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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第9週/土曜日版・2022/6/11) 感想

連続テレビ小説「ちむどんどん」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第9週『てびち!てびち!てびち!!』の「土曜日版」の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)が銀座の西洋料理店「アッラ・フォンターナ」に勤めて2年ほどが過ぎた。徐々に仕事は慣れてきていたが、ある日オーナーの房子(原田美枝子)から、とある店舗の経営立て直しを命じられる。意気揚々と出向いた先とは…。 そのころ、賢秀(竜星 涼)は東京でとあるビジネスに手を染め始める。沖縄やんばるの実家では、優子(仲間由紀恵)の元に良子(川口春奈)がやってきて、衝撃の告白をする。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 9
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



房子は、ヨシの開店の前に助言はしなかったの???

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

やはり、「土曜日版」を見ると、再発見・新発見がある

今週の「土曜日版」も、本編放送中に、「イミヨー(「意味がわからない)の沖縄方言)」と、ず~っと思っていたことが、余計に “イミヨー” になった。

それは、次の房子(原田美枝子)の台詞だ。

房子「知り合いお店 開店して 3か月たつけど」

僅か “3か月” なのだ。で、房子は、戦後で、貧しく困っていたヨシ(大島蓉子)を 《屋台のおでん》 で助けた “設定” のはず。

だったら、房子はヨシの開店の前に、《屋台のおでん》 の助言はしなかったの??? もう、これが今週最大の “イミヨー事件” と言っても過言でない!

だって、銀座から簡単に行ける距離なんでしょ?
新聞社の帰りに寄れる距離なんでしょ?

だったら、房子が開店準備を手伝って。いくら、ヨシが “味音痴” の設定だとしても、最初の3か月くらいは、房子がちょくちょく通って助けるのが、連ドラとして描くべき “設定” ではないのか?

それを、脚本家の思い付きか知らないが。
都合よく、房子の過去を知る登場人物と暢子(黒島結菜)を出会わせて、房子の素性を描こうと、泥縄的に浅はかに企むから破綻するのだ。

房子が、開店前にヨシに助言していないとすると、また、あちこちの “設定” がおかしくなるのだ。

そう、一度嘘をつくと、嘘を隠すために嘘の上塗りをしなければいけないのと一緒で。

ヨシと房子の互いへの思いは、相当に違いがあるってことか

これ、開店前にヨシに助言していなったなら、ヨシと房子の間にある “お互いへの思い” に、相当な乖離があると映ってしまう。

ヨシは、房子に対して “命の恩人” 的な思いを抱いて尊敬すらしている感じ。
でも、一方の房子は、“ちょっとした知り合い” 程度ってこと。

まあ、助けた側が恩を着せるのはどうかと思うが。房子を “いい人” に描きたいなら、ヨシへのアドバイスは必要だったと思う。

でも、房子は “いい人” ぶってはいるが、どこか “嫌みな人” でもあるから。ヨシに一度世間の厳しさを教えてから、暢子を送り込んだ可能性もあるが。

でも、そうだとしても、戦後の時点で、子連れだったヨシの方が年上のはずだから、70歳近いヨシに “愛のムチ” をするのは、なんかスッキリしない…

暢子が、自己チューなのがハッキリわかった台詞…

また、本編で、わじわじーしたことが、更に、わじわじーした点もある。それは…

二ツ橋「新しい試みも大切ですが 基本は大事」

二ツ橋(高嶋政伸)は、暢子が “しょう油風味” でカルパッチョをつくった際に上↑のように言ったのだ。

それも、「基本も大事」でなく「基本は大事」と念を押した。

それなのに、おでん屋修行を始めた暢子は、早速、次のように宣言した。

暢子「新しくて 個性的なおでんにしないと
   うちが ここに来た意味ないさ」

二ツ橋に指導され、和彦(宮沢氷魚)に、ありがたいアドバスを頂戴したのに… だ。

まあ、二ツ橋に関しては、店の味について言っていることがコロコロ変わるから信用できないが。

それでも、この「意味ないさ」で、如何に、暢子が自分勝手で、人の言うことを聞かない人間なのかが良くわかった。

これでは、到底、「頑張れ!」なんて応援はできない。

いっそ、ニーニーと一緒に、借金して、さっさと自分の店を持てば良いのだ。どうせ、失敗したら、房子が二ツ橋を送り込んでくれるだろうから(苦笑)

今週で最大級に「イミヨー」なのは、てびちエピソード!

いや、いろいろ書いてきたが。今週の展開で最大級に「イミヨー」なのは、暢子が兄・賢秀(竜星涼)に話した 《幼き頃のてびちの思い出エピソード》 だ。

普通なら、夢を抱いて上京した兄妹が、ふるさと沖縄の “足てびち” の思い出を語り合って… というのは悪くない。むしろ、料理がテーマの今作には、うってつけだ。

ただ、今作は “連ドラ” なのだ。

だから、ここで 《幼き頃のてびちの思い出エピソード》 を出してくるなら、可能なら幼少期の第1週で。最低でも、暢子が沖縄をあとにする前に、《てびちの思い出》 を入れておかないと、唐突過ぎる。

唐突な上に、「イミヨー」なのは。足てびちの延長線上で描かれた 《父の味の出汁のエピソード》 だということ。

これは、おわかりのように 《父の味の出汁のエピソード》は、《父の味の沖縄そばのエピソード》 なのだ。

まあ、“父の味” “比嘉家の味” として、ホームドラマとしてはズレてはいないが。

でも、出汁の話は、沖縄そばなのだ。だから、当然、映像も、沖縄そばしかないのだ。

だから、だから、思うのだ。
今週の暢子が思い出すエピソードとして相応しいのは、兄の思い出の味である “てびち” のことではなく…

「基本の出汁は 当たり前で地味だけど それが 一番大事」と教えてくれた父との思い出の “沖縄そば” ではないのか? と。

「土曜日版」の編集では、さも、てびちの調理過程で賢三が言ったように偽造されていたが(失笑)

「暢子が父から料理を教わるシーン」が、圧倒的に不足!

結局、「暢子が父から料理を教わるシーン」が、圧倒的に不足しているのだ。

そう、料理に関する “父との思い出” の描写が、序盤の3週間くらいに、断然不足しているのだ。

その描写の中で、「出汁が一番大事」とか「相手のことを思う」とか、あとから使えそうな映像素材をつくっておくべきだったのだ。

で、暢子が料理をつくって、家族が、同級生が、ライバルが、近所の人が食べて、「いっぺーまーさん(「とても美味しかったです」の沖縄方言)」と絶賛するだけで良かったのだ。

もっと、暢子以外の3人を削って、暢子を描くべき!

そして、脇役エピソードについて。

一部の読者さんは気になっているようだが。私には、正直、どうでも良いのだ。

特に、今週に限れば、序盤で房子が賢三との関係を話して、賢三の娘の暢子にヨシが助けられるだけで良かったと思う。

それを言ってしまうと、じゃあ、暢子は房子が親戚だとわかった時点で、亡き父の生前のことを房子に聞くのが普通だと思うが(苦笑)

要するに、「沖縄料理に夢を懸けるヒロインの物語」のわりに、沖縄料理だけでなく、料理全般の描写が雑。「家族を描く物語」のわりに、人間関係の描写に偏りがあり過ぎるのだ。

もっと、暢子以外の3人を削って、暢子を描くべきだと思う。

あとがき

本編全話を見て、「土曜日版」を見た人ならわかるように。
今週に描かれた “沖縄のエピソード” は、全部カットでしたよね。要するに、無くても『ちむどんどん』になるということです。

それでも、大人の事情で「四兄妹を同時並行に描く作戦」を遂行したいなら、「騒動至上主義」をきっぱりと捨てて、騒動を描かずに、 “電話で暢子を心配する家族” を描くことに、変更したら良いと思います。

まあ、既に2か月、全体の「1/3」経過済みで、やって来れなかったので、簡単にできると思いませんが…

ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 2223 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45

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連続テレビ小説『ちむどんどん』土曜版第9週

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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