マイファミリー (第6話・2022/5/15) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『マイファミリー』
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第6話『真相編~共犯容疑!? 犯人との直接対面!』の感想。
阿久津(松本幸四郎)と絵里(森脇英理子)の娘・実咲(凛美)が誘拐された。犯人から一方的に共犯者扱いされた温人(二宮和也)は犯人の要求を阿久津夫妻に伝える。阿久津は身代金を用意し、温人と共に受け渡しの指示を待つ。捜査から外されて焦る葛城(玉木宏)は誘拐事件を解決するため賭けに出る。一方、香菜子(高橋メアリージュン)はあることに引っかかりを覚えていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:黒岩勉(過去作/グランメゾン東京、アンサング・シンデレラ、危険なビーナス、TOKYO MER)
演出:平野俊一(過去作/インハンド、TOKYO MER、日本沈没-希望のひと-) 第1,2,3話
田中健太(過去作/半沢直樹、小さな巨人、陸王、下町ロケット、DCU) 第6話
宮崎陽平(過去作/下町ロケット、半沢直樹2020、日本沈没2021、DCU) 第4話
富田和成(過去作/弱くても勝てます(演出補)、バイプレーヤーズ(演出補)、隕石家族) 第5話
音楽:大間々昂(過去作/地味にスゴイ!校閲ガール、お金の切れ目が゙恋の始まり、ファイトソング)
主題歌:Uru「それを愛と呼ぶなら」
愚痴を溢しながらも見続けている理由…
誘拐事件をドラマで扱うことを否定はしないが…
ここまで誘拐事件の犯人や被害者家族や警察を、リアリティーを無視してエンターテインメント作品にするなら、せめて先が見たくなるように丁寧に作り込んで欲しい。
その意味で、こうして愚痴を溢しながらも見続けている理由は、「なぜ、何度も同じ展開を繰り返すのか、理由を知りたい」のと、既に犯人は誰でも良いが「一連の出来事の真相を知りたい」の二点への興味だけが視聴意欲に繋がっている。
まあ、それだけでも、途中でリタイアする連ドラよりはマシだとプチ称賛はしておくがが(苦笑)
このドラマって、"ほぼゲーム"みたいな構造ってこと?
とにかく、楽しめていない。これが本音だ。前述の通り、何度も同じことの繰り返しだから…
脚本の展開も、演出や演技のテンションも同じ。身代金は枯渇をしない泉の如く。犯人の要求は回を重ねる毎に少しずつパワーアップするが、準備できる身代金は頑張れば課金できちゃうレベル。
私は全くゲームをしないが、これ “ほぼゲーム” ってこと? それならそれで、主人公の仕事とリンクしているから、良しとするか(失笑)
"誘拐ループの悪質な連ドラ"のぎりぎり手前で寸止め状態…
ただ、これがゲーム的な仕掛けを利用した謎解きドラマ、考察ドラマとしても。流石に「殺します、殺します」「決めるのは私です」を連呼する犯人は幼稚だし。そもそも、何回も繰り返している割には誰も殺されていないし。
これ、課金し続けさせる “誘拐ループの悪質なゲーム” を模してるということか。いや、引っ張るばかりで何も進展しない時点で、“誘拐ループの悪質な連ドラ” の手前でぎりぎりとどまっているだけのような。
あとがき(その1)
私が、(第1話の感想に書いた通り)身代金誘拐事件の被害者家族の知り合いだから、誘拐事件に人一倍神経質になっているのだと思いますが。脚本家は、阿久津(松本幸四郎)と絵里(森脇英理子)の娘の名前には配慮すべきでしたね。
もしも狙っているとしたら、これほどたちの悪いネーミングは無いと思います。狙っていないのなら、企画段階で誰かが「やめておきません?」って意見しなかったのでしょうか…
あとがき(その2)
また、今回のラスト。予告編では「犯人は、お前なのか…?」となっていましたが。今作って、毎回どうにでも先を作れるような展開と演出だから、また「誰かに脅されて…」とやれば、先送りにできるわけで。
結局、真相だとか、真実だとかいつつ、最終回まで引っ張るのかなぁ…
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16857/
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