受付のジョー (第7話・2022/6/6) 感想

日本テレビ系・シンドラ『受付のジョー』
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第7話『ついに受付がデジタル化…不正を暴いた受付嬢が窮地に!?』の感想。
城(神宮寺勇太)は「有人の受付を残したい」とプランの軌道修正を決定する。一方、転職活動を続ける熊本(美山加恋)は、会議室で拾った書類に不審な点を見つける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:いとう菜のは(過去作/メンズ校、きよしこ、ユーテューバーに娘はやらん!)
演出:中茎強(過去作/SHARK1,2、HiGH&LOWシリーズ) 第1,2,5話
保母海里風(過去作/危篤スルー、文豪少年!) 第3,4,7話
伊野部陽平(過去作/いつかティファニーで朝食を1,2) 第6話
音楽:宗形勇輝(過去作/映画「地獄の花園」)
主題歌:King & Prince「踊るように人生を。」
"ホスピタリティーをテーマにしたドラマ"らしいエピソード
やっぱ、いいね、このドラマ。知っている人、見ている人は少ないようだが。今期のベスト3に入れても良いくらいの仕上がりだ。
これまでも素敵なエピソードや、考えさせられる展開はいくつもあった。
しかし、今回で際立ったのは、今作が “ホスピタリティーをテーマにしたドラマ” であることだ。
ホスピタリティとは、心のこもったもてなしであり、手厚いもてなしであり、歓待の精神で、接客や接遇の際に使われる言葉ではある。
しかし、一方で、人と人や、人と社会、人とモノや自然などの関わりにおいても具現化される。
今回のエピソードは、上記の前者と後者の両方の意味での “ホスピタリティ” を登場人物たちの言動で描いた秀作といって良いと思う。
城の上司であろうと怯まずに正義感を見せた城に拍手喝采!
個人的に、グッと来たのは、下記の城(神宮寺勇太)の台詞だ。
城「派遣、委託先、会社を支えてくれている人を大切にしない人が
心に響く広告がつくれるって思いますか?
そんな会社と誰が一緒に働きたいと思いますか?」
いやぁ、是非、ジョーを一緒に連れて行きたい取引先がある(笑)
今はだいぶ少なくなったが、それでも「社員は神様」「受注先は格下」と思っているような企業はまだあるのが現実だ。
そんなリアルな状況を上手くドラマに組み込んで、主人公の仕事上だけでなく、人間的な成長を描いたエピソード。
正に、城の上司であろうと怯まずに正義感を見せた城に拍手喝采だ。
現職に執着しない熊本だからこその勇気あるファインプレー
また、熊本(美山加恋)の不審な書類から始まったエピソードは、熊本を掘り下げるエピソードして良かった。
現職に執着しない熊本だからこそできた、勇気あるファインプレー。
でも、そこに受付という仕事に、同僚たちに負けず劣らずのプライドがあるから、本気で社員の上司へも、取引先へも体当たりできる。
そして、その芯の強さには実家や過去が影響していて、彼女なりの苦悩と葛藤の末に、今のくまもっちゃんがいる。
経理のプロのエンディングも、清々しくて良かった。
あとがき
神宮寺勇太さんの泥酔の演技、なかなか良かったです。
今回は特に、30分ドラマとは思えない仕上がりでした。
城の私生活の部分を巧みに挟み込んでいるので、公私の公の部分(職場)での奮闘ぶりが光るんですね。
ドラマとして、良く出来ていると思います。ホント、『受付のジョー』の方が、よぽど “朝ドラ” らしい清々しさ、応援したくなる気持ちになれます。
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【これまでの感想】
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