連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第42回・2022/6/7) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
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第42回〔全120回〕/第9週『てびち!てびち!てびち!!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
暢子(黒島結菜)は房子(原田美枝子)に命じられて、とある飲食店の立て直しにでむくことに。それは、イタリア料理の店では無く、なんと、屋台のおでん屋さんだった…。暢子はびっくりするやら、がっかりするやら…。その頃、やんばるの優子(仲間由紀恵)たちは、フォンターナのオーナー、房子について驚きの事実を発見する。そして怪しい商売を始めた賢秀(竜星涼)が暢子のもとに現れる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6週
松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7週
中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8週
大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9週
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略
深夜ドラマ『受付のジョー』の方が、数倍も朝ドラらしい!
ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!
今日も、ハイテンションで書こうと… は、思う。
というのも、ブログの記事の都合上、今作の直前に見ている… 神宮寺勇太(King & Prince)主演の深夜ドラマ『受付のジョー』の方が、数倍も朝ドラらしくて、主人公だけでなく脇役全員を応援したくなるし、見終えて清々しくなるのだ。
だから、その勢いを拝借して、一気に今作の感想も書こうと思うのだ。
しかし、今作の感想は、一気に書けない。なぜなら、都度都度、気になることばかりの連続だからだ。今回も、躓きながら「よいこらしょっ」と書こうと思う。
「ヨッコイショウイチ」って、必要?
さて、冒頭から、なんのこっちゃ? である。
おでん屋の安孫子ヨシ(大島蓉子)が「ヨッコイショウイチ」と座った。
1972年に日本に帰還した旧日本兵、横井庄一さんの名前と、掛け声である「よっこいしょ」をかけたギャグで、昭和50年代に流行した。
まあ、劇中が、1974年(昭和49年)だから、時代考証的に間違ってはいないが。個人的には、ちょっと気になる。
横井正一さんは、ご存知の方もいるだろうが。敗戦から丸26年が経ち、前年には沖縄の返還も調印された1972年、やっと戦後もと終わりを告げたというムードが漂う日本に、突然グアムのジャングルから、やせ細った姿で変えて来られた。
そんな人を茶化したようなギャグを、沖縄県人で、それなりの年齢の女性が、ギャグだからと使うだろうか? という単純な疑問。
それと、「沖縄本土復帰50年記念」の朝ドラとして、このギャグが必要だったのかということ。
まあ、細かいことは言いたくないが、入れるか入れないかの選択なら入れる必要はなかったと思う。
奈緒子が暮らすアパート「池田荘」の大家さんが登場!
ただ、個人的には、またもや仲間由紀恵さん繋がりなのか、ドラマ『トリック(TRICK)』関係者が登場したのは興味深い。
もちろん、おでん屋のヨシを演じる大島蓉子さん。奈緒子(仲間由紀恵)が暮らすアパート「池田荘」の大家・池田ハルを演じていた。
なぜ “個人的に” なのか。それは、「池田荘」のロケ地が、私が住んでいた場所のすぐ近くで、よくロケ撮影を見ていたから。それで、懐かしいと思ったのだ。
房子の「合格」の意味が、よくわからん!
さて、いろいろ書かねばならぬことがある。
まず、房子(原田美枝子)の次の台詞だ。
房子「1週間続けて黒字になったら 合格」
え~~~と、「合格」とは如何に???
合格するには、試験が必要で、その試験って、別に暢子(黒島結菜)が自ら望んだものでもないわけで。結局、房子が勝手に命令しただけ。
それなのに、「社員だから」「目を付けた新人だから」を理由に命令して、勝手に目標を設置して、合格って?
私は個人事業主だから関係ないが、よく妻が溢している。「人事が行う研修はほぼ無意味。ただの自己満足で、業務が止まるだけ!」と。
私には、正に “それ” のように見えてしまった。
暢子は"高給取り"だから、おでん屋には行かない設定か?
そもそも(その1)おかしいのは、おでん屋の立て直しに行けと命令された主人公が、“おでんを食べたことがない” という設定だ。
沖縄には、おでんがないから? まあ、それを理由にするのはアリだろう。
しかし、そうなると、次のことと辻褄が合いにくくなる。それは、暢子は、「勉強熱心で食べ歩きをしていた設定」と整合性が取りにくいのだ。
だって、じゃあ、どこの何を食べ歩いていたの? そういうこと。
まあ、暢子は上京初日、状況したての里美(松田るか)と、銀座の名店イタリアンレストラン「アッラ・フォンターナ」で二人で食事ができるご身分だから、聡子は別にして、暢子は想像以上の “高給取り” の設定だったということか。
だから、庶民が行くようなおでん屋なんかには行かない! って…
居酒屋「あまゆ」が潰れないのは、多江の尽力があるから?
前回の感想で、沖縄料理居酒屋「あまゆ」が、経営者夫婦が料理ベタなのに、なぜ店が潰れないのか? と書いた。
そして、今回でその理由がわかったような。三郎(片岡鶴太郎)の妻・多江(長野里美)が料理が上手な設定だった。
これで、多江が「あまゆ」の味に口と手を出していたと、好意的に脳内補完すれば、潰れないし、沖縄の人が集まる理由も納得できる。
こんなの、最初に描いて欲しいことだが…
房子の素性なんて、最初からまるっとスリっとゴリっとエブリシングお見通しだ!
そして、6分過ぎに、房子の経歴が判明した。
まあ、ここまで暢子に大きなお世話を焼く人間なんて、今作の脇役の中には、その人しかいないことは、多くの視聴者が、まるっとスリっとゴリっとエブリシングお見通し! だったわけで(笑)
で、8分過ぎには「親心と分かった」と。>
暢子は、何に対して “親心” だとわかったのか? なるほど、月給が想像より良かったのが “親心” だったと(爆)
沖縄料理とイタリア料理が、"負の無限ループ状態"に…
そもそも(その2)、なぜ、暢子の “うちの個性と工夫” を、おでんを “イタリア料理風” にしたのか?
よく思い出して欲しい。
以前、房子は、暢子の沖縄方言を “個性” だと認めた。
そして、今回で多江は、自分がつくったおでんの味を “うちの味” と言っていた。
だったら、この二つから普通に論理的に導き出す、暢子の “うちの味” は、料理名的にいうと「シェフ暢子の気まぐれおでん~沖縄やんばる風~」じゃないの?
だいぶ前にも、暢子は「イタリアンのコックになりたいわけでないはず…」だと書いたことがある。正にそれだ。
高校生の暢子は、次のように宣言しただけなのだ。
暢子「レストランで働きたい!
東京に行って 料理人になりたい。
コックさんになりたい」
そして、「世界中の美味しいものを食べたい」と願っただけ。いつから、イタリア料理の傾倒していったのだろう?
もはや、沖縄料理とイタリア料理が “負の無限ループ状態” で、意味がわからない…
暢子の料理の腕前を、きちんと描写して欲しい!
まあ、超好意的に考えれば。まずは、イタリア料理を突破口にして、今は「おでん」、次は中華料理とかフランス料理とか、それこそ世界の三大料理のトルコ料理とか、ロシア料理もあるか。
そうやって、次々と暢子が世界の料理を制覇していく… としたいのかも知れない。ただ、そうなると、そもそも(その3)が発動しちゃう。
え~~~と、そもそも、暢子の沖縄料理の腕前も良くわかっていないし、イタリア料理の腕前も良くわからないのに、おでんを足掛かりに世界へ羽ばたくの? ということ。
流石に、主人公の料理の腕前の現状把握を視聴者にしないで、劇中の人たちだけ、特に、房子の価値観だけを描いて進むのは、いくらなんでも強引すぎると思うが…
あとがき(その1)
そもそも(その4)、あれ、ポトフじゃ???(苦笑)
そもそも(その5)、先日はイタリアンにしょう油を入れて和風にして、二ツ橋(高嶋政伸)に「基本の基ができていない」と叱られたから、おでんは和の味を捨ててポトフにしたってこと?
そもそも(その6)、センスのあるなし以前の問題として、暢子って本当に料理が上手いの?(失笑)
あとがき(その2)
いきなり、素性を知ったから「おばさん」と呼ぶのもどうかと思いますが。
これ、ちゃんと日本料理の基礎を勉強するシーンがあった方が良かったのでは?
だから、何度も書くのですよ。「うちの味」は、ただの素人好みの味付けの「創作料理」でしょ!って。ホント、毎日見るのが馬鹿馬鹿しくなってきます…
普通に、普通のことを、淡々と描くことすら、出来ないのでしょうか?
ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。
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【これまでの感想】
第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 土
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 土
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 土
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 土
第5週『フーチャンプルーの涙』
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第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 土
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 土
第8週『再会のマルゲリータ』
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第9週『てびち!てびち!てびち!!』
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