。」
"ドラマ"としても、"連ドラ"としても良く出来ている
カッコいいのに、ちょっとダサくて、鈍感な人…
こんな主人公・城(神宮寺勇太)の魅力全開で挑んだ第8話。
いやあ、“ドラマ” としても “連ドラ” としても良く出来ている。
神宮寺さん演じる城の成長と不変な部分のバランスが絶妙!
まず、“ドラマ” として良いのは、徹底的に、主人公のキャラがブレることなく、強固なままで、ちゃんと仕事に恋に成長させている点だ。
とかく、雑なドラマは主人公が成長すると「こんなキャラだっけ?」となるものだ。今の朝ドラもそう。
しかし、今作にはそれがない。
その上、脇役たちも変化し、更に途中から退場した脇役もいるのに、全体の雰囲気はブレない。
いや、むしろ、受付はチームワークが増すが、その他の部分はどんどんチグハグになる。
そこを城がきちんと束ねる役割になっている。正に主人公だ。
これくらい、ちゃんと “ドラマ” として作り込まれていると安心して見ていられる。
過去ネタの活かし方が上手く、連ドラの面白味が増している
また、“連ドラ” として良く出来ているのは、これまで描いてきたネタを、しっかりあとから利用して、物語が前進していること。
例えば、「深く考えずにプレゼンした、受付完全デジタル化計画」と言う設定が、城の葛藤にず~っと利用されている。
また、「鈍感な人」は毎回主人公の大きな魅力として、「鈍感な人」が成長するから感情移入できる点に上手く利用されている。
もっとたくさん良いところはあるが、今回はこれくらいにしておこうと思う。
恋バナが、上手くお仕事パートのメリハリになっている
で、今回だ。
普通なら「遂に、今作も恋バナ、それも三角関係を盛り込むのか!?」と呆れるところだが。
今作について、「やはり、無いと面白くないよね」って感じだ。
決して、強引に恋バナや三角関係を盛り込むのではなく、城のキャラの違う一面を見せるエピソードにもなっている。
また、キャラクターたちの “公私の私” を描くことで、お仕事ドラマの “お仕事” パートとのメリハリが出て来て面白くなる要素にもなっていた。
これくらいの盛り込み方なら、無理がなく、微笑ましく見られて良いと思う。
あとがき
ちゃんと、深く考えずプレゼンした「受付完全デジタル化」計画を実現させるために自ら受付業務に飛び込んで、受付嬢に囲まれ右往左往しながらも成長していく主人公の姿を描くドラマとして、ブレないのが良いと思います。
ホント、今期の連ドラではトップクラスの良い出来だと思います。
城と春口(松井愛莉)がデートしていたのは、東京の三ノ輪銀座商店街ですね。パン屋さんは「パンのオカムラ」さん。
東京在住の頃は、歩いて行ける範囲に自宅があったので、よく行きました。懐かしかったです。
さて、次回は、受付の存続に赤信号!? って感じでしょうか。まだまだ、終わって欲しくないです…
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