連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全120回〕 (第1回・2022/4/11) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
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第1回〔全120回〕/第1週『シークワーサーの少女』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
ヒロイン比嘉暢子(黒島結菜)とその家族の物語が始まる。1964年、まだアメリカ統治下だった沖縄。本島北部のやんばる地域が舞台。明るい母(仲間由紀恵)と優しい父(大森南朋)。そして兄妹たちに囲まれのびのびと暮らす小学生の暢子(稲垣来泉)は、美味(おい)しいものが大好き。ある日、村に東京からの転校生・青柳和彦(田中奏生)がやってきた。暢子にとって、生まれて初めて見るヤマトンチュだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1週
松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール)
中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん)
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/昭和元禄落語心中、赤ひげ2,3、ミス・ジコチュー)
藤並英樹(過去作/今だから新作ドラマ作ってみました/第3夜 転・コウ・生、いないかもしれない)
※敬称略
良い意味で、恐ろしい位に欠伸が出る程に、ベタな朝ドラ…
沖縄料理に夢を懸ける “ヒロイン” と、強い絆で結ばれた4人兄妹の “家族” と、沖縄の本島北部やんばる地域の “ふるさと” を描くホームドラマのようだ。タイトルの『ちむどんどん』は、沖縄の方言で「胸がワクワクする気持ち」だそう。私の感想、それも朝ドラの第1回の感想なんて、何の意味も価値も無いのだが(笑)
とにかく、第1回の15分間を見終えた感想は、良い意味で、恐ろしい位に、そして欠伸が出る程に、ベタな朝ドラ… と言う印象だ。
総じて “冒険しない手堅い作品” になる可能性が高そう
脚本(原作無し)担当の羽原大介氏、メイン監督の木村隆文氏、その他、制作統括、主題歌、語りを含めて、スタッフ勢から察すると、癖のある斬新な作品になる可能性はあるが、総じて “冒険しない手堅い作品” になる可能性が高そうだ。
ドローンカメラの使いどころも、オープンロケ撮影ならではの引きの画の気持ち良さも、適度な顔のアップのカット数も、方言の割合も、まるで奇を衒った感じが無い。
冒頭で、潔くタイムスリップしてヒロイン幼少期へ!
中でも、冒頭で、ヒロインの現在(1971年)? の比嘉暢子(黒島結菜)を見せて、パッと1964年にタイムスリップして小学生の暢子(稲垣来泉)にスパッと進める辺りは潔くて悪くない。
まずは、稲垣来泉さんの安定感にホッとした・・・
それに、稲垣来泉さんと言えば、最近でヒロインの幼少期を演じたら右に出る者はいない位にベタなキャスティング。『スカーレット』ではヒロイン川原百合子の、『アンナチュラル』では主人公・雨宮ミコトの、『リコカツ』ではヒロイン水口咲の幼少期を演じた。
と言うのも、これまでは、朝ドラに於いては “ヒロインの幼少期” を誰が演じても、その後に影響は少ないと思っていたのだが。ただ、前作『カムカムエヴリバディ』で “るいの幼少期” のあの台詞のカットが何度も使われると、その後のキャラに大きな影響を与えることが分かってしまったから、ヒロインの幼少期” を誰が演じるのかは、意外に大切だなぁと。
その意味で、ホントにベタな配役だが悪くないなと。
無理に「記念作品」だからと"特別感"は出さないで欲しい!
また、どうしても前作のトラウマが消えないのが、朝ドラが何かの「記念作品」と言う大人の事情だ。前作では、1925年(大正14年)の日本のラジオ放送開始と共に始まった英語講座と、「百年のファミリーストーリー」を引っ掛けて、半ば強引に「ラジオ」と「ラジオ英語宇座」と「英語」を盛り込んで崩壊した。
その意味で、今作は「沖縄の本土復帰50年」を記念している。従って、本土復帰の「1972年」と、それ以降も描くと思うが、無理に「記念作品」だからと “特別感” は出さないことを願いたい。
全体的に力み過ぎておらず、気楽に見て楽しめそうな雰囲気
とにかく、前作の終盤は英語が耳障りでしょうがなかったかが、今作は “沖縄の方言” が意外と心地良い。もちろん、コロナ禍で旅行に行けてないとか、解放感が朝に相応しいと言うのもある。
まあ、ネイティブの沖縄の人たちの耳には、どのように聞こえたのか分からないが。少なくとも、東京生まれの私には、前作の英語の「RとL」「TH」の発音の違和感の方が遥かに大きいから悪くない。
取り敢えず、全体的に力み過ぎていないのが良い感じだ。そして、見る側も小難しいことが出て来なそうで気楽に見られそうな雰囲気に期待したい…
あとがき(その1)
本編の感想と直接関係ないですが。仲間由紀恵さんって、ここ最近は特に、どの役も同じような感じの上に、なんか合っていないなぁと思っていました。でも、今作の “おおらかで、ちょっぴりお節介な沖縄のお母さん” は似合っているように感じました。
Yahoo!テレビのあらすじ欄に「明るい母(仲間由紀恵)」と書いてあったので「るい?」と即座に反応してしまったのは、前作のトラウマが完治していない証拠でしょうね(笑)
あとがき(その2)
今日から、(恐らく)9月30日(金)までの〔全120回〕が始まりました。季節も、春~夏~初秋まで移り変わりますね。この先、何が起こって、今作もどうなるか分かりませんが、感想を投稿し続ける限り、よろしくお願いいたします。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16730/
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