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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第21回・2022/5/9) 感想

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第21回〔全120回〕第5週『フーチャンプルーの涙』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


暢子(黒島結菜)は助っ人として参加した料理大会の会場で、「東京に行き、料理人になりたい」と爆弾発言。すっかりその気になってしまう暢子だったが、その頃、比嘉家には暗雲が近づいていた。兄・賢秀(竜星涼)が投資話だと思ったものは、実は騙(だま)されていただけと分かってしまった。絶望した賢秀は大荒れに荒れてしまう。そしてその余波は大きく家族にのしかかってくることになる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん)
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※敬称略



母・優子の "身勝手な思い込み" に困ってしまった…


暢子「一応 プロ目指すことにしたし」
優子「暢子の進路が決まったし」

時代が時代だし。就職先が決まらずモヤモヤしていたし。だから、プロを目指すことにしっちゃのは好意的に脳内補完できる。

ただ、こっちのモヤモヤは募るばかりだ。

そもそも、たった1回、地元のイベントで機転を利かせてライバルに勝っただけで? というそもそもの疑問。

そして、困ったのが母の認識。

娘は「東京に行って、コックさんになりたい」と公衆の面前で、大声で “夢” を語っただけでは? 別に “進路が決まった” とは1秒も描かれていない。なのに、無邪気に朝から喜んで。

借金は? 返済は? 為替の仕事? あまりの呑気さが不思議でしかない…

先週から引き続く松園武大氏の演出のダメなところ、2つ…

さて、フレンチトーストと暢子(黒島結菜)の東京弁はスルーして。

で、そうなると書くことが無いから、先週から引き続く松園武大氏の演出のダメなところを、私なりに突っ込んでみようと思う。

マスターが被害を語る時、物損状況をきちんと見せるべき!

例えば、中盤のハンバーガー店「サンセットバーガー」のシーン。マスター(川田広樹)が賢秀(竜星涼)が暴れて店に損害が出たことを優子たちに話す。

あそこ、壊れたグラスやテーブルなどの “アップ” をもっとインサート(挿入)しないとダメなのでは? 確かに、会話劇の中に “引きの画” で店内のカットを入れてはいたが、あれでは説明になっていないと思う。

で、おかしいのは、物損のアップは入れないのに、下地響子(片桐はいり)の怒りの表情のアップはこれ見よがしに入れたこと。これだと、投資詐欺事件のエピソードなのに、騙された賢秀の怒りより、二次被害者の下地先生の怒りの方がメインになっちゃう。

いや、それ以前の問題として。下地先生主催のライブが、どのようなものなのか、前提を最初に視聴者に提示すべきでは?

ここは、先週のヤング大会での料理対決と全く同じ。ルールや条件を明確に提示しないで話を進めるのだ。で、脚本に無かったら、脚本家に言うなり、撮影現場か編集かナレーションで補強すれば良いだけのことなのに…

このような適当な編集で「映像で見せることを手抜きする」からが、登場人物の台詞を説得力不足にさせるのだ。

良子が賢秀に恨み節を言う時、過去の映像で比較すべき!

もう一つ、登場人物の台詞を説得力不足にさせる場面があった。それは終盤で良子(川口春奈)が賢秀に向かって、恨み節をねちねちと語るシーン。

良く見ると分かるが、このシーンの良子の台詞は全て “アテレコ” されている。要するに、撮影時の台詞が使えないから、台詞だけあとで録音して(「オンリー」と言う)編集で嵌め込んでいるのだ。それくらいに、演出家にとっては重要なシーンなのだ。

なのに、手抜きをしている。それは、視聴者の好意的な脳内補完に頼って、過去の賢秀のダメ兄ちゃんの映像と、良子の良い姉さんっぷりの映像を盛り込まなかったこと。

ここ、賢秀が校庭でドッチボールするカットや、良子が図書館で勉強するような “映像による対比” を丁寧にやるべきだったと思う。そこを手抜きして、台詞だけ整えても、良子の台詞に説得力なんて生まれないのだ。

ただ、唯一の救いは、演出家がこの良子の台詞が重要だと分かっていること。だったら、もっと上手くやって欲しい…

まだ、編集やナレーションで補強することは出来ると思う

今回は愚痴が多くなってしまった。でも、これは、今作が登場人物たちを子ども時代から丁寧に描いてくれば、気にならなかったのだ。それを手抜きして、目先の話を進めることばかりを優先して来たから、説得力を含めて物足りないのだ。

これについては、主人公の料理についても、進路についても同じこと。過程を蔑ろにして結果だけ見せるから説得力が無いように見えるのだ。

既に、放送が始まって1か月も過ぎている。だから、巻き返すのは至難の業だ。でも、前述のように、編集やナレーションを上手く使って、雑でつまらない脚本を補強することは、まだできると思う。

そこに望みを託して、第5週を見守ろうと思う。

あとがき

愚痴ばかりになってしまったので、今回にあった「サウンドチェック」にまつわるお口直しのお話を。

今から25年程前のことです。今は大人気のフォークデュオ「ゆず」のメジャーデビュー前(二十歳前後?)、東京の新宿ミロードモザイク通りにあるイベントスペースで、ゆずの無料ライヴがありました。

横浜で路上ライブをしていた頃からの “ゆず” の知り合いの仕事仲間の紹介で、PAの仕事をしました。

観客もまばらな中で、一生懸命に歌を届けようとしていた二人に感動したのを思い出しました。ライブ前の挨拶でも、とても丁寧な対応の彼らを今でも忘れません。オジサンのサウンドチェックの思い出話でした…

ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』

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連続テレビ小説『ちむどんどん』第21回

「フーチャンプルーの涙」内容東京に行き、料理人になることを決意した暢子(黒島結菜)母・優子(仲間由紀恵)は、一安心する。賢秀(竜星涼)も“投資”で上手くいきそうだ。。。。と。そのころ、賢秀は、金吾(渡辺大知)に噂話を聞かされ、動揺していた。智(前田公輝)の働く店で待ち合わせをしていたが、待てど暮らせど、我那覇は、やってこず。同じ店では、下地(片桐はいり)が、ライブを開こうとしていたが。荒れる...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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