連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第13回・2022/4/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
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第13回〔全120回〕/第3週『悩めるサーターアンダギー』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
暢子(黒島結菜)は、兄・賢秀(竜星涼)が喧嘩(けんか)した相手先が、自分の就職希望先だったことから、悩みを抱えることに。謝罪を求める会社側と、非は無いと思っている兄との板挟み。だが母・優子(仲間由紀恵)を助けるためには仕事をしたい・・・姉・良子(川口春奈)は、大学時代の知人の石川への想いを抱えていた。そして歌が好きな妹・歌子(上白石萌歌)は、家の経済事情から切ない気持ちを秘めていて・・・
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/舞台「未来記の番人」)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3週
松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール)
中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん)
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/昭和元禄落語心中、赤ひげ2,3、ミス・ジコチュー)
藤並英樹(過去作/今だから新作ドラマ作ってみました/第3夜 転・コウ・生、いないかもしれない)
※敬称略
内容が無いが、じっくりと丁寧に描いている…ように見える
ちっとも “ちむどんどん” しなのだが…(苦笑)
私、嘘がつけない人間なので… これといった書くべき感想が無いのが本音。そして、面白いかどうか別にして、次回までの時間経過後の状況説明が終わって、いよいよ新章の本格始動だ。
しかし、これといった内容が無い。でも、じっくりと丁寧に描いている… ようには見える。見えるが、内容は無い。ここが、現時点でも、私が感じる今作の大問題だ。
「四兄妹」を並列に描くことを最優先するのは得策なのか?
原因は分かっている(つもり)。要するに「四兄妹」を並列に描くことを最優先しているから、一人分のエピソードの尺が単純に短い。短いから描ける内容が限定される。限定されるから薄っぺらに見える。薄っぺらに見えるから興味がわかない。興味がわかないから、話が先に進んでいるだけで、薄っぺらに見えてしまう…
これ、単純に “負のスパイラル” では?
如何せん「15分間で4人」だから、無理&無茶なような…
「丁寧に見えるのに、薄っぺらとは如何に?」と思う人もいるだろう。しかし、それで良いのだ。
丁寧なのは、「四兄妹」を並列に描いていることが丁寧に見えるってこと。薄っぺらなのは、その内容が薄っぺらってこと。だから、本来は視聴者が興味を抱くような中身のある内容にすれば良いのだが、如何せん「15分間で4人」だから、無理というか無茶というか…
先週までより"無駄"が明らかに減っているのは良いことだが
但し、内容は薄っぺらだが、「15分間で4人」を詰め込んでいるから、良い意味で “余裕がない” のだ。だから、先週までのような “無駄” は明らかに減っている。だから、丁寧にも見えるのだ。
この調子で進むなら、毎回ではなくても、2回に1回は、一人ひとりのエピソードに何らかの “結末” なり “オチ” をつけたらどうだろうか。そう、『サザエさん』のように。週末の金曜日でまとめるのではなく… という意味。
そうでもしないと、このまま「四兄妹」を並列に描くことを最優先していたら、描けるものも描けなくなるような気がしてならない…
前作が、収拾がつかないまま終わったことを思い出す…
そこで思い出すのだ。前作が、当初「ヒロインの3人体制」を謳い、結果的に「ヒロインが実質的に4人体制」になって収拾がつかないまま終わったことを(私の解釈だが)。
でも、今作は最初から、ある意味で「主人公が4人体制」みたいなものだ。だって、主人公が他の3人より一歩抜きに出ているとは言い難いのが現状だから。だとすると、前作の二の舞になる可能性があると言うこと。それだけで是非とも避けて欲しいのだが…
あとがき
「四兄妹」の一人ひとりが、「子役時代」の秀逸さのお陰で、魅力的なんですよね。その貯金のおかげで、それぞれがが主人公でも、朝ドラが出来ちゃう気がするんです。だから、「15分間で4人」、ある意味で「主人公が4人体制」は欲張り過ぎかなぁって思ってしまうのです。
これで、主人公が東京に行くなりして沖縄を離れれば、先の前提が崩れるかも知れませんが。今のところ、その気配はないので、ちょっぴり期待より不安が増した第13回でした…
ちむどんどんさしみてぃくぃみそーれー
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16783/
【これまでの感想】
第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 土
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 土
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12
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