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元彼の遺言状 (第3話・2022/4/25) 感想

元彼の遺言状

フジテレビ系・月9『元彼の遺言状』
公式リンクWebsitetwitterInstagram

第3話『最強のバディが誕生!』の感想。



村山(笹野高史)の事務所を引き継ぎ、篠田(大泉洋)を雑用係にした麗子(綾瀬はるか)に、不動産業者・進藤(画大)が殺された事件で重要参考人となったホストの黒丑(望月歩)から依頼が入る。大手建設会社が商店街を潰し、商業施設を建てる再開発計画があり、黒丑も進藤から立ち退きを迫られていた。麗子は黒丑の件も受けつつ、立ち退き交渉では建設会社側について大金を得ようともくろむ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:小説・新川帆立「元彼の遺言状」
脚本:杉原憲明(過去作/SUPER RICH、嘘から始まる恋) 第1,2
   小谷暢亮(過去作/闇の法執行人、DCU) 3
脚本協力:中園勇也(過去作/脚本協力「SUPER RICH」) 第1,2
     伊吹一(過去作/地上波ドラマ不明) 第1,2
演出:鈴木雅之(過去作/ラジエーションハウス1,2、ショムニ、HERO、婚カツ!) 第1
   澤田鎌作(過去作/不毛地帯、監察医 朝顔、ナイト・ドクター) 第2,3
   西岡和宏(過去作/ルパンの娘2020、ラジエーションハウスII)
音楽:川井憲次(過去作/花燃ゆ、すべてがFになる、まんぷく)



あとがき

冒頭で断っておきます。今回を見て「面白かった!」「次回も視聴決定!」と思った人は読まない方が良いです。逆に、「これって面白いって思わないと変?」「いよいよリタイアか?」と思った人は、そう思った理由が見えてくるかも知れません…

「これって面白いって思わないと変?」「いよいよリタイアか?」

さて、冒頭で断った通り、私は今回を見終えて、「これって面白いって思わないと変?」「いよいよリタイアか?」と思った一人だ。実は、リアタイ視聴した際は、あまりのつまらなさに裏番組の『クイズプレゼンバラエティー Qさま!!』を見てしまった。だから、「月9」の放送時間中なのに、読者さんのコメントにも返信出来た… というわけだ。

「今一つ…」と思った理由は、"大きく3つ"ある!

そして、今朝、録画を2度見直して、上記のように感じた理由を探ってみた。そして、出た結論が大きく「3つ」ある。ただ、ここから書くことは、あくまでも私個人の感想で、多くの人に当て嵌まるとは限らないが…

[1]麗子と敬太につけてある演出の意味不明さが半端ない!

1つ目は、第1話から続いている、主人公・麗子(綾瀬はるか)と、バディ役の敬太郎(大泉洋)につけている “演出” の意味不明さが半端ないことだ。演出のことだから、文字で表現するのは難しいが。ざっと箇条書きにすると、こんな感じだ。

 ●ポートレートみたいにキメの構図だけの静止画みたいな動的でない構図
 ●逆に動きっ放しのカメラワーク
 ●クド過ぎるシンメトリー(左右対称)の構図
 ●食べ物をアップで真俯瞰から撮る構図
 ●肝心なものを見せずないカメラワークと編集
 ●必然性を感じ難いモノローグ
 ●面白いとは思えないネタ

私としては、これらの主人公とバディにつけている演出がクドし、あざととくて。とにかく、ストーリーを理解するのに、本当に邪魔に感じてしまった。

もちろん、この演出を “作風” と捉える向きもあるだろう。ただ、私の感覚からすると、特に主人公につけている数々の演出が、主人公の台詞の内容を余計に “分かり難く” しているとか思えないのだ。そう、聞きづらいし、理解もしづらいってこと。これでは、いくら “作風” と言っても、本末転倒だと思うのだが。

[2]冒頭の事件の説明が済んだ後が、ダラダラと長過ぎ!

次は、第3話で顕著だったこととして、2つ目は、冒頭の事件の説明が済んだ後が、ダラダラと長過ぎたってこと。

冒頭の事件の説明は、メインタイトルが出るまでの「7分30秒」で終わった。あとの時間は、どこまで本質的に必要なのかわからない “会話劇” を無理矢理に見せられたって感じだ。

いや、会話劇が面白ければ我慢は出来る。いや、作風として楽しむことも出来る。しかし、《1つ目に挙げた演出》によって、どこに注視すべきなのかも曖昧だし、ネタが滑りまくっているから、これまた内容が頭に入って来ない。まあ、それでも “作風” と言い切られたら、我慢するしかないが…

[3]大量の台詞があるのに、"説明"として分かりづらい!

但し、3つ目は第1話から続いている今作の致命的な部分で。それは、大量の台詞があるにも関わらず、“説明” としてこの上なく分かりづらいことだ。

これは、視聴者が謎解きを楽しむのに必要な台詞と、作風を創り出すことだけに必要な台詞の、言い方や、映像的な見せ方の区別がほぼ無いため、全部の台詞が単調だから分かりづらいのだ。

そう、メリハリが最適化されていないってこと。もっと分かり易く書けば、視聴者に伝えるべき台詞と、そうでない台詞の描き分けができていないってこと。だから、見ていて分からなくなるし、時にはイライラするのだ。何が言いたいの? って。

「後出しジャンケン」で強引に事件と物語の結末を作った!

更に第3話で困ったのが、「後出しジャンケン」のスゴさ! もちろん、褒めているつもりはない。明らかに、「後出しジャンケン」で強引に事件と物語の結末を作った感じなのだ。

だから、最後に事件の結末を見せられたところで、「事件の説明」以降の “会話劇” にあった “不要な情報” が目立ってしまう。そこで、またこう思うのだ。「分かり難い!」って。

せめて、上記の「3つ」と、不要な情報だけでも無くしてもらわないと、いくら “作風” だとしても、その “作風” が面白くないってことに、直結するだけだと思う…

あとがき

第3話を見て感じたことが、私だけなのか分かりません。きっと、面白いと思って見た人もたくさんいるでしょう。しかし、私は既に “離脱寸前” になりました。

やはり、主人公に纏わりつけた演出をペロリと剥いだ方が良いと思います。あの演出のせいで、主人公の台詞に注意がいかず、それで分かりづらくなっているのです。でも、きっと “作風” なので、演出家が交代しても受け継がれるはずですから、このまま最終回まで進むでしょうね。

まっ、「一話完結」が救いですが、逆に、第3話から最終回まで “貫いた何か” が無いと、連ドラとしては面白味を感じ難いとも思います。ドラマファンの一人として、久し振りに《月9でリタイア》はしたくないので、何とか巻き返せるなら巻き返して欲しいです。


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【これまでの感想】
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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