連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第3回・2022/4/13) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
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第3回〔全120回〕/第1週『シークワーサーの少女』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
沖縄のやんばる地域で暮らす食いしん坊の小学生・比嘉暢子(稲垣来泉)は、東京から転校してきた青柳和彦(田中奏生)が気になって仕方(しかた)がない。山に出かけたふたりは思わぬアクシデントに見舞われることに。そして和彦は、徐々に比嘉家の兄妹に親しみを感じていき、ある夜、食事に招かれて暢子たちの家を訪れる。暢子は父・賢三(大森南朋)や母・優子(仲間由紀恵)と精一杯の料理を作って待ち受ける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1週
松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール)
中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん)
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/昭和元禄落語心中、赤ひげ2,3、ミス・ジコチュー)
藤並英樹(過去作/今だから新作ドラマ作ってみました/第3夜 転・コウ・生、いないかもしれない)
※敬称略
まだ、前作、前々作のトラウマが…(困)
「山に出かけたふたりは思わぬアクシデントに見舞われる」を見た瞬間に、『おかえりモネ』での、最初の意味不明なシーンであり、その後に違和感しか生まなかった “ヒロインが林間学校の一行を引率するシーン” を思い出して、一気に暗雲が立ち込めた『ちむどんどん』の第3回。
それに、「カムカムロス」の人たちの間では、『ちむどんどん』を『チムチムドンドン』と間違える珍現象があるらしい(笑) お陰様で、当方にはそのような珍現象はなく、今日も冷静に見ていたが…
主人公の "未来" へのスタートラインをチラリと見せた…
暢子「東京のおいしいもの話 聞かせて」
第1週の真ん中、水曜日だ。月曜日では、今後のために、主人公に関わっていく登場人物たちを描く “動機” を描いて。火曜日で、主人公と沖縄の関係を描いて。水曜日では、前述の暢子(稲垣来泉)をきっかけにして、主人公の “未来” へのスタートラインをチラリと見せた… そんな感じだろうか。
とにかく、沖縄と言う風土が暢子の考え方や生き方に多大な影響を与えていることと、そのことが “未来” にも繋がることを描きたいと言う、脚本家と演出家の意図は伝わって来た。従って、今回を「主人公の人生の “序章” の本格的なスタート」と言っても良いと思う。
今回くらいに "主人公だけ" を強調して登場させて欲しい!
また、今回を「主人公の人生の “序章” の本格的なスタート」と例えが理由が他にもある。それは、今回でやっと、主人公が単独で強調されたことに由来する。この二日間、正直言って、人の顔を覚えるのが苦手な私には、登場する子役が多くて、ちょっと区別がつき難かった(苦笑)
だから、今回くらいに “主人公だけ” を強調して登場させて描いてくれると助かる。それでなくても、四妹弟含めて、子役と “大人役” があまり似ていないから(失笑) まあ、これは慣れの問題だから、時間が解決してくれると思うが…
第1週は主人公と料理の関係を強調した方が良かったのでは?
とにかく、まだ大きな不満はない。気になることも、まだ我慢できるレベル。しかし、ちょっとだけ「?」と思っていることがある。それは、今作が今後どんな物語になっていくのか、前作で公式サイトの謳い文句が当てにならないことを学習した今では、知る由もない。
でも、「東京のおいしいもの話 聞かせて」を強調していると言うことは、間違いなく今作は “料理”、それも “沖縄料理” が大きなテーマのはず。だったら、沖縄の歴史的背景を描くより、第1週では、主人公と料理の関係をもっと強調した方が良かったのでは?
今週中に暢子は沖縄料理と比較対象になる料理と出会うか?
流石に、沖縄そばを打つ、味わうなんて、主人公にとっては日常のはずだから、そこが “きっかけ” のはずはない。もちろん、豚のアベベと、ラフテー(豚の角煮)やテビチ(豚足)などの沖縄料理との関係も。だから、きっと今週中に、暢子が、沖縄料理と比較対象になるであろう西洋料理と出会うはず。
いや、それ位のテンポで進まないと、流石に遅すぎるような気がしてならない…
あとがき
良く言えば、のほほんとしていますが。その逆で、メリハリに乏しいとも言えますね。もう少し、日常描写の中に、主人公の喜怒哀楽を盛り込んで、メリハリをつけても良さそうな。まあ、欲張ると、ろくなことは無いですが…
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16737/
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