連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全23週〕 (第21週/土曜日版・2022/3/26) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第21週『1994-2001』の
『土曜日版』の感想。
※ 本作は、2022年2月26日、NHK大阪放送局で撮影が終了しました。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。
母と向き合うことを決心したるい(深津絵里)が雉真家に帰って来ると、懐かしい歌が聞こえてくる。
見ると、そこにはカムカム英語のテキストを見つめるひなた(川栄李奈)の姿が。表紙に書かれた「Yasuko」という名について尋ねられたるいは、母・安子(上白石萌音)との思い出を初めてひなたに話す。
次の日、錠一郎(オダギリジョー)は一人で喫茶店「Dippermouth Blues」へ。そこにトミー北沢(早乙女太一)が現れると、ある決心を伝える。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
母と向き合うことを決心したるい(深津絵里)が雉真家に帰って来ると、懐かしい歌が聞こえてきます。見ると、カムカム英語のテキストを手にしたひなた(川栄李奈)の姿が。表紙に書かれた「Yasuko」という名について尋ねられたるいは、母・安子(上白石萌音)との思い出を初めてひなたに話します。次の日、一人で「Dippermouth Blues」に向かった錠一郎(オダギリジョー)は、ある人物と待ち合わせを…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9,13,17,20週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7,15,16,21週
泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12,19週
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6,14週
石川慎一郎(過去作/オーディオドラマ「極楽プリズン」、閻魔堂沙羅の推理奇譚) 第18週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
今週の「土曜日版」は、編集意図が全く伝わってこない!
まあ、本編の「週5放送分」も内容らしき内容はないまま終わったが。だからと言って「土曜日版」が更に内容がないとは!
とにかく、なぜ、このような編集をしたのか、編集意図が全く伝わってこない。「ダイジェスト版」を、主人公と主人公の家族だけに絞り込むなら、本編でも脇役の挿話はすべて削除して、主人公と主人公の家族だけを描き切れば良かっただけでは?
先週を見ていない視聴者にも"残り"を楽しめるように…
この「土曜日版」の最大の違和感は、本編でも分かり難かった「ひなたが、英語の勉強を始める動機」と「るいと錠一郎がアメリカに行った理由」が、殆ど言及されていないことだ。まあ、英語を始める動機については先週から描き始めていたし、るいと錠一郎の渡米についても、トミーとの会話で何となく説明されているが。
それでも、残り2週間となっているのだから、先週を見ていない視聴者にも残りを楽しめるように、ナレーションで補足するくらいのサービス精神はあって良いと思うが…
「まとめ」なのに、ちっとも盛り上がらない理由とは?
それにしても、ここまで脇役の無駄話(と、言わせて頂く)を削除すると、本当に今作が、これまで主人公や主人公の家族の状況説明や心情描写、時間経過に於ける変化などを、粗雑なまでに省いて来たことが露呈したような。だから、「まとめ」の段階に入っているにも拘らず、ちっとも盛り上がらない。
「実は…○○でした」的な"稚拙な仕掛け"が目に余るから…
その理由は幾つもあるが、今週で顕著だったのは、呆れるほどに「実は…○○でした」的な “後付けの理由” で視聴者を驚かせたいような稚拙な仕掛けが目に余ることだ。
例えば、「アニー・ヒラカワ」から「安子」と「平川唯一 」を容易に連想させようと仕掛けたり。五十嵐を「ハリウッドのアクション監督」とサプライズ登場させたり。なんか、ここ最近、この類の「稚拙な仕掛け」が多過ぎて。
脚本家の自己満足で「仕掛け」をするのは勝手だが、「仕掛け」は前段の “流れ” が面白くて感情移入していてこそ活きるわけで、ある意味で恐る恐る「今日は、まともに進むのか?」と思いつつ見ている状態で「仕掛け」られても、「真面目にやって」と思うばかりなのだが…
あとがき
今更ですが。今作に「時代劇」と言う要素が入った時点で、連ドラとして破綻し始めたのではないでしょうか? それまでは、ギリギリの線で「あんこ」「英語」「ジャズ」「アメリカ」「夢」みたいなものを描いていましたよね。要するに「安子編」での るいの「I Hate You!」の直前までと、「るい編」の「海辺のシーン」までは。
でも、錠一郎が主力メンバーから外れたのに、「父が時代劇好きだから」を理由に、「ひなた編」が一気に時代劇へ傾倒してから、例の「実は…○○でした」ばかりなんですよね。これなら、「安子とるいの二世代」だけに絞り込んだ方が良かったような…
明るくなぁれ、楽しくなぁれ…(Be cheerful, be joyful...)
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/16694/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
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31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 土
第11週『1962-1963』
48 49 50 51 52 土
第12週『1963-1964』
53 54 55 56 57 土
第13週『1964-1965』
58 59 60 61 62 土
第14週『1965-1976』
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第15週『1976-1983』
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第18週『1984-1992』
83 84 85 86 87 土
第19週『1992-1993』
88 89 90 91 92 土
第20週『1993-1994』
93 94 95 96 97 土
第21週『1994-2001』
98 99 100 101
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