正直不動産〔全10回〕 (第5話・2022/5/3) 感想

NHK総合・ドラマ10『正直不動産』
Website、Twitter、Instagram
第5話〔全10回〕『優しい嘘(うそ)』の感想。
なお、原作となった漫画:漫画・大谷アキラ(漫画) 夏原武(原案) 水野光博(脚本)「正直不動産」は、既刊14巻(2022年3月現在)を既読。
また、本作は、2022年3月下旬に全話をクランクアップ(撮影終了)しているため、感想には要望などは基本的に書かずに、単純な感想のみとします。
成約物件の破談が続き、社内にスパイがいることを疑う永瀬(山下智久)。ライバルのミネルヴァ不動産・花澤(倉科カナ)を呼び出し、問いただすが認めるはずもない。一方、月下(福原遥)は両親の離婚で離ればなれとなっていた父・昌也(加藤雅也)と8年ぶりに再会。転勤のため東京で物件探しをしていると聞き、父の物件を探そうに張り切る月下だったが、ある日、昌也はミネルヴァ不動産の強引な営業にあい契約寸前となるが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画・大谷アキラ(漫画) 夏原武(原案) 水野光博(脚本)「正直不動産」
脚本:根本ノンジ(過去作/監察医 朝顔1,2、相棒シリーズ、フルーツ宅配便、ハコヅメ)
演出:川村泰祐(過去作/闇金ウシジマくんシリーズ、ドS刑事、屋根裏の恋人) 第1,2回
金澤友也(過去作/ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~) 第3,4回
野田健太(過去作/ギルティ~この恋は罪ですか?~) 第5回
音楽:佐橋俊彦(過去作/ちりとてちん、テミスの剣、集団左遷!!、行列の女神)
主題歌:小田和正「so far so good」
※原作は、既刊14巻(2022年3月現在)を既読だが “ネタバレ” 無し。
〔相手を思って本心を隠すこと〕が〔優しい嘘〕になる…
偶然とはいえ、折角、8年振りに再開した娘の不動産屋に来たのなら、自分が契約して娘の売り上げに貢献してあげたいと思うのが、 “親心” じゃないの!?、嘘でしょ? … と、物語の序盤で視聴者へ父・昌也(加藤雅也)へ “プチ不信感” を植え付けて。
そして、隠していた事実を話す主人公の発言をきっかけに、一件落着の寸前で “再婚” の種明かしをやって、父は 《正直お父さん》、娘は《正直娘》、そして、この作品自体が 《正直ドラマ》 になるってオチ。正に〔相手を思って本心を隠すこと、言いづらいこと〕が〔優しい嘘〕になることもあるということ。いい話だ。
不動産業を舞台にしたドラマでしか描けない"人情噺"
永瀬(山下智久)が何とか “風の力” をコントロールしようと葛藤する姿に加えて、大きく成長した月下(福原遥)の姿も描かれ、不動産業を舞台にしたドラマでしか描けない “人情噺” に仕上がった第5話。
また、これまでのように複数案件を描くのでなく、1件を掘り下げて、シンプルに魅せたもの連ドラの折り返し地点としても良い感じ。ホント、これくらい安定感があると、安心して見ていられる…
あとがき
サブタイトルの『優しい嘘(うそ)』が良いですね。原作は、第4巻の『欠陥マンション』なので、実にドラマらしくてグッときちゃいました。因みに、「嘘」は一般的にも多用されている漢字ですが、実は常用外漢字なのでNHKでも “平仮名” を併記しています。
さて、これから、ミネルヴァ不動産の社長・鵤聖人(高橋克典)が絡んできて面白くなるはず…(チャック!)
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16805/
- 関連記事