元彼の遺言状 (第5話・2022/5/9) 感想

フジテレビ系・月9『元彼の遺言状』
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第5話『篠田の謎が動き出す! 栄治との出会い…!? 元彼の真意とは』の感想。
麗子(綾瀬はるか)の仕事のやり方に納得がいかない篠田(大泉洋)。ぎくしゃくする2人だが、篠田は紗英(関水渚)に、麗子は津々井(浅野和之)に誘われ、同じ投資会社のパーティーに参加する。ところが、開会の挨拶の途中、暗くなった場内で、客の投資家が倒れて死亡。麗子と篠田は調べを開始し…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:小説・新川帆立「元彼の遺言状」
脚本:杉原憲明(過去作/SUPER RICH、嘘から始まる恋) 第1,2,4,5話
小谷暢亮(過去作/闇の法執行人、DCU) 第3話
中園勇也(過去作/脚本協力「SUPER RICH」) 第4話
脚本協力:中園勇也(過去作/脚本協力「SUPER RICH」) 第1,2,5話
伊吹一(過去作/地上波ドラマ不明) 第1,2,5話
演出:鈴木雅之(過去作/ラジエーションハウス1,2、ショムニ、HERO、婚カツ!) 第1,5話
澤田鎌作(過去作/不毛地帯、監察医 朝顔、ナイト・ドクター) 第2,3話
西岡和宏(過去作/ルパンの娘2020、ラジエーションハウスII) 第4話
音楽:川井憲次(過去作/花燃ゆ、すべてがFになる、まんぷく)
「凸凹バディの推理ドラマ」としてはそんなに悪くないが…
面白いかどうかは別にして。前回でようやく「凸凹バディの推理ドラマ」として改訂された本作年の仕上がりは、そんなに悪くない。
もちろん、凸凹バディが喋り過ぎで、“あざとさ” が前面に出てしまっているのが残念だが。
それでも、謎解きドラマとしてのフラグの立て方や、全体の怪しげな雰囲気づくりなど、かなり意識して作っているのは認めるところだ。
単純な話を、無理やり1時間枠に引き伸ばしたところで…
但し、やはり面白いとは言い難い。その理由は簡単で。
序盤のパーティーから中盤の登場人物の顔ぶれをしっかり見ていれば、犯人と動機はもちろん、トリックまでお見通しの単純な案件だからだ。
いや、単純な案件なのが悪いのではない。単純な話を無理やり1時間枠に引き伸ばしているのが、つまらなく感じさせてしまうのだ。
無駄な演出で、やたらと引き伸ばしたのが単純に無駄…
その上、好みの問題はあると思うが。私には、第1話の鈴木雅之氏の自己満足溢れる、視聴者の見易さそっちのけの無駄な演出で、やたらと引き伸ばしたのが単純に無駄だった。
恐らく、無駄な演出を省けば、いつもの半分の薄さの脚本だったのでは?
無駄な演出で引き伸ばして薄めるなら、最初から、30分程度の短編2本で1話でも良かったと思う。
あとがき
「今作らしさ」を追求することは間違っていません。ただ、その演出(映像や演技指導など)によって、内容が薄まるとか、視聴者にウザいと思わせたら、本末転倒だと思います。
視聴者に媚びを売れとは言いません。でも、もう少し視聴者に寄り添って、視聴者が楽しめるドラマを追及して頂きたいです。そうでないと、出演者が気の毒で…
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16830/
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