俺の可愛いはもうすぐ消費期限!? (第5話・2022/5/14) 感想

テレビ朝日系・オシドラサタデー『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』
Website、Twitter、Instagram、TikTok
第5話の感想。
和泉の発案で人気アニメとのコラボ缶が実現。彼女のために発売イベントを成功させたい康介だが、前日に発注ミスが発覚。さらに、和泉が須藤と食事に行くことが分かり…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:田辺茂範(過去作/参道高校合唱部!、トクサツガガガ、インハンド、オーマイボス)
演出:新城毅彦(過去作/ステップファザー・ステップ、僕たちがやりました) 第1,2話
中前勇児(過去作/天皇の料理番、義母と娘のブルース) 第3,4話
飛田一樹 (過去作/僕とシッポと神楽坂:監督補) 第5話
音楽:井筒昭雄(過去作/妖怪シェアハウス1,2、民王、99.9、トクサツガガガ、病室で念仏を唱えないでください)
主題歌:Hey! Say! JUMP「恋をするんだ」
大変分かり易い展開で、後半戦が楽しみに!
キー局の連ドラでは今作が演出初担当の飛田一樹氏が監督。従って、ちょっとこれまでよりも全体のメリハリのあったトーンが抑えられた点や画面の見づらさが気になってしまった。
ただ、脚本やストーリーについては、第5話で折り返しでもあったため、大変分かり易い展開で、後半戦が楽しみになった。
一層ファンタジー要素が強まって、面白味が増した!
今回のエピソードで良かったのは、今作が未来と現在と過去を描く「SFチックなドラマ」であることを、全面に押し出したストーリーになっていたこと。
それも、康介(山田涼介)とおっさん(古田新太)だけでなく、和泉(芳根京子)にも「未来」という単語を言わせて、全体の「SFチックなドラマ」感を強く押し出した。これによって、一層ファンタジー要素が強まって、面白味が増した。
《大人の初恋》の "胸キュン" をしっかりと盛り込んで…
また、ビールの販売商戦にありがちな「コラボ缶」と、“コスプレ” と “バズる” を掛け合わせて、紆余曲折からのサクセスストーリーを構築。
その上で、しっかりと 《大人の初恋》 の “胸キュン” を盛り込んで、30分のコンパクトなドラマに仕上げたのも良かった。
『受付のジョー』同様の「三幕構成」で楽しさが増した
中でも、日本テレビ系で放送中のシンドラ『受付のジョー』の第2話の感想に書いたような、「起承転結」ではく、ハリウッド映画で多く用いられている「三幕構成」になっていたのは興味深い。
山田涼介さんのファンの方は興味がないかも知れないが…
どうしても「起承転結」では “承” が長くなりすぎる傾向がある。しかし、30分枠のドラマで “承” が長くなりすぎると、冗長気味になってしまう。
そこで「三幕構成」にすると “承と転” が一塊になってボリュームが増える。そこのボリュームが増えると、ドラマの山場が大きくなるから、“結” への期待がより高まるし、納得できる “結” なら満足度も高くなる。今回も、そこが成功したと思う。
あとがき
今回は、松岡昌宏さん演じる家政夫・三田園薫(通称ミタゾノさん)とのコラボでしたね。ミタゾノさんには、康介の “可愛い” が効果なしってことなのは面白かったです。
刻々と “可愛い” の消費期限は迫っている康介と、和泉がどうなるのか? おっさんは知ってるはずですよね。どうなるのか気になります…
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/16854/
- 関連記事