連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第41回・2022/6/6) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第41回〔全120回〕/第9週『てびち!てびち!てびち!!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
暢子(黒島結菜)は徐々にイタリア料理の仕事に慣れてきたが、ひょんなことから、オーナーの大城房子(原田美枝子)に命じられて、とある店舗の応援に出向くことになった。出向いた先はイタリア料理店ではなく、意外な店だった。兄の賢秀(竜星涼)は何やら怪しげな商売に手を染め始める。姉の良子(川口春奈)は夫婦関係に問題を抱えているようで。妹の歌子(上白石萌歌)は勤め先の男性が気になり始めて…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6週
松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7週
中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8週
大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9週
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略
まるで、お子ちゃま向けのスチール写真撮影シーンの演出…
ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!
あまりにも、内容が馬鹿馬鹿しくて、イライラが止まらないので、ハイテンションでいきますよ~
冒頭から、まるで、お子ちゃま向けのスチール写真撮影のシーンの演出だと思ったら。
演出担当が4人目に交代。
今度は、NHKドラマ『ここは今から倫理です。』で第6話のみ担当、Eテレ単発ドラマ『あやとり』で脚本・演出担当した大野陽平氏。まあ、どうでも良いことだが。
暢子の"料理の腕前"に関する描写が雑過ぎる!
どうでも良くないのが、今回で何気に描かれた暢子(黒島結菜)の “料理の腕前” に関する描写についてだ。
今回の冒頭で、劇中の今が、1974年(昭和49年)11月で、レストラン「アッラ・フォンターナ」で働き始めて 3年との情報提供があった。
簡単な年表にすると、次のようになる。
●1972年(昭和47年)3月 暢子、高校卒業
●同年5月 暢子、レストラン「アッラ・フォンターナ」就職
●1973年(昭和48年)秋 暢子、新聞社へ修行に出る
●1974年(昭和49年)桜の頃 暢子、新聞社から帰還
●同年11月 暢子、「アッラ・フォンターナ」3年目就職
まっ、簡単に言うと。入社1年半で新聞社に修行に行って、約半年で戻って来て、再びレストランで6~7か月ってところだ。
なぜ暢子の新しい味付けは房子のチェック無しで供された?
今回の描写で、最初に、よくわからなかった点。
それは、序盤での、暢子が新しい味付けの料理「寒ビラメのカルパッチョ」を客に提供したくだりだ。
まず、“厨房” で、しょう油を使った新しい味付けを二ツ橋光二(高嶋政伸)に味見させていた。高評価だった。
そして、その料理が客に提供され、閉店後に二ツ橋が、暢子の味付けに対して口を出した。
ここまで間違っていない前提で書く…
そもそも(その1)、この店の料理は、オーナー・房子(原田美枝子)の最終チェックを通過しないと客前に出せない設定だったのでは? ってこと。
いや、厳密にそうは描かれていない。
しかし、以前、オーナーがパスタを試食してダメ出しするシーンがあったし、オーナー君主制の「アッラ・フォンターナ」なら、オーナーチェックが当然でないと話がチグハグになる。
でも、今回は、客に提供する直前で二ツ橋だけの “味チェック” を受けて提供されたように描かれた。
しかも、二ツ橋が「基本は大事」というほど、基本ができていない料理を客に出したのだ。
まず、二ツ橋の権限が広がったのか? 暢子の料理の腕が急に上がったのか? そこが、どうにも解せない。
とにかく、もう、冒頭で房子がインタビューで「お客様のために そして 基本を大事に」と偉そうに答えたわけがわからんのだ。
暢子は、人間性は成長しないで料理の上前だけ成長したの?
それにしても、暢子の “成長” や “変化” について、どうしても納得できない。
確かに暢子は、房子が偉そうにインタビューで話したことの揚げ足をとるようにして、「時代と共に…」とか偉そうに和彦(宮沢氷魚)へ減らず口を叩いていたが。
まあ、そんな “幼稚な暢子” の描写は、良し悪しは別にして、成長していないことの証だ。
だとしたら、料理の腕前だけ成長したってこと?
下宿の居酒屋を立て直す流れの方が自然だし面白いのでは?
そもそも(その2)、暢子の成長、料理の腕前、経営手腕みたいなことまで描きたいなら、まずは、下宿先である沖縄料理居酒屋「あまゆ」の “経営立て直し” から描くのが筋ではないだろうか?
私は、暢子の下宿先の大家で、「あまゆ」の店主・金城順次(志ぃさー)が “料理が下手” の設定は、てっきり、暢子が介入して経営を立て直すネタだと思っていた。
まあ、本当に “料理が下手” だと、とっくに閉店しているだろうが。そこは下宿の経営もあるし。
いや、ここは “ドラマ” として、店主の妻が、暢子に「店を助けて」と願い出るでも良かった。
で、犬猿の仲の房子が「やれるもんなら、やってみなさい!」と上から目線でゴーサイン。それで、暢子が上手くやったら、房子と沖縄県人会の関係も… みたいな展開でも良かったような。
レストランで頑張っている印象のない暢子は応援できない!
でも、やはり、描くべきは、レストランでの修行だったと思う。
あれこれ描きたい、いろいろ登場させたい… のは大人の事情でわからなくもない。
しかし、折角、冒頭で「働き始めて 3年」と言った割りに、レストランで頑張っている印象が殆どない。
結局、先週から今週の暢子って、偉そうにして、対決して、負けて、評価されて、新聞社に行って、帰って来て、評価されて、偉そうにしているだけ。
これでは、到底、暢子を応援したい気持ちになんて、なれやしないのだが…
あとがき(その1)
もう、兄や姉妹のことは、どうでも良いです。興味も関心も無いので…
あとがき(その2)
どうして、頑張る暢子、努力する暢子を端折るのでしょう?
せめて、今回の台詞にあった「食べ歩き」をしている姿でも良いし、レシピ本とメモ帳で勉強しても良いし、居酒屋の厨房で次々と人気の新メニューを出すとか。
そういう描写があって、それでも「アッラ・フォンターナ」では、なかなか入社3年では認められない! じゃないの?
それとも、新聞社から帰って来た半年間で、天性の料理の才能の目が開いた… の? ホント、真面目につくって欲しい。
あとがき(その3)
イライラが止まらないので、ドラマ好きのあなたに、ドラマネタ。
今回の13分頃、賢秀(竜星涼)と我那覇 (田久保宗稔)がいた部屋の蟻壁(和室で、天井のすぐ下に設けられた丈の低い壁)に「不撓不屈」と書かれた張り紙がありました。
この四文字熟語、実はドラマ『未来への10カウント』のボクシング部にも幕に印刷して飾られていますよね。
「どんな困難にあっても強い心を持ち、くじけないこと」の意味ですが、同時期に別のドラマで引用されているのは、ちょっと面白いですね。
ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。
コロナ禍で、未だ仕事が激減中です。
Amazonと楽天市場からお買い物する際は、当ブログ内のバナーなどのリンク経由で買ってくださると、私にポイントが貯まります。
また、ブログを書き続けるモチベーションアップにもなります。
引き続き、皆様のご協力をお願い申しあげます。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16930/
【これまでの感想】
第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 土
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 土
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 土
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 土
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 22> 23 24 25 土
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 土
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 土
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 土
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
- 関連記事
-
- 受付のジョー (第7話・2022/6/6) 感想 (2022/06/07)
- 元彼の遺言状 (第9話・2022/6/6) 感想 (2022/06/07)
- 連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第41回・2022/6/6) 感想 (2022/06/06)
- マイファミリー (第9話・2022/6/5) 感想 (2022/06/06)
- 俺の可愛いはもうすぐ消費期限!? (第8話・2022/6/4) 感想 (2022/06/05)