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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第39回・2022/6/2) 感想

不連続テレビ小説「ちむいらいら」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第39回〔全120回〕第8週『再会のマルゲリータ』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)は和彦(宮沢氷魚)の仕事、とあるイタリア人シェフのインタビューを手伝う。だがその結果、和彦の書いた記事は大きな問題を起こしてしまい…。沖縄では良子(川口春奈)が間もなく出産を迎えることになる。そして歌子(上白石萌歌)が母・優子(仲間由紀恵)に黙って歌手のオーディションを受ける。病気がちで内気な歌子は、オーディションで必死の思いで歌い上げたが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 8
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



冒頭から、主人公が必要ない15分間だった…

前回へのコメントで、数名の読者さんから「暢子の出番が少ないと、それだけでイラっとしない…」と頂いた。

だとしたら、今回なんて、スッキリしまくった朝を迎えたのではないだろうか。

もう、それくらいに、冒頭から主人公が必要ない15分間だったから。

明日で全体の「1/3」が終わろうとしているのに…

しかしだ。習慣とは恐ろしいもので。

今作は、基本的に「四兄妹を同時並行で平等に描く作戦」を遂行中だ。だから、毎回、主人公・暢子(黒島結菜)が “15分間の冒頭” から活躍するとは限らない。

従って、今回のように、もはや「四兄妹」でない、第三者(=和彦)がメインで始まっても “違和感” がない。

ないどころか、ホッとしている人も多いかも? という始末なのだ。

これが、どうして良くないのか? 答えは簡単。

「四兄妹を同時並行で平等に描く作戦」のために、明日で全体の「1/3」が終わろうとしている今回だって、未だに 《主人公は誰?》 状態なのだから。

基本的には、個々のエピソードに、主人公は"無関係"

さて、本編の感想だ。「イントロ → Aメロ → Bメロ → サビ → アウトロ」という一般的な楽曲の構成で例えるなら、こんな感じでは?

  ●イントロ:和彦(宮沢氷魚)の仕事のトラブル
  ●Aメロ:歌子(上白石萌歌)のオーディション風景
  ●Bメロ:良子(川口春奈)の臨月
  ●サビ:和彦のトラブルの火消し、歌子の失格、良子の出産
  ●アウトロ:5人目誕生?

要するに、こういうことなのだ。

賢秀(竜星涼)がいない代わりに和彦が「四兄妹」の空きスペースに入って。

そして、暢子以外の登場人物で始まって、暢子以外の “騒動” を描いて、「四兄妹」の “5人目” に帰着しているのだ。

そう、基本的には、個々のエピソードに、主人公は “無関係” ってことなのだ。明日で全体の「1/3」が終わろうとしているのに…

何とか主人公を描くために、和彦の騒動に参加させたような

ただ、脚本家も、「主人公を描かねば!」とは思っているようだ。

で、考えたら、暢子は “新聞社でボーヤの仕事中” に気づいたのだろう。慌てて、和彦の騒動に参加させてみた。

そんな程度の関わり方でしか描かれていないのが、情けないというか…

暢子が和彦に謝って詫びるのは、おかしくない?

おかしなくだりが、主題歌明けにあった。暢子が和彦に謝って詫びたのだ。

暢子「ごめんなさい。
   うちが もっと イタリアのこと 詳しく知ってたら…」

これまで “責任感” なんて言葉とは無縁のような暢子が、なぜこの場面に限って、謝罪をしたのかがわからない。

まあ、謝りたいなら誤れば… としか言いようがない。

騒動そのものが、そもそもの話… おかしい!

ただ、この騒動そのものが、そもそもの話… おかしいのだ。

そもそも、イタリア人シェフのアレッサンドロ・タルデッリ(パンツェッタ・ジローラモ)にインタビューの仕事をさせてくれと言い出したのは、和彦。

その和彦に許可を出したのは、上司の田良島(山中崇)。

田良島が和彦のサポートをするように指示したのが、愛(飯豊まりえ)。

で、暢子は「東洋新聞 学芸部」の “ボーヤ” として雑用係をやっているだけ。そして、個人的に、暢子と和彦は知り合いだってだけ。

従って、今回のトラブルは、「全ての責任は 僕にある」と本人が言っているように、和彦の事前準備不足と現場での経験不足が招いた、自業自得の案件なのだ。

そのことは、田野島が和彦だけを叱咤していることからも明らかだ。

だから、トラブルの責任を感じるのは、和彦の同僚で、恋人で、和彦の現状を知っている愛のはずなのだ。

むしろ、今回の愛の「私は悪くない」みたいな態度の方が、たちがわるいような…

意味不明でも、謝って、和彦のために何かしようと試みた暢子の方がマシだと思ってしまった。ただ、何度も書くが、暢子は一切謝罪する必要はないが…

暢子パートで、解せない脚本と演出があった!

脇役のエピソードの話は、これ位にしておこう。肝心なのは、暢子のパートだから。

そして、今回の暢子パートで、解せない脚本と演出があったのに、お気づきだろうか?

それは、4分頃、暢子たち新聞社の一行が、レストラン「アッラ・フォンターナ」を訪れた時の映像だ。

そう、朝ドラならお約束だし、この手の場面では必要不可欠な “あれ” が無いのだ。

それは、「再会劇」だ。

別に無くても良いのでは? オーナーの一存で新聞社に修行中なのだから、“元” 同僚でも二ツ橋(高嶋政伸)らは話しかけづらいのでは?

そういう、好意的な脳内補完の問題ではないのだ。

今作が"連ドラ"なら、「再会劇」は必要だったと思う…

今作が “連ドラ” なら、「再会劇」は必要だったと思う。

その理由は、暢子は “元” 従業員ではなく、 “現” 従業員の一人で、一時的に出向しているような立場だからだ。

もっと、脚本的に説明するなら。“東京編に於ける暢子” の行動の起点と終点、人間関係の基準は「アッラ・フォンターナ」でなければならないから。

そして、物語は「アッラ・フォンターナ」を基軸にして形成することで、初めて 《新聞社に修行に出ている》 意味が出て来るから。

「再会劇」は、"たった2カット"で良かったのだ

だから、次の2カットを入れれば良かったのだ。

1階のシーンで、暢子が階段を上る瞬間に、二ツ橋が暢子をチラッと見て、二ツ橋の “内心” を覗かせるような1カット

社長室で、暢子が和彦を励まして和彦がやる気になった瞬間に、房子が暢子を見て “内心” を覗かせるような1カット

敢えて “内心” と書いたのは、微笑むとか苦笑するとかではなく、これまでも今作が県人会関係者の描写で幾度もやってきた、真意はわかりづらい “思わせぶり” な演出があるから。

ここでこそ、それをやったら良かったと思う。

「暢子、上手くやってるな」の応援なのか、「暢子は、ちゃんとやってるかな」の心配なのか。そういう “先が見たくなる” 表現が必要だったと思う。

演出がやるべきことをやらないから主人公の活躍劇が薄まる

結局、和彦のトラブルだが。今回で「再会劇」を入れたら、前述の「サビ」の中核になったかもしれない。

しかし、やるべきことを演出がやらないから、主人公の活躍劇が、脇役の出産と病弱に負けてしまったのだ。

これは、先日の「10連勤」や「ペペロンチーノ対決」でも同じだ。

試練を与えている側(房子や田野島)の “内心” や “真意” の描写が雑なのだ。あとから、「伏線の回収」のように見せようと、姑息な手段を売っている可能性もあるが。

伏線なら伏線と気付かせないと、この類の伏線は意味がない

http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-13272.html

『【脚本プチ講座 第2弾】伏線と回収とは?「ご都合主義」や「予定調和」になる理由を解説!』にも書いた通り。

伏線なら、伏線と気付かせないと、この類の伏線は意味がないのだ。

従って、「伏線の回収」が得意とされる羽原大介が失敗するはずは無く(と、信じたい)。ならば、視聴者に伏線と気付かせる描写が必要で。でも、それがないのだ。

撮影現場という最後の砦を司る演出家が仕事をすべき!

だったら、どうするか?

脚本家は神様ではない。間違えることもある。だから、撮影現場という最後の砦を司る演出家が気付いて、2カット撮影すれば良いのだ。

本編の編集で残すかどうかは、編集段階でプロデューサーと相談すれば良いだけなのだから。でも、素材が無くては、編集も出来ないのだ。

登場人物たちの思惑が、的確に伝わらない悪例を挙げてみる

まあ、今回の映像を幾度か見直してみると、1階のシーンでは、暢子が二ツ橋に目を合わせた瞬間で切れている。

あの表現力豊かな高嶋政宏さんが、黒島結菜さんの “ペコリ” の演技に反応しないはずがないと思うのだ。

無視するなら無視する芝居、「久し振り!」ならそういう芝居をすると思うし、しないことの方が不自然。

でも、本編映像では、芝居をするために高嶋さんが体重移動する直前で編集されている。

これは、高嶋さんの芝居が “内心” を演じ過ぎなのか? それとも、演出家が気にせずカットしたのかは不明だ。

しかし、理由はどちらでも、登場人物たちの心情や意図や思惑が、視聴者へ的確に伝わらなかったのは事実。

これが、続く限りは、今作の登場人物たちに感情移入できる日は、相当に遠いと思う…

"接客業"と一括りにすることが、そもそも無茶だと思う…

今回の騒動、田野島が和彦たちに丁寧に “ダメ出し” しているから、何となく「記者の失敗談」として説得力があるように見える。

でも、「記者の失敗談」が「暢子が新聞社で修業する」と繋がって見えて来ない。その理由も簡単で。前回では、次のようなロジックで話が進んでいた。

誰かを思い浮かべて、やること=料理=新聞記事=歌

これ自体は、大筋で間違いないのだが。冷静に見れば違うのだ。いろいろな価値観や考え方、カテゴリー分けがあると思うが、ここでは一般的なことを書く。

料理人(コック)は、お客様(食べる人)のことを考えて料理をつくる客商売だ。味の好みやアレルギーなど個々にカスタマイズするサービス業。

新聞記者は、不特定多数の読者に向けて自分の言いたいことを伝えるメディアの仕事だ。

歌手は、特定多数のファンに作詞家、作曲家や自分の言いたいことを伝えるエンターテインメントの仕事だ。

そう、似ているようで違うのだ。それを、一まとめにして「誰かを思い浮かべて、やること」と括ることが無茶なのだ。

だから、暢子を修行に行かせる場所はレストランの方がわかりやすいし、説得力があったと、今でも思う…

あとがき(その1)

取材内容は事前に申し入れをしているのに、「最後の晩餐」の話を最後にするのも変ですし。その話をはぐらかすシェフもどうかと思いまいます。

で、記事が見つかったから、次回でペラペラしゃべるのかな?

あとがき(その2)

なんか、「週5放送」を意識し過ぎなのもありますし、「週5放送」なのに1週間を引っ張るのがやっとな感じもしますね。もう、ネタ切れなのでしょうか。

あとがき(その3)

これ、どう考えても、来週の舞台は「新聞社」ではないですよね。もう、ネタが無いですから。だとしたら、また別の店で修業?

このやり方で、和食、中華、フレンチと渡り歩いて、料理も経営も身に着けるってことかも? どっちにしても、ちむどんどんさせて欲しいです…

ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
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第2週『別れの沖縄そば』
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第3週『悩めるサーターアンダギー』
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第4週『青春ナポリタン』
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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