ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○ (第8話・2022/2/24) 感想

フジテレビ系・木曜劇場『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第8話『親ガチャの果て』の感想。
根津(溝端淳平)が元恋人の舞衣(小林涼子)から、有名社長の城島(森岡豊)の不倫疑惑写真を入手。ところが城島は、突撃した凛々子(黒木華)の質問を待たず「息子のことなら私は関係ない」と言い放つ。城島のSNSから息子の恭平(新原泰佑)が城島の母校の大学に合格したことが分かり、裏口入学の疑いが浮上した。しかも同大学の学長は根津の父親・道真(飯田基祐)で…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:関えり香(過去作/後妻業、結婚相手は抽選で、ストロベリーナイト・サーガ) 第1,5話
橋本夏(過去作/守護霊の田中さん[ラジオドラマ]、テレビドラマ初脚本) 第2,4,6,8話
青塚美穂(過去作/ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子、じゃない方の彼女) 第3,7話
演出:石川淳一(過去作/リーガル・ハイ、海月姫、絶対零度4、レンアイ漫画家) 第1,2,6話
木村真人(過去作/絶対零度4、知ってるワイフ、推しの王子様) 第3,4,7話
木下高男(過去作/警視庁いきもの係、、M 愛すべき人がいて彼女はキレイった) 第5話
淵上正人(過去作/HOPE~期待ゼロの新入社員~、妄想彼女、レンアイ漫画家) 第8話
音楽:得田真裕(過去作/監察医 朝顔シリーズ、家売るオンナシリーズ、アンナチュラル、インハンド、恋です!ヤンキー君と白杖ガール)
主題歌:キタニタツヤ「冷たい渦」「プラネテス」
使い古されたネタを、上手く今作らしく仕立て直した!
「親ガチャ」と言う “イマドキ” なキーワードを強調してはいるものの、描いていることは、「親子の…」とか「裏口入学の…」と言った、使い古された、以前からあるネタ。そう、ネタとしては、全く “イマドキ” らしさはない。ただ、“イマドキ” 風に仕立てただけ。
ただ、そこに目をつぶれば、レギュラーの登場人物を使って、それなりに話を広げて、あれこれ重ねて、作り込まれているのは間違いない。「PV」や「ネットニュース」や「SNS」などを盛り込んで、何とか、今作らしさも保持した感じ…
雰囲気を壊す"恋愛要素"は、蛇足でしか無いような…
まあ、贅沢を言わせて貰うなら。「新聞でも扱えるネタ」なのだから、もう少しネット上の偏見コメントとか、強く偏った正義感によるネット炎上とか、如何にも “ネット社会の闇” 的なものを盛り込んだら良かったと思う。
そう言う盛り込むべき要素を盛り込まずに、恋愛要素を無理矢理押し込むのは、どうかと思う。完全に、折角作り込んだ雰囲気をぶち壊している。その上、今作を見ている視聴者の、どれだけが今作に恋愛要素を期待しているのか? と思う。最近の「取り敢えず、恋愛要素を入れとけ!」みたいな風潮を今作に適応するのは “蛇足” でしかないと思う。
あとがき
今作って、最近の『木曜劇場』とは一線を画していますし、朝ドラ女優を主人公にした連ドラの割りに、「明るく楽しい恋バナ」指向では無いドラマを作っているのに、なぜ、やろうとしている指向にそぐわない “恋愛要素” を? 普通に、出来事を淡々と描くことこそが、今作らしさであり、主人公のキャラクターと似合うドラマだと思うのですが…
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16590/
【これまでの感想】
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