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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全112回〕 (第89回・2022/3/8) 感想

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第89回〔全112回〕第19週『1992-1993』の感想。

 
 

 本作は、2022年2月26日、NHK大阪放送局で撮影が終了しました。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。


ひなた(川栄李奈)は、弟の桃太郎(青木柚)の誕生日会になかなか現れない五十嵐(本郷奏多)のことを心配します。その頃、一人でやけ酒をあおっていた五十嵐は、同じ店ですみれ(安達祐実)とその夫に遭遇。酔いに任せて絡んでしまい、騒動を引き起こしてしまいます。後日、監督に呼ばれた五十嵐は、今回の件の責任を取るよう言われ…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9,13,17
   橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7,15,16
   泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11
   深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
   松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12,19
   二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6,14
   石川慎一郎(過去作/オーディオドラマ「極楽プリズン」、閻魔堂沙羅の推理奇譚) 第18
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
     櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略



物語を進める原動力が"恋バナを描くこと"でしかないから…

まず、今回で文ちゃんの自爆がもとで破局したので、ホッとした。ひなた(川栄李奈)が五十嵐(本郷奏多)のことを「文ちゃん」と呼ぶ度に、イラっとしながら「だ・か・ら。どう言う経緯で、そう呼ぶのかを描いてよ」とツッコミを入れる毎朝だったから、なんて言いたくないのだが。

とにかく、今作は、物語を進める原動力が “恋バナを描くこと” でしかないので、イチャイチャだろうが、結婚だろうが、破局だろうが、描かなくては先に進まないのは、十分わかっているつもりだが…

騒動無しで、五十嵐自身が自分の才能に見切りをつけるだけで良かったような…

これ、わざわざ五十嵐が騒動を起こす必要があっただろうか? だって、先週から8年も経過しているのだ。それで、それなりの人たちに大部屋俳優として目を掛けて貰っているにも拘らず、俳優としての “芽” が出ないなら、五十嵐の方から、それこそ武士らしく潔く “別れ” を切り出した方が、良かったような。

自分の俳優としての才能に見切りをつけた五十嵐が、ひなたに合わせる顔が無くて、誕生日を無断欠席するだけで良かったと思うのだが…

「五十嵐の苦悩」より描くべきは「娘の悲しみに寄り添う両親」では?

もちろん、五十嵐自身が俳優としての “芽” が出ない自分に自暴自棄になって騒動を起こしてしまうと言う展開を全面的に否定はしない。五十嵐を描くドラマなら十分にアリだし、脇役を掘り下げて描くと言う意味では悪いとは決して思わない。

しかし、もろ手を挙げて賛同できない理由は、今作が「家族の物語」と謡っているのだから、五十嵐の苦悩をメインに描くより、描くべきなのは「ひなたの悲しみ」であり、「娘の悲しみに寄り添う両親」なのではないかと思うのだ。

結局、この15分間だって、無理矢理に、るい(深津絵里)と錠一郎(オダギリジョー)が登場するが、ハッキリ言って、積極的に娘ひなたに関わろうとする気配が無い。るいに至っては、終盤で見て見ぬふりだ。

「大月家」は一家の"イベント"の時だけしか"家族"らしく見えない…

まあ、そもそも、「大月家」は一家の “イベント” の際だけ “家族” らしく見えるが、それ以外の描写では、“家族” らしく互いが関わっているように描写されて来てはいない。それは、先々週あたりの、ひなたが条映太秦映画村で夏休みの間アルバイトをしている頃から、「大月家」は個別行動ばかりの印象が強いのだ。

噂によると、大人の事情で、先々週から先週に掛けての撮影時期が、オダギリジョーさんの主演ドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』の続編の撮影時期と重なったため、“家族” のシーンが、いつも以上に少なかったことも影響していると思うが。

脚本も良くないが、演出が"強調する部分"を誤って解釈している

とにかく、「家族の物語」なのに “恋バナ” は一生懸命に描くが、“ホームドラマ” の部分の演出が、本当にダメなのだ。もちろん、設計図である脚本が良くないのは間違いない。しかし、見栄えを良くするための演出が “強調する部分” を誤って解釈しているのだ。

例えば、先週に登場した「サンタと算太もどき」の “回収まがい” も、そうだ。今回の五十嵐の “騒動” も同じ。前者は、妙に “あんこのおまじない” を強調したから、おかしくなったのだ。さらりと「大月屋」を遠くから見て退散するだけで良かっただけ。

後者も「監督に呼ばれて、責任を取る」までやっちゃうからダメなのだ。自分から引責退社して退場するくらいの方が、五十嵐に退場の花道になったし、残された主人公ひなたも、結果的に諦めがつきやすかったのでは? と思う。

るいと錠一郎は"孤独な人"だから、互い以外には"無関心"と言うことで"回収"しているつもり?

残り約一か月で何を言ってもしょうがないが。「ひなた編」になってから、“家族” が殆ど描かれていない。それが本当に気になる。

「るい編」が止むを得ない。お互い孤独な2人の “恋バナ” が「るい編」の、ほぼ全容だから、恋バナで始まって、家族を形成するまでを描くだけだったから。

でも、「ひなた編」は、3人家族から始まっているのだ。しかし、ひなたは回転焼き屋も手伝わず、時代劇村へ直行。そのことに関して、両親はほぼ無関心。それで、弟が生まれて、更に両親は子どもに無関心な印象しかない。

もしかして、るいと錠一郎は “孤独な人” だから、互い以外には “無関心” と言うことで “回収” しているつもりかも知れないが…

あとがき

これで、五十嵐との恋バナが一件落着したので、明日は切り替えの水曜日ですから、予告編にもあった、強引にず~っと以前の「安子編」と繋げるような、ドラえもんの「ひみつ道具」風に例えるなら、“強引ガムテ” とか “ミラクル接着剤” みたいな、都合良く “連結させる” だけのエピソードが出て来るでしょう。

もう、「その時代あるある」は、どうでも良いので、主人公の物語を進めつつ、ひなたを「英語」「英会話」「ラジオ」「ラジオ英語講座」に絡めて描いて欲しいです。でないと、いつになったら「3世代の100年の家族の物語」になるのか心配なので…

明るくなぁれ、楽しくなぁれ…(Be cheerful, be joyful...)


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第19週『1992-1993』
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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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