逃亡医F (第8話・2022/3/5) 感想

日本テレビ系・土10ドラマ『逃亡医F』
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第8話『恋人は生きていた… 黒幕に反撃開始!! 裏切者の妻子を救えるか!? 』の感想。
なお、原作となった漫画・作・伊月慶悟/作画・佐藤マコト『逃亡医F』は、未読〔全3巻〕を既読。
反撃編スタート!都波(酒向芳)を殺したことで佐々木(安田顕)に手を引きたいと願い出る長谷川(桐山照史)だが、難病を抱える妊娠中の妻・浩子(大後寿々花)を盾に迫る佐々木に逆らえない。一方都波の最期の言葉を頼りに研究データを手に入れた藤木(成田凌)達は、佐々木の尻尾を掴むため長谷川の家を訪ねる。データを狙う長谷川は藤木と揉み合いになるが、その最中浩子が倒れた!藤木は裏切り者の妻とお腹の子を救うのか!?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画・作・伊月慶悟/作画・佐藤マコト『逃亡医F』
脚本:福原充則(過去作/視覚探偵 日暮旅人、あな番)
演出:佐藤東弥(過去作/校閲ガール、ハケンの品格、わたどう) 第1,2,3,6,7話
大谷太郎(過去作/ごくせん、ヤスコとケンジ、35歳の少女) 第4,5話
本多繁勝(過去作/これは経費で落ちません!、悲熊1,2、美食探偵 明智五郎) 第8話
音楽:今堀恒雄(過去作/映画「脳男」)
主題歌:奥田民生「太陽が見ている」
ある意味で、ドラマとして研ぎ澄まされた…
相変わらず、無茶苦茶な展開だが。とにかく、「反撃編」と銘打っているだけあって、前回までより格段に “まとまって” いる感じがあるため、それなりの面白さが出て来たのは間違いない。それに、その無茶苦茶な展開こそが “今作らしさ” だから、ある意味で、ドラマとして研ぎ澄まされたと言っても過言ではない。
やれることは全部やると言うスタッフのド根性すら感じる…
もはや、背に腹は代えられないのか、大胆不敵なのか分からないが、『家政夫のミタゾノ』や『ドクターX ~外科医・大門未知子~』 の雰囲気まで踏襲して、やれることは全部やると言うスタッフのド根性すら感じ取れる…
全体の中での "主人公の位置づけ" が不明瞭なのが残念…
ただ、「反撃戦」と銘打った割に、確かに主人公たちが “反撃” しているのは分かるが、全体の構図に於いて、彼らの位置づけが今一つ分かり難いのが、ちょっと気になってしまった。
なぜなら、主人公の逃亡の動機は “データを探すこと” ではなく、同僚である八神妙子を突き落とし殺害しようとした容疑で指名手配され、“真相を突き止めるため” に名を変えて逃亡しているのだから、真面目に言ってしまえば、逃亡の目的を変えてしまうと、逃亡している意味が無くなってしまうのでは?
まあ、脚本家は、結果的に佐々木フェロー(安田顕)を見つけ出すことと同義だとしても、もう少し全体像と現在の主人公の位置づけを明確にした方が、更に面白くなったと思う…
あとがき
目くじらを立てて、否定するつもりは無いし、気楽にツッコミながら見るドラマだと割り切ってはいますが。でも、折角、“連ドラ” としての面白味が出て来たのですから、もう少し違う展開があっても良かったかなと。結局、行動する意図が不明瞭なまま、いつも通り懐メロで手術ですから(困)
とは言え、それが、今作がず~っと “拘って来た部分” ですから、それを含めて楽しまなきゃいけないのかな。それと、「反撃編」から、さり気なく “今作は初担当の演出家” に交代させたのは、良いタイミングでしたね。
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