連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全112回〕 (第88回・2022/3/7) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
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第88回〔全112回〕/第19週『1992-1993』の感想。
※ 本作は、2022年2月26日、NHK大阪放送局で撮影が終了しました。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。
ひなた(川栄李奈)が企画した映画村のお化け屋敷は、大成功を収めます。でも、落ち武者の幽霊を演じた五十嵐(本郷奏多)は、喜ぶどころか不満げな様子。大部屋俳優のままではだめだと焦りを募らせます。もどかしさを抱えるひなたはある日、上司の榊原(平埜生成)が激しく動揺しているところに遭遇。なにかと思いテレビを観ると、そこではすみれ(安達祐実)の結婚記者会見が行われていて…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9,13,17週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7,15,16週
泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12,19週
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6,14週
石川慎一郎(過去作/オーディオドラマ「極楽プリズン」、閻魔堂沙羅の推理奇譚) 第18週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
今週の演出が、第10,12週担当の松岡一史氏になったから…
いよいよ、残り5周目の月曜日だ。残り1か月を前にして、物語は大きく飛躍して面白くなるのを期待して、演出担当は今作のメイン監督である安達もじり氏になって欲しかったが、ナント、第10話と第12話のみ担当した松岡一史氏になってしまった。「しまった…」と書くのは失礼なことだが、その2週を振り返ると、次のような内容だったのだ。
因みに、第10週と第12週は、こんな内容だった…
第10週は、安子(上白石萌音)が勇(村上虹郎)に思いを伝え、兄の算太(濱田岳)と一緒に生まれ育った和菓子屋「たちばな」再建のためにおはぎの行商を始め、週の後半で時間経過して、成長したるい(深津絵里)の物語が始まった週。
第12週は、当時のヒロインだったるいをそっちのけで、錠一郎(オダギリジョー)とトミー北沢(早乙女太一)の「関西一のトランぺッターを選ぶコンテスト」の話に終始した週。
あくまでも私の推測の範疇だが、今週は大きな進展は無い…
従って、今回のアバンタイトルの内容からしても、15分間を見終えても、松岡氏には悪いが、あくまでも私の推測の範疇ではあるが、演出が安達氏でないことから、今週は大きな進展は無いと想像できる。
今週は"強引ガムテやか""ミラクル接着剤"が登場するかも!?
もしも、進展があるとすれば、第10週のように、先週までと物語を “切り離すような展開” だろう。いや、逆に、強引にず~っと以前の「安子編」と繋げるような、ドラえもんの「ひみつ道具」風に例えるなら、“強引ガムテ” とか “ミラクル接着剤” みたいに、都合良く “連結させる” だけの役割になるのではないだろうか…
15分間、主人公絡みの内容がほぼ無いのは、如何なものか…
どうやら、脚本的には、アバンタイトルの主人公・ひなた(川栄李奈)と五十嵐(本郷奏多)の結婚と、すみれ(安達祐実)の結婚記者会見を重ねたつもりだろうが。そもそも、ひなたと五十嵐が「文ちゃん」「ひなた」と呼び合う関係になる過程が描かれていないから、結婚だ、武士だ、収入が無いだ、と言われてもピンと来ない。
その上、主人公の弟や脇役のエピソードは盛り込まれてはいるが、良く見れば分かるように、ほぼ全てのエピソードが主人公に無関係な話ばかり。とにかく、15分間、主人公絡みの内容がほぼ無いのは、如何なものか…
本来は、吉右衛門の"ぎっくり腰"の方が"回収"なのだが…
これ、世間で「回収、回収」と騒いでいる人たちや、ただの「久し振りの登場」を “回収” と決め付けて、はしゃぐ人たちにとっては、すみれの結婚も十分に “回収” として満足だろう。しかし、私が敢えて、“回収” と評価できるのは、画面には登場しなかった螺吉右衛門(堀部圭亮)の “ぎっくり腰” だと言うことは、分からないだろうが。
とにかく、もう少し、まともな内容が欲しい。それが、強引でも、適当でも良いから、主人公に関わる内容が…
あとがき
弟の桃太郎(青木柚)と五十嵐の話は、どうでも良いです。とにかく、話を進めて欲しいです。
もう、五十嵐が自暴自棄になっているのですから、その流れで “別れ” を告げて、落ち込んだひなたに、るいが「On the Sunny Side of the Street(邦題:ひなたの道を)」を歌って和ませて、映画村存亡の危機を外国人観光客をターゲットにした映画村にするために、ひなたが英語を勉強する… って、強引な展開で良いですから、話を進めましょうよ。
それが、前述の “強引ガムテ” とか “ミラクル接着剤” かどうかは、その時に論じますから(苦笑)
明るくなぁれ、楽しくなぁれ…(Be cheerful, be joyful...)
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16629/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
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31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 土
第11週『1962-1963』
48 49 50 51 52 土
第12週『1963-1964』
53 54 55 56 57 土
第13週『1964-1965』
58 59 60 61 62 土
第14週『1965-1976』
63 64 65 66 67 土
第15週『1976-1983』
68 69 70 71 72 土
第16週『1983』
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第17週『1983-1984』
78 79 80 81 82 土
第18週『1984-1992』
83 84 85 86 87 土
第19週『1992-1993』
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