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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第43回・2022/6/8) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第43回〔全120回〕第9週『てびち!てびち!てびち!!』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)は、房子(原田美枝子)に命じられた屋台のおでん屋の立て直しに懸命になる。だが、和彦(宮沢氷魚)や愛(飯豊まりえ)らがアドバイスするも、苦戦が続いてなかなかお客さんでにぎわうことが無い。そんなとき、屋台に現れた三郎(片岡鶴太郎)と話すうちに、暢子は房子の過去について新しい事実を知ることに。やんばるでは良子(川口春奈)が実家に現れて、重大な告白をする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 9
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



今日も、ハイテンションで書こう… と思ったのだが

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

今日も、ハイテンションで書こう… と思ったのだが。

申し訳ないが、今回の15分間を見て、もう、こんなドラマの感想に時間と労力を割くのは、無駄だと本気で思ってしまった。

まだ、しばらくは離脱はしないと思うが、こればかりはわからない。でも、離脱の際は、【離脱】はとだけ一行書こうと思う…

とにかく、馬鹿馬鹿しいの一言!

さて、本編の感想。とにかく、馬鹿馬鹿しいの一言だ。

褒めるとしたら、アバンタイトルの「7日間」の “イッキ見” くらいだ。

どうせ、客足が減るだけなのだから、あれでも長いくらい。もっと、尺を短くすべきだ。

で、余った尺で何を描くべきか? 当然、前回で端折るべきでなかった「初日のおでんができるまでの過程」だ。それに、尽きる!

やはり「イタリア風おでん」に至った過程を描くべきだった

なぜ、「イタリア風おでん」に至ったのか? その過程を描くことが重要だったのだ。

特に、今回の「イタリア風おでん」が不人気になる展開なら…

なおさら、暢子(黒島結菜)が、どんな思いで、どんな材料で、どんな技術で、駆け出しとはいえ “プロのコックさん” として、料理に向き合ったのかを、丁寧に、且つ、印象的に描くべきだったと思う。

だって、暢子の試行錯誤を描くことが、 房子(原田美枝子)からの挑戦に真摯に向き合う主人公を描くことになるのだから。

そこを端折って、愚痴る暢子だけを描くから、暢子への不快感がどんどん増すのだ。暢子って、口先でえばってるだけじゃん? って。

結果なんて、15分の最後にナレーション処理で良い

まあ、暢子の試行錯誤を端折るのは、今に始まったことではない。

高校時代の料理部対抗の料理対決、房子とのペペロンチーノ対決も全部同じ。

どちらも、誰にも結果は分かっていたはずだ。だから、結果なんて、15分の最後にナレーション処理で良いのだ。「どうせ…」なのだから。

いや、結果を軽んじているわけではない。結果は大事だ。結果があるから、次に進めるのだから。

とはいえ、結果より重要なのは、暢子の試行錯誤だと思う

でも、結果より重要なのは、暢子の試行錯誤だと思う。暢子の試行錯誤を描くと、次のことが映像で明確になるからだ。

  ●暢子が、食べることが好きなこと
  ●暢子が、料理をすることが好きなこと
  ●暢子が、プロの料理人として精進しようとしていること

この3つがもれなく描ける。そして、上記の3つが、今作に於いて “欠落” している “描写” だ。だから、まず、主人公がどんな人物なのか見えて来ない。

だから、主人公の目標や目的なんて、到底見えない。

従って、言った何者なのかわからない主人公が、あれこれやったところで、目標や目的が見えないのだから “物語” なんて紡げない。なぜなら、“物語” は主人公がけん引していく筋書きのことだから。

そして、“物語” がないところに、 “ドラマ” なんて形成されるはずがないのだ。主人公の人間性を掘り下げて描くのが “ドラマ” なのだから。

そのことが、今回の15分間を見て完全にわかったから、今後への期待が一気に薄れたのだ。

【おでん屋修行】の件で、解せないこと

期待が薄れた理由は、まだまだある。全部挙げると、指が痛くなるか、パソコンのキーボードが壊れそうだから、幾つかに絞るが。

まず、今週で描いている【おでん屋修行】の件で、解せないこと。それは、前回で房子が言った次の台詞に対してだ。

房子「1週間続けて黒字になったら 合格」

そう、房子の “合格” の条件は “黒字” にすることだ。

だから、超好意的に解釈すれば、暢子が安孫子ヨシ(大島蓉子)の “味付け” が “赤字” の原因だと決めつけて、“黒字” になるような味の改良に試行錯誤し始めた… とは受け取れる。

でも、実際の映像では、そのように描かれていない。そう、暢子の口からも、行動からも、“黒字” にするなんて思いは、微塵も感じ取れないのだ。

そのことは、智(前田公輝)が大量に持って来た野菜からも見て取れる。

もう、多くは望まない。ただ、最低限の描写として、次のことは盛り込むべきでは?

  ●店が “黒字になるような味” の おでん をつくろうとすること
  ●暢子がいなくなったあと、ヨシが “一人でも再現できる味” であること

まあ、試行錯誤している様子を端折っているのだから、上記の2つなんて盛り込むつもりは、さらさらないと脚本家は考えているのだろうが。

それでも、せめて、せめて、今回の終盤で、ヨシと三郎(片岡鶴太郎)が “イタリア風おでん” を食べて、「美味しいし、斬新だと思うけど、私(or ヨシさん)にはつくれない…」みたいな台詞で、暢子を株を上げることはできたと思う。

まっ、そんなの無理だろうが…

暢子の「和彦くんに 料理の何が分かるの」に幻滅!

期待が薄れた理由のもう一つが、次の暢子の和彦(宮沢氷魚)への一言だ。

暢子「和彦くんに 料理の何が分かるの」

完全に意味不明だ。

今週の暢子で描くべきなのは、私が考えるに、新聞社での修行を評価された(?)暢子が、レストランに戻ってきて、次の試練を与えられたら、どんな成長をするのか? だ。

そうでない可能性はある。でも、そうでないと、2週連続で主人公が出向して修行する意味がない。

で、5月27日放送の第35回で、二ツ橋(高嶋政伸)が暢子に言った、次の台詞を思い出して欲しい。

二ツ橋「材料と真摯に向き合う姿勢 食べる人への心配り」

そう、二ツ橋は、《食べる人への心配り》 が大切だと、きちんと説いているのだ。

しかし、 「和彦くんに 料理の何が分かるの」には、一切 《食べる人への心配り》 がない!

更に加えるなら、同35回で矢作(井之脇海)も、次のように暢子に言っていた。

矢作「今 目の前にある材料を最大限に生かす 柔軟な発想…」

え~~~と。智から新しい材料の提供を受けている段階で、先輩・矢作の教えも完全に無視しているのだ。

「柔軟な発想」は認める。しかし、「今 目の前にある材料を最大限に生かす」を無視しているのだ。

言っちゃ悪いが、最初の客・淀川(本田博太郎)への 《何も知識がない》 方が、マシなくらいだ。

しかも、年上で、新聞社で世話になった和彦に?

おっと、もしかして、和彦のピンチを救ったのは自分だから、和彦は自分より格下だと暢子は思っているなら納得するが(苦笑)

今回の暢子では、"プロのコックさん"として不適任に見える

こんなことは言いたくないが。序盤などでも、暢子が料理のレシピを語ったり、味付けのことを語る場面があったが。

そんな場面をいくら繋げたって、《食べる人への心配り》 ができていな時点で、 “プロのコックさん” として不適任だと思う。

いや、物事を教わる立場としても不適切だし。もう、人として…(自粛)

毎日、毎分、毎秒が「えっ! これ、以前と違うよね?」ばかり

とにかく、こちらは、何気なく普通に見ているだけ。なのに、“連ドラ” として、これだけ “連続性” が皆無だと、見ていて疲れる。

もう、毎日、毎分、毎秒が「えっ! これ、以前と違うよね?」ばかりだから。

これの問題点の解決は奥深い。なぜか?

それは、よく見ればわかるが、意外と主人公以外の登場人物の言動には一貫性があるのだ。もちろん、クズだとか、共感できないとか、あったとしても。良くも悪くも一貫性がある。

しかし、主人公の部分だけ、主人子の言動に関わる部分だけ、一貫性がない。

この脚本は、主人公だけ、主人公に降りかかるあれこれに関しては、その都度の価値観や思い付きで動かしちゃうのだ。脚本家のやり易いように。

その例が、今回と前回に分けて描かれた “房子の素性と過去” だ。まるで、暢子に「まさかー」を言わせたいだけに、後出しジャンケンにしたよう。

これでは、脚本家自身は良いだろうが、《視聴者への心配り》 はゼロだと言いたいくらいだ。

そう、真冬の仕事帰りに熱燗を一杯ひっかけて帰ろうと、屋台のおでん屋に入ったら、キンキンに冷えた高級スプマンテと、こってり風味のイタリア風おでんが出て来て、大金を請求された時の “これじゃない感” の落胆と同じようなものだと思う…

あとがき

敢えて、今週は暢子以外に触れていません。まずは、主人公をまともに描け! と、思うので。

それにしても、もう「イライラ」を通り超えて、「不快」の域に達する勢いですよ。

変な登場人物と、無駄なキャラクターが多すぎませんか?

「家族の物語」なら、普通に、沖縄に暮らす貧しい比嘉家の面々が、貧しいながらも幸せを見つけて、そこに突き進む。親や親戚は、子どもたちを出来る限りで応援する。それだけで良いと思うのですが。

別に、詐欺、離婚、アイドルデビューとか、要りません。

もっと、朝から気分の良くなる朝ドラを放送して欲しいです。

それと、沖縄生まれ育ちの友人から、「いらいら」は自分自身に対して、「わじわじー」は相手に対して使う “イライラする” の方言だそうです。

最後に。今作になって、俄然と感想を書くのが疲れます。とにかく「つまらん!」の一言以外は、延々と愚痴になっちゃうので(笑)

最後の最後に。感想を投稿するのに疲れたので、コメント欄、返信はしばらくお休みします。気が向いたら、開放します…(謝)

ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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