連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全112回〕 (第79回・2022/2/22) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第79回〔全112回〕/第17週『1983-1984』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
条映映画村で働き始めたひなた(川栄李奈)は、美咲すみれ(安達祐実)の世話をしたり、撮影の見学をしようと群がるお客さんの対応をしたりと大忙し。大部屋俳優の五十嵐(本郷奏多)は扮装バイトをしながら虚無蔵(松重豊)に稽古をつけてもらいながら腕を磨いています。そんな時、テレビ時代劇で活躍する桃山剣之介(尾上菊之助)が条映映画村のCMに出演する話が持ち上がり…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作・原案・脚本:藤本有紀(過去作/ちりとてちん)
演出:安達もじり(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく、おちょやん) 第1,2,4,7.8,9,13,17週
橋爪紳一朗(過去作/てっぱん、花子とアン、半分、青い。、エール) 第3,5,7,15,16週
泉並敬眞(過去作/まんぷく、スカーレット、六畳間のピアノマン) 第11週
深川貴志(過去作/花燃ゆ、とと姉ちゃん、半分、青い。、麒麟がくる)
松岡一史(過去作/まんぷく、心の傷を癒すということ) 第10,12週
二見大輔(過去作/半分、青い。、なつぞら、伝説のお母さん) 第6,14週
音楽:金子隆博(過去作/Q10、三毛猫ホームズの推理 、あいの結婚相談所)
演奏:BIG HORNS BEE(過去作/米米CLUBのホーンセッション)
主題歌:『アルデバラン』(作詞・作曲:森山直太朗、編曲:斎藤ネコ、歌:AI)
語り:城田優
制作統括:堀之内礼二郎(過去作/花燃ゆ、べっぴんさん、まんぷく)
櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
※敬称略
真夏のプール帰りに熱々の回転焼き? カキ氷は売らないの?
1983年の頃の真夏の暑さが、ここ最近の異常な酷暑とは違うことは、肌で感じて知っているが。流石に、夏休みの終盤でプール帰りの小学生が回転焼き屋で、焼き立てアッツ熱の回転焼きを食べるだろうか?
いや、食べるのを否定すると言うよりも、架空とは言えドラマなら、子育てをして来た “老舗和菓子屋の孫” の血を継いで回転焼き屋をやっている母るい(深津絵里)なら、カキ氷くらいは売っていても不思議でないし、カキ氷係を錠一郎(オダギリジョー)にさせれば、かなり違和感が払拭されると思うのだが…
主題歌明け、唐突に1984年の4月へタイムスリップ!
さて、主題歌明け。劇中で唐突に、朝ドラ『ロマンス』の第1回が始まった。史実通りなら放送開始が1984年(昭和59年)4月2日だから… なんて思っていたら、その通りに主題歌中に年が明けて、1984年の4月、ひなた(川栄李奈)が条映映画村で働き始めることになっていた。まあ、別に文句は無いのだが。
映画村の入り口に立つ"ひなたの足元のカット編集"に注目!
アバンタイトルの「大月屋」がある商店街のスタジオセットの照明は、見るからに “真夏の日差し” に演出されていた。しかし、主題歌明けの屋外ロケの日差しは、如何にも真冬って感じ。まあ、大人の事情と言うか、映画村の入り口のシーンは全部まとめて撮影しているようで、アルバイトを始める前も真冬の長い影が印象的だった。
ただ、ここに演出担当の安達もじり氏の編集の工夫がある。それは、ひなたに当たっている “日差し” は自然光で誤魔化せないから、足元が映るようなカットを使わなかった。従って “絶妙に影が見えない” から、私のようなヘソ曲がり以外の人は気にならないはず。その後の撮影所内のシーンもこの編集は巧いと思う。
濱田岳さんは今後も「謎の振付師」のままでお願いしたい…
あとは、これと言った感想は無い。まあ、敢えて言うなら、濱田岳さんが久し振りに登場したが、クレジットにあった通り、今後も「謎の振付師」のまま存在し、退場して欲しいと願っただけ。
大人の事情は分からなくもないが。劇中は「1984年」だから、安子58~59歳、るい39~40歳、ひなた18~19歳。で、安子の兄・算太は安子より “年上” なわけで。その兄・算太と、ほぼ同い年である岡山の朝丘町商店街の荒物屋「あかにし」の清子を松原智恵子さんが演じているわけ。
やはり、77歳が60歳代を演じるのと、33歳が60歳代を演じるのでは違うわけで。まあ、それを言い出すと、深津絵里さんが演じた10歳代もだが。まあ、岡山時代にも大阪時代にも触れないし、世話になった “ご縁” も描いていないから、スルーしておくが。もう少し、配役に配慮が欲しかったなぁと。
あとがき
結局、映画村でのアルバイトは、伴虚無蔵(松重豊)の個人的な気遣いでのバイトってことなんですかね。それに、ひなたは散々、将来や進路に悩んでいると描かれて来たのに、あっさりと経緯も分からずに映画村に就職しちゃいました。ホント、ツギハギだらけで、困ったものです。
ただ、間違いないのは、ひなたの時代劇映画への道が、漸く進み始めたってこと。なぜ、ラジオ英語講座やジャズが話題になっていた朝ドラで、時代劇映画の方向に進むのか理解に苦しみますが、話が動き出しただけ、マシってことで、今回は無かったこととしてスルーして、明日に臨みます!
明るくなぁれ、楽しくなぁれ…(Be cheerful, be joyful...)
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/16582/
【これまでの感想】
第1週『1925-1939』
1 2 3 4 5 土
第2週『1939~1941』
6 7 8 9 10 土
第3週『1942-1943』
11 12 13 14 15 土
第4週『1943~1945』
16 17 18 19 20 土
第5週『1946~1948』
21 22 23 24 25 土
第6週『1948』
26 27 28 29 30 土
第7週『1948-1651』
31 32 33 34 35 土
第8週『1951-1962』
36 37 38 39 40 土
第9週『1962』
41 42
妄想第1回『るいのための貯金』
妄想第2回『算太が町にやって来た』
第10週『1962』
43 44 45 46 47 土
第11週『1962-1963』
48 49 50 51 52 土
第12週『1963-1964』
53 54 55 56 57 土
第13週『1964-1965』
58 59 60 61 62 土
第14週『1965-1976』
63 64 65 66 67 土
第15週『1976-1983』
68 69 70 71 72 土
第16週『1983』
73 74 75 76 77 土
第17週『1983-1984』
78
- 関連記事
-
- 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全112回〕 (第80回・2022/2/23) 感想 (2022/02/23)
- ファイトソング (第7話・2022/2/22) 感想 (2022/02/23)
- 連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」〔全112回〕 (第79回・2022/2/22) 感想 (2022/02/22)
- よるドラ「恋せぬふたり」〔全8回〕 (第5話・2022/2/21) 感想 (2022/02/22)
- ミステリと言う勿れ (第7話・2022/2/21) 感想 (2022/02/22)