俺の可愛いはもうすぐ消費期限!? (第2話・2022/4/23) 感想

テレビ朝日系・オシドラサタデー『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』
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第2話『(不明)』の感想。
30年後の自分を名乗るおっさん(古田新太)の「かわいいが終わる」という宣告を幻想と思い込もうとする康介(山田涼介)。だが一ノ瀬(大橋和也)に得意先を奪われた現実は揺るがず、和泉(芳根京子)と共に、人里離れた山奥にある新しい営業先を訪ねることになる。昔はかわいかったという社長(きたろう)の手伝いを買って出る中、車のトラブルで帰れなくなり、康介は和泉を気遣うが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:田辺茂範(過去作/参道高校合唱部!、トクサツガガガ、インハンド、オーマイボス)
演出:新城毅彦(過去作/ステップファザー・ステップ、僕たちがやりました) 第1,2話
中前勇児(過去作/天皇の料理番、義母と娘のブルース)
飛田一樹 (過去作/僕とシッポと神楽坂)
音楽:井筒昭雄(過去作/妖怪シェアハウス1,2、民王、99.9、トクサツガガガ、病室で念仏を唱えないでください)
主題歌:Hey! Say! JUMP「恋をするんだ」
"食わず嫌い"で見ないとか見ずして低評価するのは勿体ない
世間では、殆ど話題になっていない今作だが。当ブログでは、現在プッシュ中だ。まあ、出演者による好みが大きく左右する作品なのは十分承知しているが、それが理由で “食わず嫌い” で見ないとか、見ずして低評価するのは勿体ないと思う作品だ。
ストーリーが潔くて、きちんとしている!
まず、ストーリーがきちんとしている。どう、きちんとしているか? 筋書きが、タイトル通り「“可愛い” ことだけを売りに生きて来た主人公が、30歳直前にその神通力が失われていく恐怖」を中心にブレないこと。この一言に尽きる。
「次週も見たくさせる魅力」のさじ加減が上手い
そして、主人公の恐怖心を描くだけでは、シリアスになり過ぎるから、ヒロインを用意。そのヒロインも、ロボットのように感情を出さない女性で、その女性に恐怖心にかられた主人公が惹かれていくと言う恋バナを追加している。
とは言え、「1枠=30分」だから、たいそうなストーリーは描けない。だから、徹底的に、上記の2つだけに絞り込んで描いている “潔さ” が心地好いのだ。やはり、盛り込み過ぎは良くないし、でも「次週も見たくさせる魅力」は欲しい。そこのさじ加減が上手いと思う。
配役もなかなか良い
また、配役もなかなか良い。‘かわいさ’を武器に生きてきたビールメーカー営業1部の社員・康介は、「演じるのは彼しかいない!」と思わせる山田涼介さん。ロボット女子の和泉をクールに演じるのは芳根京子さん。彼女はシリアスからコメディまで演じられるから今後の展開が楽しみだし。
30年後の康介を演じるのが、古田新太さんと言うだけで笑えるし。今回のゲストの営業先の社長を演じた きたろうさんなんて、若かりし頃の写真でディスられて(笑) この辺の遊び心のアクセントも効いており、意外と楽しめるラブコメになると期待したい…
『妖怪シェアハウス』と、朝ドラ『べっぴんさん』被りが!
偶然だろうが。今作のヒロイン役を務めているのが芳根京子さんで。芳根さんが主演した朝ドラ『べっぴんさん』(2016年下期)に於いて、芳根さん演じるヒロインの一人娘・さくらを演じたのが、今作の直前に放送されていた『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』の第三怪でミュージシャンの笹原小梅を演じた井頭愛海さん。
まさか、連続した違うドラマで朝ドラ『べっぴんさん』被りがあるとは!
あとがき
意外と、サクサクと進まないのですね。流行りの “ムズキュン” のための焦らし作戦が上手く行っていると思います。予想通りの展開へ進んで行きそうですが、「1枠=30分」ですし、放送回数も限られているので、上手に焦らして惹き付けたら良いと思います。
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/16770/
【これまでの感想】
第1話
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