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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第28回・2022/5/18) 感想

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第28回〔全120回〕第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)は鶴見で沖縄県人会の会長・平良三郎(片岡鶴太郎)に救われ、紹介を受けて銀座のレストランへ。大城房子(原田美枝子)がオーナーを務める「アッラ・フォンターナ」だ。就職を希望する暢子は試験を受けることになる。その試験の内容とは…。その頃、沖縄やんばるの実家では、姉・良子(川口春奈)に想(おも)いを寄せる製糖工場の息子・喜納金吾(渡辺大知)から、衝撃の申し出が…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん)
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



「さあ、どこを褒めれば良いんだろう?」と悩む15分間…

朝ドラ『ちむどんどん』の感想だけを読んで下さっている読者さんには関係ないことだが。

今作の感想を投稿する前に、私は朝早くから『正直不動産』と『明日、私は誰かのカノジョ』の2作の感想を投稿している。

どちらも、登場人物の描き分けが良く出来ていて、主人公のキャラも際立った上に共感できて、更に秀逸な人間ドラマとして見入ってしまう仕上がりになっており…

そんな秀作ドラマのあとに今作の感想を書こうとすると、正直パソコンのキーを打つ指が止まってしまう。「さあ、どこを褒めれば良いんだろう?」と。

今週くらいは、主人公を集中して描いて欲しいと思うのは…

オープニングのクレジット、主人公を含めて恐らく「15人」の名前が連なっていた。それも、大半が沖縄の登場人物ばかり。もう、これだけで心が萎えてしまう。

「ああ、今日も主人公に集中しないで、脇役を描くのか…」と。

まあ、いろいろと大人の事情はあるだろうが。それでも、「新章」が始まって “まだ3日目” だ。今週くらいは、主人公を集中して描いて欲しいと思うのは、贅沢で強引な希望だろうか?

暢子のヘアスタイルは、飲食業を志す人として?

とにかく、今回のメインディッシュは「試験」だ。宅建資格でも、風俗の面接でもない、飲食業に就職するための「試験」だ。

まず、今さら言ってもしょうがないが、暢子(黒島結菜)のヘアスタイルは、飲食業を志す人としてどうなのだろう? まあ、振り返っても、過去の暢子はあんな髪型で料理をしていたが。

でも、あれは訪問客に供することもあったが、基本的に自宅の料理だったわけで…。お金に余裕がない設定だとしても、上京する前に美容院に行くくらいのことはやっても良かったような… だって、どうせリアリティーは追及していないドラマなのだから。

ヤング大会では頭巾を被っていたのに、試験では頭巾無し?

せめて、料理頭巾はダメだったのだろうか? 映像的にカッコ悪いなら、時代考証抜きでバンダナキャップでも良かった。

だって、ヤング大会では頭巾を被っていたのだから、なぜ今回、暢子が持参しなかったのかが分からないし、いつも書くように “繋がらない” のだ。

えっ? ヤング大会の時は、レギュレーション(禁止事項)で決まっていた? そう好意的な脳内補完をしろと? だったら、暢子って、その程度の衛生に対する意識しか無いの? ということになるが…

試験の前に、暢子に手を洗うカットが欲しかった…

頭巾を突っ込むなら、もう一つツッコミを入れたい。それは、今どきの事情もあるし、料理に取り掛かる前に「手を洗え!」ってこと。

まあ、当時の飲食店事情を考えると、曖昧な飲食店があったかも知れない。

しかし、料理を扱うドラマとしても、主人公の就職先の飲食店が当時としては “まともで厳しい” とした方が得策だと思うから…

ここは暢子が自主的に手を洗わないとしても、注意書きの張り紙に気づくくらいの描写をしても良かったような。そういうのをやらないから、暢子がどう見ても “がさつ” にしか見えないのだ。

オーナーの房子と暢子のやり取りに引っ掛かってしまった…

ツッコミついでに、もう一つ。まるでドラマのように、暢子が試験に一発合格した(失笑) どうせ合格するのだから、無駄に引っ張るよりマシだと思うことにする。でも、オーナーの房子(原田美枝子)と暢子のやり取りに引っ掛かってしまった。

房子「今まで 沖縄では どんなものを食べてきたの?」
暢子「おうちの畑で取れた野菜 海で 貝を拾ったり
   山で 木の実や 草を取ってきて 食べてました」

確かに、なぜ “素材の味” を活かす料理が出来たのかの “解説” として、暢子の台詞に間違いはない。ちゃんと “一発合格” の不自然さを払拭するための “補足” にはなっている。

ただ、ただ、これまでの暢子、暢子の料理を見て来て、この台詞に説得力を感じなかった。

結局、"暢子と料理"の関係を丁寧に描いて来ないから…

こんな展開が先にあることが分かっていたなら、もっと子ども時代の料理の時も、父から教わった料理を作る時も、ヤング大会の時も…

更に言えば、那覇のレストランで「海の幸のサラダ」が供された時、「これ、沖縄の海でとれたの?」と店の人に聞いて驚かれるとか。

結局、過去の “暢子と料理” の関係を丁寧に描いて来なかったから、取って付けたような “補足” になるのだ。

料理の過程も完成品も表現が雑。味の表現も評価も曖昧…

それにしても、今回の劇的な “一発合格”。流石に、料理の過程も完成品も映像的に表現が雑。その上、料理人たちの味の表現も評価も不明瞭極まりない。

何とか、 原田美枝子さんら俳優さんたちの存在感と演技力のお陰で、説得力があるように感じさせているだけ。

折角、フードコーディネートの吉岡秀治さんと、料理監修の吉岡知子さん(お二人は、ご夫婦!)が美しく美味しそうな料理を画面から届けてくれているのだから、それを無駄にしないように料理を活かした表現をして欲しい。

暢子の試験を中断してまで、比嘉家の話を入れる必要って?

まあ、「試験」の話は、もうやめよう…

ようやく「新章」として、主人公が中心の物語が始まったと思った今作。しかし、やるとは思っていたが、暢子の試験を中断してまで、比嘉家の話をぶち込んで来るとは!

以前なら「描くな! とは言わないが」と書いていたが、流石に主人公の話の腰を完全にぶった切ってまで盛り込むのは、やり過ぎではないか。

今回の数分間だって、ナレーションで補足しながら、終盤に「一方、沖縄では…」とやれば、そんなに違和感はなかったのに…

これでは"不潔でがさつで大声の暢子"の印象が強まるだけ…

とにかく、もっと主人公を中心に、集中して物語を紡いで欲しい。

もう、始まって5週間も経っているのだ。少しは、暢子の成長を見せて欲しい。

今の状態が続くと、“不潔でがさつで大声のヒロイン” って印象が強まるだけだと思うから。

まあ、私も “大声” だし、俗説だが「声の大きい人に悪い人はいない」というから、大声自体は卑下しないが(笑) それでも、不潔で、がさつで… なのに、繊細なプロの料理人とは? 撮影が終わっていないなら、早い段階で修正した方が良いと思う…

あとがき(その1)

良く分からないこと。

私が見ている限りでは、暢子は、調理師免許を持っているわけでも無いし、初日に食事をした際にイタリア料理に精通しているとアピールしていないし、試験前に料理万能ともレストラン側に表明していないとおもうのですが。

そんな “沖縄から来た野生児みたいなズブの素人” を相手に、「ナポリタンはイタリア料理じゃない」とか、「パスタのゆで方がどうこう」みたいなことを言う意味があるのでしょうか? それこそ、最近でいうなら「なんとかハラ」の類では?

あとがき(その2)

今回の終盤の料理長・二ツ橋光二(高嶋政伸)の言動を見ると、紹介者の鶴見で沖縄県人会の会長・平良三郎(片岡鶴太郎)へ忖度しているようにも見えるし、最初から合格させる気満々のようにも見えました。

だったら、無駄に引き延ばずに、暢子に一品つくらせて、料理長が絶賛してオーナーを説得する方が、《暢子の料理の才能は料理人には分かる》となったような。

あとがき(その3)

それに、ヤング大会の時は、一発のひらめきで起死回生になったのに、こんな一世一代の時に、ひらめくためにわざわざ遠距離電話?

結局、ヤング大会の時は歌子(上白石萌歌)が偶然持っていたシークアーサーで閃(ひらめ)いたから、暢子は自分では閃(ひらめ)かないで家族の手を借りるというフォーマットなのかも?

それなら、いつでも窮地で比嘉家を登場させられますし。でも、それだと、いつまで経っても、暢子が自立(自律)しないような…

ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 2223 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27

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連続テレビ小説『ちむどんどん』第28回

内容鶴見の沖縄県人会会長・平良(片岡鶴太郎)から、大城房子(原田美枝子)のレストラン“アッラ・フォンターナ”を紹介され、試験を受けることになった暢子(黒島結菜)料理長の二ツ橋(高嶋政伸)から言われた、その内容は。。。。そのころ賢吉(石丸謙二郎)は、優子(仲間由紀恵)から借金のための保証人になって欲しいと言われ、驚いていた。そこで賢吉は、良子(川口春奈)に、あることを提案する。が。。。その比嘉...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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