ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは出来れば本家blogへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

元彼の遺言状 (第8話・2022/5/30) 感想

元彼の遺言状

フジテレビ系・月9『元彼の遺言状』
公式リンクWebsitetwitterInstagram

第8話『遂に最終章! 殺人犯篠田の過去は…!? 遺言状事件再び勃発』の感想。



篠田(大泉洋)から素性を打ち明けられて程なく、麗子(綾瀬はるか)は会社社長の西園寺(金田明夫)の依頼を受け、篠田、紗英(関水渚)と共に屋敷を訪ねる。すると刑事の橘(勝村政信)らがいて、西園寺が遺体で発見されたという。ところが、長男で通報者の渉(駿河太郎)がうつぶせだった遺体の顔を見て、父親ではないと言い出した。そこに次男の恭介(石垣佑磨)が現れ、兄弟は遺産を巡って言い争いを始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:小説・新川帆立「元彼の遺言状」
脚本:杉原憲明(過去作/SUPER RICH、嘘から始まる恋) 第1,2,4,5,7
   小谷暢亮(過去作/闇の法執行人、DCU) 第3,6
   中園勇也(過去作/脚本協力「SUPER RICH」) 第4,8
脚本協力:中園勇也(過去作/脚本協力「SUPER RICH」) 第1,2,5,6,7
     伊吹一(過去作/地上波ドラマ不明) 第1,2,5,6,7,8
演出:鈴木雅之(過去作/ラジエーションハウス1,2、ショムニ、HERO、婚カツ!) 第1,5
   澤田鎌作(過去作/不毛地帯、監察医 朝顔、ナイト・ドクター) 第2,3,7
   西岡和宏(過去作/ルパンの娘2020、ラジエーションハウスII) 第4,6,8
音楽:川井憲次(過去作/花燃ゆ、すべてがFになる、まんぷく)



約28分で終わってしまったが(笑)

今回は、二部構成。前半は「一話完結ミステリー」で、後半は「今作の縦軸ミステリー」だ。

個人的には、そもそも短編的な小規模なプロット(筋書き)の尺を物理的に伸ばして、引き伸ばして面白さが薄まるだけだからおすすめしない。

その意味では、約28分で終わってしまったが(笑)

単純でも、今回の出来なら、良く出来ていると褒めたくなる


紗英「悪くない推理ね」

劇中の紗英(関水渚)の台詞の通り、単純なプロットではあるが、“悪くないミステリー” だ。思わせぶりな描写もなく、あざいとい演出もなく、目障りなカットもなく、一気に結末まで走り抜けた。

そんな潔ささえ感じた前半。

これくらいに、単純でも、ミステリーとしての面白さ、オチの納得度を含めて、良く出来ていると褒めたくなる。

麗子のメイクが、前回とは違うから…

まあ、前回までとはちょっと違う演出だな? と最初から思っていた。それは、麗子(綾瀬はるか)のメイクが微妙にだが違うから。

これまでは、目立ち&ハデハデ重視の明るい雰囲気で “喋り好きなデキる女” 風だった。

でも今回は、ちょっと落ち着いたトーンでアダルトな雰囲気で “落ち着いて冷静な女” を強調した感じ。だから、演出家の交代が見えたのだ。

脚本と演出担当が変わると、こんなに仕上がりが違うのか!

そして、クレジットを見ると。第4話を担当した脚本担当・中園勇也氏と演出担当・西岡和宏氏のコンビ。脚本協力は、第1,2話でも脚本協力だった伊吹一氏。

これで納得だ。第4話の感想でも同じことを書いたのだ。脚本と演出担当が変わると、こんなに仕上がりが違うのか! と。

そして、今回も、それが証明されたわけだ。

今回の後半を、第3話のあとに直結しても良かったような…

そこで、無駄な提案をしてみたい。

今回の後半の「今作の縦軸ミステリー」部分を、第3話のあとに直結したら良かったのではないかと。

もちろん、連ドラの前半で “縦軸” の一部ではあってもネタバレをするのは危険なことだが。

でも、現実は、ネタバレを恐れて引っ張ったおかげで、篠田(大泉洋)の “立ち位置” を不明瞭にしか描けず、麗子(綾瀬はるか)との “バディ” が中途半端になったのだ。

だから、賭けにはなるが、第3話のあとに直結して挿入し、脚本と演出を、今回のコンビで続けたら、かなり今作の印象が良くなったと思うのだ。

時すでに遅し… だが。

あとがき

最初から、メインの脚本家と演出家を第4,8話のコンビにした方が良かったのではないでしょうか?

それくらいに、他の放送回と仕上がりが圧倒的に違います。

こうして毎週見続けていると、脚本家と演出家の重要性よくわかる連ドラだと思います。その意味では、脚本や演出を勉強するには、格好の研究材料かも知れません…


管理人・みっきーが お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!

★Amazonのなか見!検索で立ち読みできます!

管理人・みっきーが お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!

★Amazonのなか見!検索で立ち読みできます!

 

〔お願い〕
読者の皆様も大変な状況とは思いますが。コロナ禍で仕事激減の折、勝手なお願いで恐縮でございますが、Amazon楽天市場からお買い物する際は、当ブログのリンク経由で買って下さると、皆様のおかげで私にポイントが貯まる上に、何よりもブログを書き続けるモチベーションアップになります。引き続き、皆様のご協力をお願い申し上げます。 m(_ _)m

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


「楽天市場」からのおすすめ商品や企画


「Amazon」からの最新のお知らせ

★本家の記事のURL →  https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16907/


【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

元彼の遺言状 第8話

篠田(大泉洋)は、6年前にある島で起きた殺人事件に巻き込まれて、殺人犯として警察に追われていることを麗子(綾瀬はるか)に告白しました。 篠田は身分を偽って各地を転々としていましたが、3年前に軽井沢で栄治(生田斗真)と出会い、別荘の管理人として匿ってもらったのだと言います。 栄治がそうしたように、麗子も無実だと言う篠田を信じることにしたようです。 西園寺製鉄会社社長・一蔵(金田明夫)から...

元彼の遺言状 第8話「遂に最終章!殺人犯篠田の過去は…!?遺言状事件再び勃発」

原作は、新川帆立による、日本の小説で、宝島社主催の「第19回『このミステリーがすごい!』大賞」の大賞・受賞作品。主人公・剣持麗子(綾瀬はるか)の元彼・森川栄治が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という、奇妙な遺言を受け、麗子が依頼人と共謀して、一獲千金を狙う、破格の遺産相続ミステリー作品。ついに、最終章のスタート?!あいかわらず、スーツもバッチリと、だけど、わしわし食べまくる、綾瀬...

元彼の遺言状 第8話

内容その日、麗子(綾瀬はるか)は、篠田(大泉洋)から、名前の違う複数の身分証を見せられる。「僕は、殺人犯なんだ」6年前に発生した十ヶ浜強盗殺人事件で巻き込まれたと打ち明ける。警察に疑われ、逃走。3年前、栄治(生田斗真)の別荘にたどり着き、匿ってくれたという。そして“篠田敬太郎”として生きてきたと。「分かった」栄治が殺人犯を匿うわけが無いと、麗子は、コレまでと同じように、篠田と付き合うと告げる...

元彼の遺言状 #08

『遂に最終章!殺人犯篠田の過去は…!?遺言状事件再び勃発』
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: